Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

ベイビーケーキ・ドーナツ。

2011-05-31 08:45:07 | お試し商品
本日は久しぶりにグルテンフリー研究。
つまり、グルテンを含まない材料だけで料理を作ること。
基本的に小麦粉を使わない料理であることが多く、豆の粉を使って代用したりして本来の料理に近いものを作ります。

今回はさらに卵や乳製品を使わないビーガン仕様になっている最先端ヘルシー系(と言われる)の焼きドーナツを作ってみました。

このドーナツは"Baby cake"というロサンゼルスにあるビーガン仕様専門のベーカリーが出している新作本のお試しレシピに載っていたので、一度試してみることに。

この種のドーナツはまず日本では市販されていませんので、作らなければどんな味、食感なのかはわからず、作る価値は大。

<材料>(6個分)
植物油   大さじ2
砂糖    大さじ2
上新粉   60g
ひよこ豆粉 50g
片栗粉   大さじ4
くず粉   大さじ2
ベーキングパウダー 小さじ2/3
キサンタン・ガム  小さじ1/4
塩         小さじ1/4
重曹        小さじ1/8
野菜ジュース    大さじ3
温水        60cc


ボウルに砂糖、上新粉、ひよこ豆粉、片栗粉、くず粉、ベーキングパウダー、キサンタンガム、塩、重曹を加えて混ぜ合わせます。

グルテンフリーなので、小麦粉は使わず、米粉が基本でキサンタンガムで粘りを出してグルテンの代わりにしています。
前回渡米したときに、キサンタンガムやエッグレプリサーなどを購入してきたので、グルテンフリー系のレシピを試すことが出来るようになりました。
まだ日本ではなかなかキサンタンガムを手軽に手に入れにくいので、完全グルテンフリー食を作る環境は厳しいですね。ローフードの次くらいに流行ってくるかもしれませんので、基本的な作り方や構成理論を知っておくと便利かも。

別ボウルに植物油と野菜ジュースと温水を加え混ぜ合わせておきます。
水でも代用できますが、湯の方がくず粉や片栗粉が溶けやすくもちもちした食感になりやすいのかも。
"Baby Cake”では、アップルソースを使っていましたが、手元にあった野菜ジュースで代用。
すりおろしリンゴを使ってもいいですね。

粉類に野菜ジュース液を加えて粉気がなくなるまで混ぜ合わせて生地完成。
ドーナツ生地は通常のものよりかなり簡単に作れました。

ドーナツ天板に油を塗って、大さじ1杯強ずつ型に入れて均一に広げます。

180度に予熱したオーブンに入れて15分ほど焼きました。

焼き色はつきにくく、ふっくらと膨れるものの、通常のベークドーナツよりは膨張率は悪い。
見た目で判断すると焼きすぎになるので注意が必要です。

オーブンから出して荒熱をとり、型から取り出して網の上で完全に冷ましてからトッピング。
いつもは練乳アイシングをしていましたが、今回はもらいもののデコペンを使ってみました。
適当な模様付けですが、なぜかアメリカンチック。素人的なデコレーションがアメリカでは普通。素朴さがウリということなのでしょうか。。。

肝心の味の方は、もっちりとしてやわらかい。焼き立てよりも冷めてからの方が食感も味も向上します。
パサツキはないので、焼ドーナツとしてはなかなかおいしい。ただ米粉と豆粉の独特な食感があるので、少し好みが分かれるかも。焼きたては特に豆粉の風味が出るので、冷めてからの方がクセがなく断然たべやすくなります。冷めても固くならないのがいいですね。

腸を休める上で、週に1日くらいはビーガン食やグルテンフリー食をたべるといいかも。
アレルギー除去食としてだけでなく、休肝日ならぬ休腸日用の食事として、グルテンフリー食を作りたいですね。

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ギネス・アイリッシュブレッド。

2011-05-30 08:33:51 | 料理
本日もビール料理研究。
晩酌以外でのビール使用法検討中で、今回は"アイリッシュブレッド"を作ってみました。

アイリッシュブレッドは"ギネスケーキ"として有名なクイックブレッドで、アイルランド特産のギネスビールを使います。
以前にも何回か作ったことがあるのですが、なかなか納得いくものができないものでした。

今回は、新発掘したサイト"Baking Obsession"のレシピを参考にして、ギネスビールを使った全粒粉のパワーブレッドを作ってみました。

ギネスケーキはセント・パトリック・デー用に紹介されていたレシピで、通常は黒ビールのほかに小麦粉や卵、モラセスなどを使った水分量の多い軽いソーダブレッドみたいなものですが、今回のレシピは粉は全粒粉、ブランやオートミールなどを使って食物繊維たっぷりの重い粉を使った重厚材料を使っています。でも卵もモラセスも不要で、通常のものよりも日本では作りやすい材料です。

<材料>(ミニパウンド型1台分)
全粒粉     70g
オールブラン  30g
オートミール  40g
砂糖      大さじ3
重曹      小さじ1/3
塩       小さじ1/4
バター     25g
ビール     80cc
ヨーグルト   70cc


フードプロセッサーに全粒粉、ブラン、オートミール、砂糖、重曹、塩を加えて軽く混ぜ合わせます。

角切りにした冷たいバターを粉の上に散らして加え、フードプロセッサーでバターの粒が粉に混ざって判らなくなるくらいまできり混ぜます。
スコーンを作る要領でバターを粉にちらしてしまう手法で、ケーキにはあまり使わない方法で、ちょっと変わった作り方ですね。

ボウルに粉混合物を移しておきます。

容器にビールとヨーグルトを混ぜ合わせておきます。

粉混合物にビール液を加え、ゴムベラで全体を混ぜ合わせます。
生地は粥状でどろどろ状態ですが、通常のギネスケーキよりかなりしっかりした生地。
通常はもっと水っぽいくらいです。

パウンド型にオーブンペーパーを敷きこみ、生地を流しいれます。
今回は耐熱ガラスの器にしました。水分量が多い生地なので、セルクル系は不向きで、一体型成形の水漏れしない型がおすすめです。

180度に予熱したオーブンにいれて10分間焼き、160度に温度を下げてさらに10分焼いて完成。

表面はふっくらとボリュームが出て、パウンドケーキ的な見栄えなのですが、やはり水分が多い生地なので、焼時間は長めにします。表面は焼けているようでも、中まで焼けにくいので、焼き上がり後もオーブン内で型に入れたまま荒熱をとり、オーブンも型も冷めてから、取り出して、完全に冷まします。
通常よりもかなり簡単に作れるのも嬉しいところです。

少々暖かい状態でも味は良いのですが、生地が柔らかいので、切り分けにくく、崩れやすいので注意です。
冷めてくるとしっかりしてくるので、切り分けやすくなりますが。。。

味の方は、前回のチーズブレッドよりビールのほろ苦さが残るまさしくビールケーキなのですが、ブランやオートミールの重厚な粉の旨みもしっかり味わえるおいしいブレッドですね。
色砂糖を使っていないのですが、黒糖ムシパンのようなビール色が出ていて、見た目も"ビール"を主張しているのが特徴。

重い粉に重曹だけでふくらませた割りには以外に軽い口当たりで、ほろっとしたクラムが特徴的。
ねっちりしていないので、食感はかなり上々。
ブラン系のクイックブレッドはパサツキも問題になりがちですが、水分量が多いためか、卵を加えていなくてもしっとりしていて、びっくりです。
今まで作ったギネスケーキ系では一番味はよいと思います。

大人の朝食用に男性陣にもウケそうなクイックブレッドですね。

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チーズ・ビールブレッド。

2011-05-28 08:45:56 | 料理
本日の朝食実習は、ビールブレッド。
名前の通り、ビールが入ったクイックブレッドです。
ビールを使ったものは、ギネスケーキなどが有名で、なぜか春はビールを使ったお菓子やクイックブレッドのレシピをアメリカンサイトではよくみかけます。

我が家では、晩酌は基本的にしないので、もらったビールの使い道に困るところ。
ワインやお酒を使った料理は多いのですが、ビールを使う料理は意外に少ないので、開拓すべきテーマ材料の一つ。
炭酸飲料として捕らえれば、膨張材の起爆剤として酢やヨーグルトの代わりに使えることは納得ですが、風味がどう影響するのか興味のあるところです。

昨晩のビール煮込みで使った残りのビールで作ってみることに。
今回は、チーズを使ったセイボリー系で"cooking bread.com"のレシピから。。。

<材料>(パウンド型中1台分)
強力粉            70g
薄力粉            70g
塩              ひとつまみ
ベーキングパウダー      小さじ1
イタリアンハーブ(お好みのもの) 小さじ2/3
マスタード          小さじ1
ヨーグルト          大さじ4
ビール            80cc
トマトジュース        大さじ1
ウスターソース        小さじ1
卵              1/2個
ピザ用チーズ         30g
6Pチーズ           2個
カッテージチーズ       大さじ2


ボウルに強力粉、薄力粉、ベーキングパウダー、塩、ハーブを加え、混ぜ合わせます。
ハーブはバジルやセージなどお好みのもので構いません。

器にピザ用チーズとカッテージチーズ、手で細かくちぎった6Pチーズを混ぜ合わせます。

大さじ2杯分のチーズ混合物を取り置いて、残りを小麦粉混合物に加えて混ぜ合わせます。
元レシピではパルメザンとチェダー、グリュイエールチーズを加えていましたが、今回は、手元にあるチーズを3種組み合わせて使いました。

別ボウルにビール、卵、マスタード、ヨーグルト、トマトジュース、ウスターソースを加えて混ぜ合わせます。
液系の材料はかなり不思議な組み合わせ。全て少量なのですが、焼きあがったときの風味が想像できないですね。
元レシピでは、サワークリームを使っていましたが、今回はヨーグルトで代用です。

粉材料に液系材料を加えて、ゴムベラで全体を粉気がなくなるまで混ぜ合わせて生地完成。
油分もチーズから補うためか加えずにすみ、生地は混ぜるだけであっという間にできました。

パウンド型にオーブンペーパーを敷きこんで、生地を流し込み、全体に均一に広げます。

残しておいたチーズを生地表面に振り掛けます。

170度に予熱したオーブンにいれて20分間焼き、竹串をさしてみて何もついてこなければO.K.。

網の上で型ごと荒熱をとり、冷めたら型から出して、切り分けます。

ずいぶん前にチーズクイックブレッドを作ったのですが、同じような外観。
前回のもとてもおいしかったのですが、今回もかなり優秀。
焼くとかなり膨れ上がり、ボリューム満点。
切り分けるとふんわりとして、チーズの風味が強く、チーズ好きにはたまらない1品ですね。
ビールを使ったためか、クイックブレッドにしては、かなり柔らかいクラムになっていました。

味の方が非常においしい。チーズの風味が満点で、ほとんどパンに近い食感。トマトジュースやウスターソースなどちょっと変わった材料を加えていましたが、それ単体の味を感じることはないのですが、チーズだけのクイックブレッドより、コクがあり、味がまろやかで味が深い感じがしますね。
ビールの苦味もほとんど出ていないので良かったです。

混ぜるだけで簡単に作れるので、チーズブレッドが食べたいときはこの方法が一番かも。
ちょっとビールが余ったときにはこういう利用法もいいですね。

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フラット・ブレッド。

2011-05-25 08:27:47 | 料理
本日の朝食実習は、フラットブレッド。
"フラットブレッド"とは、平パンのことで、日本では"ナン"がもっともなじみのある平パンではないでしょうか?

日本にもパンレシピはたくさんありますが、あまり"フラットブレッド"系のパンは見かけませんね。
フランスパンの方が日本でウケるためかもしれませんが、アメリカではフラットブレッドは意外に人気のあるパンのようで、フランスパンよりも断然よくレシピを見かけます。

フラットブレッドは中近東のパンで、ピタパンやナン、ロティなど色々な種類があります。
以前にも御用達書や"101"のフラットブレッドを作ったことがありますが、今回は"Bite"のレシピを試してみることに。

<材料>(3枚分)
ドライイースト    小さじ1/2
温水         80cc
強力粉        30g
薄力粉        70g
塩          小さじ1/3
砂糖         小さじ2/3

今回のフラットブレッドは、フードプロセッサーで作るのが大きな特徴。

フードプロセッサーに強力粉、薄力粉、ドライイースト、塩、砂糖を加え、軽く混ぜ合わせます。

40度くらいのぬるま湯を徐々に粉類に加え、フードプロセッサーを小刻みに回転させながら水分を粉全体に行き渡らせます。
全て加え終わって、生地がまとまってきたら、連続回転で30秒ほど混ぜます。

生地に粘りがでて、まとまったら、油を塗ったボウルに移して蓋をして、2倍になるまで暖かい場所で1時間程度発酵させます。
手捏ねを一切しないので、手が汚れることなく、あっという間に捏ね作業まで出来て非常に簡単。

2倍に膨らんだ生地を3等分し、手に油をつけて、一つずつの生地を丸めます。

さらに上下に引っ張って、ナンのようなゆるい三角形に成形します。
このフラットブレッドは、ナンに近く、成形がルーズで、麺棒を使わなくても手で成形できるのでお手軽です。好みで丸にしてもO.K.、形も厚みも自由なので成形も簡単。

天板にオーブンペーパーを敷き、その上に成形した生地を置き、220℃に予熱したオーブンに入れて7分間焼きました。
出来るだけ高い温度で焼くのが、このパンの特徴の一つ。
"Bite"ではグリルで焼いていましたが、今回はオーブン焼にしました。直火で焼いてもよいくらいなので、オーブンの一番高い温度に設定して焼くといいですね。

こんがりとキツネ色に表面が焦げ、ふっくらと膨らんで、見た目はナンっぽくなりました。

表面はカリッとして、中はふんわり、味はプレーンなので、ご飯的な要素のパンですね。

今日は、カレースープを付け合せて、インド風な朝食になりました。

御用達書のフラットブレッドもおいしかったですが、フードプロセッサーで作れるこのレシピもなかなか良くできていますね。今回の方が作りやすいと思います。

フラットブレッドも色々なレシピがあるので、随時試してみたいと思います。

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スニッカーズ・ブラウニー。

2011-05-24 06:55:29 | 料理
アメリカンスナックの中には、ある特定のお菓子を材料にして作ったレシピが以外に多いことに気がつきます。
そのひとつが"Snickers"。
日本でも昔からよく知られているお菓子で、アメリカンジャンルから言えば"バー"に当たります。

そのまま食べるとちょっと甘く、くどいスニッカーズなのですが、お菓子材料として使うとこの独特の甘さと食感が活かせるのかも。
今回は、"Baking Addiction"のレシピから。

<材料>(4個)
チョコレートチップ(ビター)   50g
植物油            大さじ2
砂糖             大さじ2
卵              1個
塩              ひとつまみ
強力粉            25g
薄力粉            25g
スニッカーズ         1本


スニッカーズは、荒みじん切りにしておきます。

ボウルにチョコレートと植物油を加え、電子レンジにかけてチョコレートを溶かします。
今回は、ビターのチョコチップを使いましたが、好みの板チョコでもできると思います。

"Addict"では、バターを使っていましたが、植物油で代用。

解けたチョコ液を混ぜ合わせて、クリーム状にし、砂糖を加えて、さらに混ぜ合わせます。

卵を加え、よく混ぜ合わせます。

さらに、塩、薄力粉、強力粉を加え、全体に粉気がなくなるまでゴムべらで混ぜ合わせます。
生地はかなり固めで混ぜにくいのですが、粉気がかなり残るようであれば、牛乳を大さじ1ほど加えて、硬さを調整して、混ぜやすくしてもかまいません。

角型のセルクルにオーブン紙をしきこみます。パウンド型を使ってもO.K.。

生地の半量を型に入れて型底に広げます。

その上にスニッカーズを散らし、残りの生地をかぶせるように広げます。

170度に予熱したオーブンに入れて、15分間焼きました。

スニッカーズが溶けて、ぶくぶくと泡が出てきたところで焼き上がり。
しっかり固まるまで焼くと焼きすぎです。

焼きたては柔らかいので、崩れやすいので取り扱いは注意がいりますが、網の上で型ごと荒熱をとり、少し固まったら型から取り出して完全冷ましてから切り分けて完成。

油や砂糖をかなり減らして作りましたので、あっさりめのブラウニーとなりましたが、くどい甘さのはならず、なかなかおいしい。

バターを使うともう少し風味がでると思いますが、植物油を使うと、チョコ風味が際立つと思います。
スニッカーズの部分がキャラメル化して、カリカリと甘く、ナッツも入っていて、具材として使うのはよいアイデアかも。

混ぜるだけで簡単に作れ、食べごたえもあるので、朝食や軽食などいろいろな使い道がありそう。
スナックを使ってスナックをつくる面白いアメリカン・スイーツでした。

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ビニャ マイポ。

2011-05-23 06:22:26 | お試し商品
今週の課題は"ワイン"。

モラタメさんからサントリーワインインターナショナル株式会社の"ビニャ マイポ"というチリワインを頂きました。
今回は、赤ワインと白ワインのセットで、フルボトルと豪華版。

我が家は大人二人だけの家庭なので、お酒関係のモニターは比較的よく当たります。
おかげでいろいろなワインを意外と飲む比べできているかも。

今回のワインは、ちょっと変わった名前のワインなのですが、"ビニャ"とは、スペイン語で「ぶどう畑」という意味で、"マイポ"というのは地名らしい。
チリの先住民マプチェ族の言葉で「耕された大地」という意味もあるらしく、そんな"マイポ ヴァレー"作られたワインとのこと。「フランスといえば、ボルドー。チリといえば、マイポ」というくらいチリの有名な場所のワインだとか。。。

最近、チリワインも飲むことが増えてきたのですが、手ごろな値段で売られている割に、味がよく、庶民にはうれしいワインですね。
このワインも飲み心地はさっぱりとしていて、思ったより軽いのみ心地。
これからの季節には重厚さよりも、軽さやフルーティーさがほしくなるので、ちょうどよいかも。

ワインを飲みなれない方も、このワインなら渋みも少なく、甘すぎるワインでもなく、中道的な味を気軽に楽しめるのではないでしょうか。

モラタメさん、サントリーさん、ありがとう。



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チョコレート・レベル・バー。

2011-05-19 04:34:03 | 料理
本日はスナック実習。
アメリカではスナックはお菓子というより、軽食という位置づけのものも多く、日本のスナックとはちょっと違う感覚かもしれません。
私的感覚だと、日本のスナックは"袋菓子"的で、家庭で作るというものではない印象。

アメリカンスナックは、かなり広範囲で色々なものがあり、日本で知られているものは極僅かな感じです。レシピをみても初めて目にする名前のレシピが多く、なかなか研究課題としては面白いジャンルの一つ。
スナックの中で最もなじみのある"スクエア"や"バー"のジャンルは、まだ日本でも知られているものが多い分野ですが、菓子レシピとしてはあまり大きな位置づけにはなっていないように思います。

アメリカでは色々なバーやスクエアのレシピがあり、お茶菓子としてはもちろんのこと、朝食や間食、ピクニック用の軽食、パーティのおつまみとしてなど用途が豊富で作ってみると意外な味で便利なことも多いですね。

今回は"Bite"のレシピの"チョコレート・レベル・バーを作ってみることに。
"レベル・バー"とはオートミールクッキー生地とファッジ調のチョコレートフィリングの2層構造のバー。オートーミールクッキー生地は通常のオートミールクッキーとよく似ているらしい。チョコレートクリームはリッチで少し"Chwey"なところが特徴だとか。

<材料>(4個)
バター    50g
甜菜糖    大さじ4
卵      1個
強力粉    50g
薄力粉    50g
オートミール 100g
重曹     小さじ1/2
塩      小さじ1/4
練乳     大さじ3
チョコレートチップ 大さじ6


ボウルに強力粉、薄力粉、オートミール、重曹、塩を加え、混ぜ合わせておきます。

別ボウルに室温で柔らかくしたバターとてんさい糖を加え、クリーム状にふんわりするまで泡立てます。
今回、砂糖は甜菜糖を使いましたが、通常の砂糖でもO.K.。"Bite"ではブラウンシュガーを使っていましたが、がっつりしたチョコフィリングのお菓子なので、生地に甘さはほとんど不要と思われるため、甘さの弱い甜菜糖にしました。

軽く解きほぐした卵をバタークリームに加え、さらに混ぜ合わせます。

粉混合物に卵クリームを加えて全体をゴムベラで混ぜ合わせて、クッキー生地完成。

器にチョコチップと練乳を加えて、電子レンジで少し加熱してチョコを溶かし、混ぜ合わせてクリーム状にします。
練乳を加えることで、チョコレートクリームに柔らかさを出し、扱いやすくする効果を狙っているらしい。
チョコチップはビターかセミスイートがお勧めです。

型にオーブンペーパーを敷きこみ、生地の2/3量を入れて、型底に押し広げます。
ちょっと生地が固いので、ヘラで押し込むようにして均一に広げます。
型はセルクルでも浅いパイ皿でもO.K.。
今回は底面積が狭いものを選んだので、パウンド型を使いましたが、高さはあまり必要ありません。

生地の上にチョコレート液を流し込んで、ヘラで均等に延ばします。
チョコ液が冷えると固まって延ばしにくくなるので、作業しにくいようであれば、レンジで再加熱して柔らかくします。

残りのクッキー生地チョコレートの上に適当に散らします。

160度に予熱したオーブンに入れて10分間焼きました。
うっすら表面に焼き色がついている程度。

焼きたてはチョコは溶けてべたついた状態で、クッキー生地も柔らかいので、型ごと冷ましてから、取り出して切り分けます。

味の方は、かなりおいしい。
バーやスクエアは生地が固かったり、ぼろぼろ崩れやすかったりと、なかなかおいしいものが出来なかったのですが、このレベルバーはおいしいですね。
オートミールの固さもほどよく、ばらつきも少ないので、食べやすく、甘さもちょうど良い。
ちょっと疲れて甘いものが食べたいときには、元気が出て食べ応えもあるパワーフード的。

作り方も簡単で材料も少ないので、急場のお茶菓子としてもいいかも。
子供にもウケそうな味なので、おやつとしてもいいですね。


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ズッキーニ・ケーク。

2011-05-18 07:26:24 | 料理
本日の朝食実習は、久しぶりにセイボリー系を作ってみました。
ズッキーニは日本でも随分なじみが出てきた野菜で、たいていのスーパーで売られるようになってきました。
でも、食べ方の方はあまり知られていないようで、レシピの種類が限られているためかあまり購入している人は見ないですね。
ズッキーニ自体が味が淡白で、それだけではちょっと物足りない味なので、トマトのようには食べられないからかもしれませんね。

アメリカではズッキーニはよく食べられている野菜だけあって、レシピも豊富。
甘いケーキからサイドデッシュまで色々な料理に使われています。

中でもズッキーニ・ケークは意外と定番な料理。
日本で言う"お好み焼き"に近いもので、ケーキとはちがうのですが、朝食用のグリドル料理の定番です。

今回は、"Whole Foods Market"のレシピから作ってみることに。

<材料>(中6枚分)
卵          1個
ヨーグルト      大さじ2
全粒粉        大さじ2
ベーキングパウダー  小さじ1/2
塩          小さじ1/4
コショウ       少々
ズッキーニ      (大)1/2本
玉ねぎ        (中)1/4個


ボウルに卵、ヨーグルト、全粒粉、ベーキングパウダー、塩、コショウを加えて混ぜ合わせます。
"Whole Food"では、バターミルクを使っていますが、ヨーグルトで代用。牛乳でもよいとのこと。

玉ねぎは荒みじん切りに切ります。

ズッキーニは、皮ごと突きおろし器ですりおろします。

ズッキーニと玉ねぎを別ボウルに入れ、先に混ぜ合わせた生地を加え、野菜に絡めるように全体を混ぜ合わせます。
ズッキーニは非常に水気の多い食材なので、たいていは塩で水出しをするのですが、今回はそのまま生地に混ぜ込みました。
水っぽくならないかちょっと不安。。。

フライパンに油を少々ひいて、中火にかけ、1/4カップ用計量カップですくって生地をフライパンに落とし焼きにします。。
数分経って片面に焼き色がついて、ふっくらとしてきたら、ひっくり返して同様に両面を焼きます。

お皿に盛り付けて、お好みでケチャップやクリームチーズなどを載せて完成。

ふんわりと柔らかく"明石焼"的な食感。
粉が少なめなので、お好み焼きほどしっかりとした食感にはならず、優しい味ですね。
冷めても固くならないので、お弁当やサンドイッチの具としてもいいですね。
ズッキーニはクセがなく、ボリュームと質感を出してくれるので、卵1個で二人分は作れます。
コーンやチーズを入れてもおいしいかも。

これからズッキーニの季節になるので、もっと色々なレシピを開拓していこうと思います。

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リメイク・スチームブレッド。

2011-05-17 05:12:34 | 料理
今週の課題は、チーズ。
久しぶりにCookpadさんの明治スマートチーズを使ったレシピモニターです。
テーマは、朝ごはんレシピ。

スマートチーズは、濃厚でうまみのある一口サイズのチーズで1箱12枚入り。
一切れずつ個別包装なので食べきりサイズですが、12枚入っているので1箱単位としてはちょこっと食べ残しが出そうな枚数でもあります。

そこで今回は、最近大流行のエコ要素も取り入れて、半端な残り物材料を使って、30分程度で簡単に作れる蒸しパンを作ってみることに。

まずは蒸しパンの生地つくりから。

ボウルに薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖を加え混ぜ合わせます。

さらにヨーグルトを加え、ゴムべら混ぜ合わせます。
今回は、水分としてヨーグルトを使用。
通常よく使われる蒸しパン材料の油と卵を使わずに作ります。
混ぜすぎると、生地が重くなるので、粉気がなくなるまで混ぜるのがポイント。

フィリングは、半端材料を使うことに。
チーズ、栗、饅頭は小さめの1口大にちぎるか刻んでおきます。
今回はチーズはモニター商品なので、残り物ではないですが、前夜のおつまみなどで少し残ってしまうことの多い一口チーズを活用できます。
栗は、甘露煮のものを使いましたが、甘栗や焼き芋などでも代用可能。
饅頭はもらい物で、1個だけ残ったものです。なければ、餡子や甘い豆、コーンなどでもかまいません。
ちょこっと残ったものを少しずついろいろ加えることで、かえって豪華な蒸しパンになります。

蒸し器にセルクル型を乗せ、マフィンライナーを入れて、型とします。

生地の半量を各カップに均等にいれていきます。

各カップの生地の上にフィリングのチーズ、栗、饅頭を均一に散らします。

最後に残りの生地をかぶせて、蓋をして強火で10分蒸して完成。

ヨーグルトを使っているので、卵や油を加えなくてもふんわりともっちりした食感に。
チーズのトロッとした食感とのほんのりとした塩気が、栗の粒感と饅頭の甘みを引き立てて、市販にはないちょっと変わった組み合わせの豪華な蒸しパンになりました。

その日の残り物の合わせて、毎回違う蒸しパンにもできそう。
このチーズはクセも少ないので、和風食材とも相性がいいですね。

この蒸しパンを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
Cpicon リメイク・スチームブレッド。 by PCWP

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イースト・コーヒーケーキ。

2011-05-16 08:48:01 | 料理
本日は、コーヒーケーキ研究。
今回は、"Bite"のレシピからイースト発酵させたコーヒーケーキを作ってみることに。

通常はベーキングパウダーで膨らませているため、独特の重みのあるクラムになるのが特徴のケーキですが、イースト発酵させるとかなり軽いクラムになるのではと思います。
ベーキングパウダーを使うことで、短時間に手軽に出来るのがコーヒーケーキの魅力の1つなのですが、イーストを使うと、少々時間がかかります。
"Bite"では、ラピッド系のドライイーストを使うことで、時間の短縮をはかっていますが、我が家は日本でも手に入りやすい"Suff"イーストを使って低温長時間発酵させて作りました。

作り方も発酵時間を設けているものの、基本的に捏ねは不必要で、材料の混ぜあわせ方も少し違い、全体に短時間で手軽に作れるようになっているもこのレシピの面白いところです。

<材料>(9個分)
強力粉    70g
薄力粉    70g
砂糖     大さじ2
ドライイースト 小さじ1
塩       小さじ1/4
水       大さじ2
植物油     大さじ2
卵       1個
イチゴ     3粒
キウイ     1個

・ストロイゼル
三温糖     大さじ1
薄力粉     大さじ1
植物油     小さじ1
シナモン    小さじ1/4


ボウルに強力粉の半量、薄力粉の半量、砂糖、ドライイースト、塩を加えて混ぜ合わせます。
パンを作る手順であれば、粉類とドライイーストに水分を加えて捏ねて1次発酵させるのですが、今回の手法は、半量の小麦粉とドライイーストに温めた水分、卵を先に加えて混ぜ合わせ、残りの小麦粉を後で再度加えて捏ねずに発酵させます。

器に水、牛乳、植物油を加え、電子レンジにかけて人肌温度に温めておきます。
"Bite"では油はバターを使っていますが、現在バター値上がり中のため、植物油で代用しました。

粉類に牛乳液を徐々に加えて、菜箸で混ぜ合わせます。
泥状の液になったところで、卵を加えてさらに菜箸で混ぜ合わせます。
中華の生地を作る要領でお箸を使って混ぜるのが一番やりやすい。
生地が最初はどろどろ状でその後固くべたついてくるので、力が入れやすい太めの菜箸が手が汚れず作業しやすいのでおすすめです。

残りの強力粉と薄力粉を加えて、ゴムベラで全体をこねるように混ぜ合わせます。
パン生地のようにしっかり捏ねなくても、全体に粉気とダマがない、ベタベタの生地になるまで混ぜました。

角型のセルクルにオーブンペーパーを敷きこんで、生地を流し込みます。
意外に生地は固いので、ゴムベラで型底全体に押し込んで均一に広げます。

トッピングの果物を一口大に切ります。
今回は手元にあったイチゴとキウイを使うことに。
ちなみに"Bite"では、ネクタリンを使っていました。

次にストロイゼルを作ります。
器に三温糖、薄力粉、シナモンを加えて混ぜあわせます。
油を加えて粉全体に油が行き渡るように砂状になるまで指先でもみこみます。
少しダマが出来る程度でO.K.

型に入れた生地の上に果物を均一に広げ、その上にストロイゼルを振り掛けます。

蓋をして暖かい場所で2倍になるまで1時間程度発酵させます。
我が家の場合は前夜に作り、室温で2時間程度発酵させ、その後、冷蔵庫に移して一晩寝かせておきます。
こうすれば、翌朝焼くだけで済みます。

発酵が終われば、170℃に予熱したオーブンにいれて10分間焼いて完成。

型から出して網の上で冷ましてから切り分けます。

思ったよりボリュームが出て、迫力ある仕上がりに。
食感は、"Bite"のレビューどおりケーキというよりパンにちかい。
でもこねる作業が不要なので、作るのは簡単。重さのあるコーヒーケーキよりかなり軽く、ふんわりとしていますが、その分少しパサついた感も。
でも朝食としてなら、重い菓子パンよりもこちらの方が食べ応えがあり、むいていると思います。。
"Chlalah"というパンに似ているとの評価ですが、私的にはフォカッチャに近いかも。
イーストコーヒーケーキは御用達書など他にも色々なサイトでレシピがあるので、今度はそちらのものを作ってみて比べてみたいと思います。

コーヒーケーキとしては、今回のものより従来のベーキングパウダー仕様の方が私的には好みですが、パンの一種と考えれば、作りやすさの点でこの方法も評価できると思います。

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