□作品オフィシャルサイト 「最高の人生の見つけ方」
□監督 ロブ・ライナー
□脚本 ジャスティン・ザッカム
□キャスト ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン、ショーン・ヘイズ、ロブ・モロー
■鑑賞日 5月10日(土)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
家族のために汗と油まみれで生きてきたカーター(モーガン・フリーマン)、一方実業家で金に不自由はない
エドワード(ジャック・ニコルソン)の対極的な生き方をしてきた初老の二人が余命半年と告知され、
同室に入院したことから始まるヒューマンハートフルコメディが本作だ。
カーターが言い出した「棺おけリスト」とはやりたいことを見たいもの、体験したいことを書き出したリストだ。
余命半年と言われたら、やはりやり残したことをやっておきたいと思うのだろうか。 もし、死期が前もって
わかっていたとしたら、それに向かって充実した日が送れるのだろうか。
たった半年間の短い間に世界中を飛び回る二人
この二人のじいさんたちはなんだか演技なのか地なのか判断つかないほどキマっていた。
エドワード役のジャックなんて、地そのものじゃないかと思うほど(笑)
まあリストのしょっぱなからスカイダイビングとは無謀そのものだけれど、そこから始まる二人の
冒険がおかしくも二人の友情や、二人の家族とのふれあいが描かれていく。
ピラミッドの頂上にいるかかわらず、ここからどうやって降りるのって、じゃあ一体どうやって
年寄り二人はそこに登ったの(笑)
“いい話をする”に到っては、先に逝ったカーターのことをジャックはこの半年間で見知らぬ男を
一番信じれる男と言い切った。
万里の長城をバイクで走るシーンはやはりエドワードが前でチョーパーで走ってほしかったなぁ(笑)
一番笑えたのはそのリストにもあった“死ぬほど大笑いをする”の件だった。
コーヒー好きのエドワードのコピ・ルアク。 世界最高峰のコーヒーで希少価値のある極少のコーヒーである。
しかしカーターはそれを知らなかった。 余談ではあるが「かもめ食堂」ではコーヒーが美味しくなるおまじないの言葉だった。
ここではジャコウネコが食べたコーヒー豆が排泄した中から再度取り出したコーヒー豆でそれが世界一だと言うシーン。
それをカーターがエドワードに教えると二人は本当にバカ笑いをしていた。
幾つかの書き出した棺おけリストの中にも、しっかりジーンと胸を熱くするシーンが用意されていて
“世界一の美女にキスをする”は、本当の美女は喧嘩別れした娘の子供、つまりエドワードにとっての初孫のキスだった。
最後に違法だと断りながらも、二人がリストアップした中で成し遂げられなかったことを、先に逝ったカーターの隣りに、
エドワードが並んで世界最高峰の山で再会する。 その最後の役目をしたのがトマス(ショーン・ヘイズ)だったことも、
なんだか生前エドワードに無理難題を吹っかけられながら、それをしっかりこなしてきた一回りも二回りも大きくなった
トマスの横顔が素晴らしく輝いていたように見えた。 もしかしたらトマスはエドワードに全財産じゃないけれど、
きっと役員にでもしてもらったのだろうか(笑)
あっと言う間に終わってしまうほど面白かったけど、ロブ・ライナー節はしっかり出ていたなぁ。
まるでおじさん版明るい『スタンド・バイ・ミー』のように(笑)
久しぶりにもっともっと二人を見ていた映画でした
「コピ・ルアク」
インドネシアのコーヒー農園ではロブスタ種のコーヒーノキが栽培されており、その熟した果実は、しばしば野生のマレージャコウネコに餌として狙われている。 しかし、果肉は栄養源となるが、種子にあたるコーヒー豆は消化されずにそのまま排泄されるので、現地の農民はその糞を探して、中からコーヒー豆を取り出し、きれいに洗浄し、よく乾燥させた後、高温で焙煎する。 コピ・ルアクは、独特の複雑な香味を持つと言われており、煎り過ぎて香りが飛ばないように、浅煎りで飲むのがよいとされる。 一説によると、ジャコウネコ腸内の消化酵素の働きや腸内細菌による発酵によって、コーヒーに独特の香味が加わるという(ウィキペディアより抜粋)。
今度の日曜に観に行く予定です
モーガン・フリーマン、ジャック・ニコルソンなんて
憎い顔合わせ
cyazさんの紹介記事を読んだだけでも、ほろときます
人はみな、死に行くもの
せめて最後は「これで良かっただ」と幕を閉じたいです
必ず、観てきます
>モーガン・フリーマン、ジャック・ニコルソンなんて憎い顔合わせ
ホントそうですよね(笑)
>人はみな、死に行くもの せめて最後は「これで良かっただ」と幕を閉じたいです 必ず、観てきます
楽しんで来て下さい! 面白いですよ^^
感想、お待ちしています。
映画を見た帰りに自分の棺桶リストも考えたのですが思い浮かびませんでした。
重いテーマを扱っているのに 暗さではなく希望すら見えた映画でした。
お金があれば いろいろ叶う夢でしたが「世界一の美女にキスする」というのだけは 難しい、と思ったのですが最高のオチでしたね。
松田聖子とおんなじ46歳ですよん。
と考えると、この二人の年齢にあと20年。
余命20年で何しましょ。
死ぬまで、自分がやれることを迷わず、まっすぐにやりぬこうと決意した次第です。
あと何本映画見れますかねえ。
>俳優さんも監督さんも最高の映画でした♪
ですねぇ~♪
>映画を見た帰りに自分の棺桶リストも考えたのですが思い浮かびませんでした。
ありゃりゃ(笑)
>重いテーマを扱っているのに 暗さではなく希望すら見えた映画でした。
そうですね^^ ポジティヴシンキングでしたが、ま、所詮作り物ですから(笑)
>お金があれば いろいろ叶う夢でしたが「世界一の美女にキスする」というのだけは 難しい、と思ったのですが最高のオチでしたね。
そうでしたね^^
でもお金だけがすべて出ないことをエドワードは余命6ヵ月にしてカーターに教えてもらって良かったと思います。
>年齢はいつも堂々と公表しておりますので、全然大丈夫です。松田聖子とおんなじ46歳ですよん。
あ~わたしの恋は~♪
失礼しました(笑)
>この二人の年齢にあと20年。 余命20年で何しましょ。 死ぬまで、自分がやれることを迷わず、まっすぐにやりぬこうと決意した次第です。
そうですね! でも今の年齢だからできることがあるはずなので、そこを僕は重視しています! もちろんお金はないので出来る範囲で(笑)
>あと何本映画見れますかねえ。
おっと、そこでしたか(笑)?
オトコに優しい作品でした~
お金がナイと出来ない事、
お金もヒマもあっても出来ない事
そのバランスが良かったですよね(笑)
やはり、日頃から、「心の目を開いて」「素直に」
その日まで生きていかなくちゃ、ですね~
>まるでおじさん版明るい『スタンド・バイ・ミー』のよう
そう!私も感じましたよ
このたびは私の拙いブログへのTBどうもありがとうございました。
久しぶりに“質のいい映画”を観たという感じです。名優2人が共演ということで前から楽しみにしていましたが、笑いあり、感動ありの期待どおりのハートフルで素晴らしい映画でした。
特にピラミッドの上でも2つの質問のシーンが印象に残っています。
ということでこれからもどうぞよろしくお願いします。
それから私もTBお願いします。
>万里の長城をバイクで走るシーンはやはりエドワードが前でチョーパーで走ってほしかったなぁ
となると、相手役はピーター・フォンダ、
もしくはデニス・ホッパーに変更かな?
そうなると、不良同士か…。
でも、このアイデアはいいですね。
こんばんは。
TBありがとうございました。私もお返しいたしましたよ~。
>一番笑えたのはそのリストにもあった“死ぬほど大笑いをする”の件だった。
私も同様です。
あの笑顔最高だったなぁ…。
またジックリ観てみたい作品の一つになりました。