『アマルフィ 女神の報酬』

□作品オフィシャルサイト　「アマルフィ 女神の報酬」
□監督　西谷 弘
□原作　真保裕一 
□キャスト　織田裕二、天海祐希、戸田恵梨香、佐藤浩市、大塚寧々、伊藤淳史、小野寺 昭、平田 満、佐野史郎、、サラ・ブライトマン、福山雅治、中井貴一（声）

■鑑賞日　７月２６日（日）
■劇場　チネチッタ
■cyazの満足度　★★★（５★満点、☆は０．５）

＜感想＞

　織田君にまだ『踊る～』の続編を撮らせたいフジテレビのいやしさが見え見えの映画だったかな（笑）

　特に期待していなかったけど、やはり織田君主演の『ホワイトアウト』の原作者も真保裕一さんだったので、そっちの作品への興味はあったのだが。

　オール・イタリアロケを敢行し、美しい風景と視聴率高獲得役者陣を揃えた割には、特段見応えのあるシーンも感動する奥深さもなかったように感じた。

　中年の女性が出口で開口一番、「織田君、カッコ良かったわぁ～」という言葉を借りてそれを総評にしてもいいかな（笑）　スーツ姿は“あり”だけど、シャツ姿は”なし”だなぁと感じた。　なんだか織田君、中年っぽい体つきになっていたような（笑）

　今回はアミューズ繋がりはないだろうけど、西谷監督『容疑者Xの献身』繋がりで福山君もチョイ登場。　でもなんとなく織田君の水に合わないような印象。

　一番使い方として惜しいのは、天海祐希の使い方だろう。　戸田恵梨香チャンが出ていることで、まだ「BOSS」の余韻がある最中、あの天海さんの使い方をするのはいかがなものかな？　彼女が何故視聴率を稼げるのか考えてみたことがあるのだろうか？　「BOSS」のラストで「いい弁護士知ってるから紹介してあげるから」くらいの粋な言葉も彼女に言わせたいところ。　むしろ、織田君の変わりに主演で女潜入捜査官みたいな映画、作ってほしいかも（笑）

　佐藤浩市のあの役は別に彼でなくても良かったし、伊藤淳史や小野寺 昭もいらんやろーって

　ただ、声だけの出演だったが、やはり中井貴一選手の存在感は声だけだけどあったなぁ

　できれば劇中でサラ・ブライトマンの「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」、フルヴァージョンで聴かせてほしかったなぁ～

　娘失踪の謎も何となくわかったし、背景はわからないまでも事件に佐藤浩市が拘っているくらいのことはすぐにわかったし、そういう意味でいまひとつ盛り上がりに欠ける作品に感じたのだが、織田君に関して、月9は扱けるは、この映画の興行収入しだいで、再度長さんのいなくなった『踊る～』続編の織田君へのオファー承諾を、フジテレビさん、果たしてしっかりゲットできるでしょうかねぇ（笑）