映画鑑賞

昔の名画から最近上映の映画まで、国内外を問わず幅広く楽しんでいます。別世界へ連れて行ってくれる作品が好み(本棚6)。

「ヒューゴの不思議な発明」

2013-04-08 20:10:55 | TV放映
2011年、アメリカ映画

監督:マーティン・スコセッシ
原作:ブライアン・セルズニック『ユゴーの不思議な発明』
製作:グレアム・キング、ティム・ヘディントン、マーティン・スコセッシ、ジョニー・デップ
音楽:ハワード・ショア
出演:ベン・キングズレー(ジョルジュ・メリエス)、エイサ・バターフィールド(ヒューゴ・カブレ)、クロエ・グレース・モレッツ(イザベル)
、サシャ・バロン・コーエン(鉄道公安官)、レイ・ウィンストン(クロードおじさん)、エミリー・モーティマー(リゼット)、ヘレン・マックロリー(ママ・ジャンヌ)、クリストファー・リー(ムッシュ・ラビス)

~あらすじ(Wikipedia)~
1930年代のフランス。パリのモンパルナス駅の時計台に隠れて暮らす孤児ヒューゴ・カブレは、父親が遺した壊れた機械人形とその修復の手がかりとなる手帳を心の支えとしていた少年だった。そんなある日、ある事がきっかけでジョルジュ・メリエスとその養女イザベルと知り合う事となる。次第に打ち解けていくヒューゴとイザベル。
イザベルはヒューゴの機械人形を完成させる為の“キー”を持っていた。
ついに機械人形が完成したとき、人形はある一枚の絵を描いたのだった。
そしてその一枚の絵の秘密をきっかけにして、ヒューゴと周りの人々の運命が大きく変わり始める事となるのだった。


ファンタジックな映像が美しく、楽しめました。

いろんなキーワードが伏線として入り乱れる映画です。
「孤児」「時計修理士」「機械人形」「マジック」「映画」等々。
ただ、一つ一つのキーワードの完成度が高すぎて、どれが本流だかわかりにくいのが玉にきず。

社会の裏側にひっそり生きる人々を魅力的に描き、エンディングに向けて「映画へのオマージュ」へ収束していきます。
ニューシネマ・パラダイス」路線ですね。

★ 5点満点で3.5点
マーティン・スコセッシ初の3D映画で第84回アカデミー賞では同年最多の11部門にノミネートされ、5部門で受賞を果たしたそうです。
この監督といえば・・・記憶に残っているのは「タクシードライバー」 (1976) 、「レイジング・ブル」 (1980)、「グッドフェローズ」 (1990)、「ディパーテッド 」(2006)など、大人向けの社会派の作品。
この映画は大きな方向転換ですね。本人は「娘のために作った」と言っているらしい。

本屋の主人を演じるのは「クリストファー・リー」。
その昔ドラキュラで有名だったあの怪優?

「カーズ2」

2013-04-08 04:42:48 | TV放映
2011年、アメリカ映画

監督:ジョン・ラセター、ブラッド・ルイス(共同監督)
脚本 ベン・クイーン
出演者:オーウェン・ウィルソン、ラリー・ザ・ケーブルガイ、マイケル・ケイン、エミリー・モーティマー、ジョン・タトゥーロ、エディー・イザード
音楽:マイケル・ジアッキーノ
製作会社:ピクサー・アニメーション・スタジオ
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ

~Wikipediaより~
ピストン・カップで大活躍したマックィーンはラジエーター・スプリングスでつかの間の休息を過ごしていたが、その最中「ワールド・グランプリ」への参加を招待される。最初は参加に躊躇していたマックィーンであったが、イタリア代表のF1、フランチェスコの挑戦や、友人のメーターやガールフレンドのサリーの促しもあり、参加を決意する。メーターもレースに同行することにしたが、このことが後に彼を重大な役割へと巻き込むことになる。
「ワールドグランプリ」はバイオ燃料「アリノール」の有用性を伝えるイベントとして、この燃料を開発したアリノール社のCEOマイルズ・アクセルロッド卿により企画されたものであったが、真の目的は違うものであった。レース中、アリノールを使う車が次々と原因不明の事故を起こす。このことに以前から疑念を抱いていた英国のスパイ、フィン・マックミサイルが危険を冒しながらも秘密裏に調査を進める中、ワールドグランプリは世界中を転戦して行くが、ホリーからの無線のせいで東京での勝利を逃したマックィーンはメーターを責めていた。そして傷心のメーターはチームを離脱し・・・・・。


ご存じ車を擬人化したディズニー・アニメ映画の第二弾。
今回は前回主人公だったライトニング・マックイーンの友人が主役を務め、マックイーンとの友情を中心にストーリーが展開します。

伏線としてバイオ燃料であるアリノールを巡る覇権闘争が描かれていますが、これは子どもにはちょっと難しいかな。
古い車へのオマージュとリスペクトという方向に展開するかと思いきや、中途半端で大人にも受けは今ひとつの印象。

というわけで、小難しいことは考えずに2人の友情やレースを純粋に楽しむ映画と割り切りましょう。

★ 5点満点で2.5点
1980年代のカーズのヒット曲「You might think」が流れていて懐かしかった。私は「drive」がお気に入りでした。