ストレス三昧

タミーが来てから、フラニーは相当ストレスを感じていると思う。
ヘソ天で寝なくなったし、ちょっとした物音にもビクッとするようになった。
そりゃ不憫に思うけれども、きっと時間が解決してくれるだろう。
そう思わないと、タミーを家に入れた事を後悔してしまう事になるし…。

そんなフラニーにとっては、今まで以上に公園でのお散歩が極楽タイムとなった。
タミーのいる緊張感から解放された幸せな時間。
クルエラが蹴るボールを追いかけたり、親友のすみれちゃんとプロレスをしたり。

が、今日のお散歩は微妙だった。
フラニーのボールは、なぜか公園で大人気なのだが、
今日は特にフラニーのボールフリークな茶々とアビーのコンビがいたので、
フラニーは、3個持って行ったボールを次々と横取りされ、呆然と立ち尽くすのみ。
薄ぼんやりしている犬なのよ、フラニーは。

そのせいか、手持無沙汰だったのか、髪を振り乱し無我夢中で穴掘りを始めたフラニー。
やっぱりストレスなのか?

タミーがフラニーのストレスの原因とは言え、タミーだってかなりのストレスを抱えている。
今までは外を自由に歩き回っていたのに、今は狭い空間に閉じ込められているのだから。
「お前は、外を歩き回る自由を失った引き換えに、
美味しいごはんと暖かい寝床を手に入れたんだよ!」
と何度も言い聞かせても、タミーにはわかるはずもなく…。

タミーを飼う前は、「家に入れてにゃ~!」としつこく鳴かれ、
その鳴き声を聞く度に、可哀想で可哀想でストレスを感じ、
タミーを飼う事にして、やっとそのストレスから解放されたと思った途端、
「外に出してにゃ~!」と同じようにしつこく鳴かれ、
窓から外を眺めるタミーの横顔を見ては、自由を束縛されたタミーを不憫に思い、
が、家の中にいる事がタミーの幸せなんだと思い返しては、
その度に葛藤するクルエラが、一番ストレスを感じているような気がする。
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タミー抜糸&マイクロチップ装着

今日は獣医さんに、タミーの避妊手術後の抜糸に行った。
そしてマイクロチップの装着も。

タミーが庭に現れるようになってから、
自分が猫と暮らせるのかどうか迷い、色々と猫サイトで調べてみた。
一緒に暮らすにせよ暮らさないにせよ、
とりあえず避妊手術はしてあげなくてはと思っていたら、
市町村によって去勢・避妊手術に助成金が出る所があると書いてあった。
早速調べてみたら、市の獣医師会で地域猫の去勢・避妊手術には助成金が出ると言う。
フラニーが通っている獣医さんも、獣医師会に登録している方なので、
助成金の申請をお願いする事にした。
ま、♀で6千円なんだけどね。

申請に必要なのが、手術する猫が野良猫だったと言う証人2名。
ご近所の方に、タミーの写真を見せて事情を説明し、署名を頂いた。
人懐こい猫だったので、すぐに「あ~、あの猫ね。」と。

そしてもう一つ申請に必要だったのが、マイクロチップの装着である。
フラニーにも装着するべきかどうか迷って、結局装着していなかったマイクロチップ。
が、背に腹は代えられない。
6千円の為に、装着してもらうぜ、タミー!

装着の際、獣医さんに聞いてみた。

「リーダーを持っている所が限られるのでは?」
「動物管理センターはもちろん、今はほとんどの獣医さんが持っています。」との事。

「何種類かあると聞いたが?」
「今はこれが世界共通になっています。」と言われてパッケージを見てみたら、
デジタルエンジェル社と書いてあった。

「針が太いんですよね?」
「普通の注射針よりは太いですが、腎臓の点滴(?)などに使う針と同じなので、
牛や馬に使う針ほと太くないですよ。」と言われた。
が、やっぱり結構太くて(マイクロチップの直径が2mmだから、針は3mmはあるはずだ)、
タミーの小さい体に太い針が刺さる瞬間、目を背けた…。

タミーは大した猫である。
それほど暴れず、一度ニャ~と鳴いただけだった。
そう言えば、手術後に貼ってあった絆創膏を剥がす時も、
一度ニャ~と鳴いただけだった。
フラニーの時は大騒動だったのに。
剥がそうと手を伸ばしただけで、キャンキャン鳴いていたっけ…。

あんなに太い針を刺されて、ショックを受けたのではと思ったが、
家に帰ってからのタミーは、抜糸も終えてスッキリしたのか元気溌溂!
針の跡を探してみたがなかったし、心配するほどではなかったのかも。
それに、マイクロチップを装着した事で、
これからはお尻に体温計を挿さなくても、体温を計れるんだと。

ともかくこれで、タミーが迷子になっても、素性はたちまちわかるわけで、
ますますタミーにがんじがらめにされている感じなクルエラである。
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目付きの悪い家族増員!

実は、11月4日に、フラニー以上に目付きの悪い家族が増えた。
推定年齢3歳の♀猫。
野良猫だったのだが、非常に人懐こいので、
かつては人に飼われていたと思われる。
タミーと名付けた。

いつからか近所に出没するようになった猫なのだが、
先月半ば頃、ウチの庭に現われて、近づいても逃げないので、
つい冷蔵庫の残り物をあげてしまった。
それがクルエラの運の尽き。

その後毎日現われては、ニャーニャー鳴いて食べ物をせがむようになった。
だが、フラニーはビビッてワンワン吠えるし、
20年も生きる命を引き受けるのは…などと思い、鳴いても無視したりしていたのである。
が、その内、頭の中は猫で一杯になり、庭に現れると心臓がザキザキッとし、
遂には空耳で猫の鳴き声が聞こえるように…。
結局は我慢できずに食べ物をあげたり、家に入れるようになった。
完全にタミーの術中にはまったわけだ。

4日にワクチンを打ってもらい、完全室内飼いに。
13日には避妊手術も無事終了。
猫は子供の頃飼っていたし大好きなのだが、
まさかここに来て突然飼う事になろうとは…。
自分でも信じられない。
性悪女の手練手管に騙されて、いつのまにか結婚してしまった男のような気分だ。

そして、飼ってしまえばなんて猫の可愛い事!
見ての通りのブス猫だが、ブスを補って余りある仕草の愛らしさ、
動きの美しさ!!
現在クルエラは、すっかり猫に溺れているのである。

ちなみにフラニーは、タミーが来てからヘソ天で寝なくなり、
ごはんを残さず、かつものすごい速さで食べるようになった。
フラニーも、まさかこんな得体の知れない動物と暮らす事になろうとは、
思ってもみなかったに違いない。
気の毒なこった。
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