6月の土曜日、
ドブロヴニクでたくさんの花嫁さんを見た。
友人や親族に囲まれ
幸せそうな花嫁さんは、
みんな背が高くスラリとして
びっくりするくらいの美女ばかり!
世界中のモデルエージェントが
この町の美女たちに注目しているとか、
そんな噂も本当かもしれないね。
ドブロヴニク旧市街のピレ門に近い
外の入り江に面した岩礁の上に
がっしりした要塞があある。
分厚いところでは壁の厚みは6メートル。
強固な城壁で囲まれた旧市街を
さらに外から守ってきたロヴィリエナッツの要塞だ。
(この写真では、入り江の向こう、左の岩の上に
ちょっと小さく映っている)
オスマン、ヴェネチアという強国の狭間の地にあって
長きに渡る独立を保ってきたドブロヴニクを
城壁と共にずっと守ってきた砦だったんだね。
「どんな黄金と引き換えであっても
決して自由を売り渡してはならない」という
有名なドブロヴニクの碑文が書かれているのは
この城塞のゲートだよ。
14世紀以来の長い守備の役割を終え、
今はひっそりと佇んでいる。
ドブロヴニクで時間があったら
街を取り巻く城壁を一周した後、ここにも登ってみてね。
別のアングルから街を眺められる絶好のポイントだよ。
とくに夕刻は素晴らしい。
スルジ山の斜面に広がる街並みは
オレンジの西陽に染め上げられ
アドリア海に浮かぶ幻の街を見るようだよ。