クロアチアの風  ~茶猫の旅カフェ~

アドリア海の国クロアチアと旧ユーゴの風景をお届けします。旅行情報、写真をお楽しみ下さい。番外編では世界の猫も登場!

クロアチア エメラルド色の海

2010-07-25 18:31:07 | クロアチア全般
 

  「神は不公平だ。
  なぜアドリア海の向こう側だけに
  あのような美しい海岸をおつくりになったのか」

  あのイタリア人に、おもわずこんなことを言わせてしまうほど
  複雑で変化に満ちたクロアチアの海岸線。
  海に沿ってドライブすると、その素晴らしさがよくわかる。

  特に美しいのは、エメラルド色の水際。
  底の石や、泳いでいる人の足先まで透けて見えるようなその水の透明さ。

  訪れたら、このぜいたくな海でひと泳ぎしてみてくださいね♪
  

ドブロヴニクは夏まっさかり

2010-07-25 17:13:08 | ドブロヴニク
 
 真夏のドブロヴニク
 旧市街から一番近く歩いていけるビーチに
 朝早くから人がくりだしていました。

 ところで今年のドブロヴニクの暑さは尋常ではないかんじ。
 風がないと、日陰にいても汗が止まらないほど暑く
 いつもなら気持ちのいいテラスでの昼食も
 だくだく汗をかきながら‥‥という状態。
 町には3ユーロで扇子を売る人まで出現するほどです。

 夜10時過ぎてやっと暑さがしのげるようになり
 町は再び人々であふれかえります。

 今はドブロヴニク.サマーフェスティバルの最中。
 街中には「リベルタス」(自由)の旗が掲げられ
 コンサートやストリートパフォーマンスがあちこちでおこなわれ
 旧市街は深夜まで大勢の人で賑わっていました。

トロギール大聖堂の春のレリーフ

2010-07-24 17:05:04 | トロギール
 
 春が来て木々が育ちはじめました。
 この人は羊の毛を刈り込んでいます。
 これも春から初夏にかけての仕事です。
 
 上にいるのは牛のようにも見えますが
 たぶん毛を刈り取られて裸になった羊でしょう。

 人々の季節の労働が、教会の入り口に彫り込まれているのが
 とてもおもしろいと思います。

豚を殺してソーセージを作る

2010-07-24 16:48:58 | トロギール
 
 このレリーフでは、男性が豚をしています。
 下の男性はおそらく上と同じ人で、
 冬のための保存食のソーセージを作っています。
 彼はかまどの前に座り、
 ぶらさげたソーセージを釜で茹でています。

 彼の杯にはワインが注ぎ込まれています。
 これも秋から冬にかけての人々の営みでしょう。

 
 

ラドヴァンが残したロマネスク彫刻

2010-07-24 16:46:40 | トロギール
 
 前にもふれたことがあるけれど
 トロギールの大聖堂の入り口には、
 クロアチア中世ロマネスク様式の素晴らしいレリーフが彫り込まれています。
 これは1200年代にダルマチア出身のラドヴァンという彫刻家が制作したもの。

 両脇には、二頭のライオンの上に原罪を犯した後のアダム(右)とイヴ(左)、
 (画像が切れてしまってごめんなさい!)
 入り口の上の半円形のレリーフには
 キリストの誕生が表現されています。

 このキリスト誕生の場面も
 マリア様がベットに横たわり、召使いが赤子のキリストを産湯に浸からせるという
 ビザンチン美術の図像の影響をかなり受けた構図です。

 とはいえ、ここまではどの教会にも見られるおなじみのテーマ。
 さらにおもしろいのはその先です。