ナラティヴ・セラピーによる生まれ変わるための言葉

カウンセラーです。あなたが生まれ変わるための言葉を、ナラティヴ・セラピーによりお伝えします。

生まれ変わるための言葉 1106

2019-04-12 08:25:52 | カウンセリング
お知らせ 北海道地震、東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。

【本当に目指しているのは愛】

「NHK朝ドラ なつぞら」のなつは、剛男の戦死した友の美しい子。なつは作物ができず、離農寸前の天陽たちを助けてほしいと泰樹に願い出ます。「天陽くんを好きなんだ」と語る富士子に、剛男は「いや、もっと何か大きなものがある」と伝えます。

以前松方弘樹さんが放送中に「笑いすぎて涙を流していたTⅤ番組」がありました。それを観た多くの人は、知らず知らずのうちに松方さんと一緒に番組の仲にいました。

松方さんのように笑いすぎて涙を流すのではなく、なつは「天陽くんを助けて」と願い出ることにより泰樹と一緒に天陽くんの家族の仲にいました。そこには天陽くんとその家族は「自分とは別のものではないという愛」があります。剛男の「いや、もっと何か大きなものがある」と言う何か大きなものは、天陽くんとその家族は「自分とは別のものではないという愛」です。

新潟の48人の皆さん、「自分たちのグループをすべすべのきれいなものにしたい」ということと破壊性が併存しているのは何かを目指しながら、その何かが解らないときに起きます。その何かとは、メンバーは一つであり「自分とは別のものではないという愛」です。