Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

あぁ栄冠は  夏の1勝を目指して。 高校野球県大会から  2

2014-07-27 | Weblog
部員数は相手高校の半分くらいかな?いやスタンドにいる部員も入れると4分の1に足らないかもしれない。
だけど今年は昨年よりも皆元気にダイヤモンドに散った。そしてその前にも丁寧にグラウンドに一礼する事も忘れなかった。 昨年からどれだけ彼らは成長したんだろう・・・・今年に夏はそれを見たかった。 



八潮南 2-1 鷲宮
この日は前の日と異なり曇り空。絶好の観戦日和だ。いや選手達にとっても恵みの天候になったかもしれない。
なのに球場に到着した時はもう試合は7回裏の鷲宮高校の攻撃だった。 さすが高校野球、試合の進行が速いなぁと感心する場合ではないんだけど・・・・ 
スコアーボードを見ると1回裏に鷲宮が先制し、その直後に同点にした八潮南が3回にも得点を上げて逆転。そのまま試合は 2-1 で八潮南リードのまま進んでいた。 あぁぁぁぁぁ。こんな好ゲーム。なんでもんと早くここに来なかったんやろう・・・・ この日も後悔をしてしまった。
鷲宮高校は県立高校ながらプロ野球選手を3人 ( 高橋功一:元日ハム。 西谷尚徳:元楽天。 増淵竜義:日ハム) 輩出している“名門”だ。 それだけ埼玉県のレベルが高いという事か?昨秋と今春の大会は共に初戦で強豪花咲徳栄と当たり敗れている。 八潮南も県立高校であるが昨秋の県大会ではベスト8に進出した。現チーム力では八潮南がやや上か・・・・





7回裏は2番の青山君が倒れて鷲宮高校はこの回も無得点に終わった。 後でわかったけど青山君はこの日は2安打を放っていた。
8回表の八潮南の攻撃は4番の上口君から。八潮南としてはこの打順で何とか追加点を。 鷲宮としても1点ビハインドのまま次の3番からの好打順で迎えたいところだっただろう。 
マウンド上の鷲宮・橋本君はストレートが冴え4番の上口君、次の安君をショートゴロに打ち取る。そして6番の川村君は橋本君のストレートが良いと見たのか初球のカーブに手を出したが打球は三度遊撃手の飯塚君の前に転がりこの回は3人で攻撃を終えた。
8回裏の鷲宮の先頭打者は投手の橋本君から。 背番号は8番だ。しかし初回からマウンドに立っている。鷲宮の背番号1番は岡戸君でこの試合は1塁に入っていた。マウンド上の八潮南先発の川村君は背番号10番だ。 もう一人町田君と言う投手がいるらしいが彼が背番号1番か? 川村君は橋本君に対してストライクが入らない。 0-3 となり4球目は変化球をぶつけてしまった。 1点差の終盤で先頭打者に0-3 から変化球を投ずるとは自慢の変化球だったか?それが結果的に死球となり出塁させてしまたったのだから八潮南バッテリーとしては痛かったと思う。
続く4番の青木君は初回に適時打を放っている。しかし初球に送りバントを決め橋本君を2塁に送る。 ここは高校野球だ。
だけど5番加藤君、6番江原君もこの日ヒットを1本ずつ打っていた。 
川村君は加藤君に対し 1-2 と追い込み最後はストレートで三振に切って取る。 その間に2塁走者の橋本君は3塁に進んだ。 これでバッテリーはストレートを中心の組み立てとなるか? 6番の江原君は背番号18番の2年生だ。 0-1 から江原君が一振りしたバットから打ち返された打球は外野に飛ぶが右翼手塚越君が掴み同点に追い付く事は出来なかった。
やっぱりストレートが冴えていたのか・・・・

最終回の表。八潮南の先頭打者大塚君は 1-2 からストレートを打って1塁ゴロに倒れる。 続く塚越君の代打に2年生の背番号16番の浜口君がバッターボックスに立つが 1-2 と追い込まれてセカンドゴロに倒れた。
鷲宮バッテリーとしたら次の小林君を仕留めて最終回の攻撃には早く繋げたいところだ。 しかし小林君は 2-2 とされてから見事な粘りを見せる。 きわどい外角高めの球を見送り 3-2 となる更にストレート2球そしてカーブをファールにし9球目の外角高めの変化球を見送り四球を選び出塁をする。 打席にはこの日2安打1打点の高垣君が入る。 高垣君もフルカウントとなり最後はレフト前に弾き返す。鷲宮ベンチにとってはいやな気になっただろう。 小林君の粘りが効いてくるかなと思う。
だがマウンド上の背番号8番橋本君はここも踏ん張り2番の黒田君をセンターフライに打ち取った。
スタンドの鷲宮応援団からは安堵の大歓声が上がった。 



そして鷲宮最後の攻撃を迎える。 延長戦にならないかな・・・と少し期待したけど、先頭打者の岡戸君は初球に手を出しショートゴロに倒れる。 初球攻撃が悪いとは言わないけれど・・・・・
鷲宮ベンチは次の三宅君の打席に背番号13番3年生の松尾君を代打に送る。 しかしマウンド上の川村君は初球インコース、2球目をアウトコースに投じたちまち 0-2 と追い込む。3球目のインコースのストレートに手が出ず見送りの三振に倒れてしまった。 そして9番飯塚君に背番号10番3年生の島村君が代打の打席に入る。 しかしここでも川村君のストレートが走り初球、2球目を外角に投じ 0-2 と追い込む。 3年生で代打で出て来たのだからバットを振らないと・・・・と島倉君に心中で応援するが3球目はずばりと投げられたストレートに手が出ず3球三振に討ち取られ、接戦にピリオドがうたれた。
ストレートが速かったのかな・・・・・・ 
最後に代打で打席に立った3年生2人はこの打席を一生忘れないだろうなぁ・・・・






大宮北 10-0 幸手桜

何度でも言わせてもらう。 甲子園だけが高校野球ではない。県大会での初戦突破を目標にする高校。いや選手権の都道府県大会に出場する事自体を目標にする球児もいる。それも高校野球だ。
昨年、ここでその思いを強くした。 そして今年、再び彼らを見る事が出来た。 その姿を見たくてここに来たとも言える。

幸手市に昨年幸手商と幸手高校が統合してスタートした高校がある。それが幸手桜高校だ。昨年夏もここで彼らの試合を見る事が出来た。与野高校と対戦した。結果は 0-7 で7回コールド負けであったが試合に慣れて来た終盤はファインプレーも見られ、1,2年生が主体のチームでこれからどれだけ成長が見られるだろうか?と少し楽しみに思った。



試合前練習に臨む選手達を見た時に彼らの成長を感じた。 まずグランドに向かって整列してきちんと一礼し、散って行った選手達の殆どスポーツ刈りであった。ただ私はスポーツ刈りを強制する日本の高校スポーツには反対だけど。
ノックを受ける姿も気合がしっかりと入っている。これは期待できるかな?と思った。
対する大宮北高は県内でも屈指の進学校らしい。 今春の大会では初戦で浦和学院と当たり 0-9 で敗れたけど序盤は失点を許さず良い試合だったらしい。 スタンドにも多くの同校の生徒、父兄が来ていた。 



対する幸手桜の方は今年もほぼ皆無。昨年は何人か同級生らしき生徒が来ていたんだけどなぁ・・・・ もっと応援にきてやれよと思う。ならば俺が応援するぞと座る位置をバックネット裏から3塁側の内野席に移った。 だけど5分もしないうちに雨粒がぽつぽつと落ちて来た。これはたまらんと少し上の段の屋根が掛かる席に移動した。 そこの方が見易かった・・・・



先攻は幸手桜高校。試合開始のサイレンが鳴り終わらぬうちに先頭打者の菅野君が初球に手をだすものの打球はセカンド米村君の前に転がり1塁に送球されてアウトとなった。 2番の沢田君も初球に手を出す。打球は外野に飛んだがイージーなライトフライに倒れた。 2球でツーアウトかぁ・・・・と思った。3番は窪田君。昨年は2安打を放った。しかしこの打席はマウンド上の那須君のアンダースローにタイミングが合わないのか空振り三振に終わった。
那須君は今春大会で浦和学院打線相手に5イニングを連続で無失点に抑えた実績を持つらしい。 そのアンダースローはなかなかタイミングを取り辛い、更に変化球も切れがいいみたいだ。これはバットに当てるのは難しそうだ。
ならば失点は極力抑たいなぁと思った。 
幸手桜のマウンド上は昨年マウンドに上がった窪田君ではなくて奥野君。昨年はセカンドを守った。
私のすぐ後ろにご婦人が二人観戦しておられた。私はずうずうしくも声を掛けるとこの幸手桜高校の御父兄さんだった。
彼女達に尋ねると窪田君は秋に肘を痛めたらしく以降左腕の奥野君が主戦投手になったらしい。それからライトを守る永恵君は昨年捕手だった永恵君の弟君でお兄さんは今春卒業をしたとの事であった。 
今年の幸手桜のメンバーは1年生が永恵君を含めて3名。 3年生が3番の窪田君を含めて2名で残りは2年生との事であった。




マウンド上の奥野君、先頭打者の米村君を歩かせてしまいしかも盗塁を許してしまう。 昨年も四球で出しては簡単に盗塁を許すと言う悪循環を見たけどこの試合もしょっぱなから突かれてしまった。 続く中野君はセカンドフライに打ち取るも3番山本君も 0-2 と追い込みながら歩かせてしまった。4番の新井君を1塁ゴロに打ち取り2死にこぎつけた。5番の大谷君を打ち取り初回を無失点に抑えれば・・・・・と思った瞬間、初球をレフト前に弾き返され走者2人を還された。
これに気落ちしたか奥野君は続く山岸君にもレフト前に打ち返され、8番青柳君にぶつけてしまい満塁としてしまった後に8番吉澤君にもセンターに弾き返され更に2点を献上。9番の那須君はレフトフライに何とか打ち取ったけど初回から4点のビハインドを背負う事になってしまった。 打たれた事よりも3番の山本君を 0-2 と追い込みながら歩かせたのが痛かったのではないかな・・・・・



2回表幸手桜の攻撃は4番の3年生武田君からだ。 昨年も武田君は2安打を打っている。この打席の武田君に期待をした。しかしアンダースローの那須君に打ちにくそう。結局ショートゴロに倒れた。続く奥野君も那須君の変化球とストレートにタイミングが取り辛く見逃し三振に倒れた。二死走者なしとなり6番の徳里君が打席に立つ。昨年は3打席無安打だった。しかしこの打席は見事にライト前に打ち返した。 スタンドからは拍手が起こったけど続く永恵君は空振り三振に倒れた。



2回裏、大宮北の攻撃も初回に続いて1番から。 余り失点しないでくれよ・・・と思ったけどこの回の奥野君はカーブがよく決まっていた。先頭の米村君をセカンドフライに打ち取り続く中野君はセンター前に打ち返されたけど、3番山本君の打席時に
はうまく牽制球で盗塁を試みる中野君を刺し、更に山本君もライトフライに打ち取り3人で攻撃を抑えた。
よしよしやるじゃないか、と拍手を送る。 そして先頭打者の斉藤君がライト前に運び出塁した。 流れは良くなったぞ、ここから・・・・と思うが9番の塚田君はピッチャーゴロ併殺に倒れ、1番の菅野君は快音を残したけどレフトライナーに倒れた。
だけどこの回の打球は鋭かった。那須君の球を捕えたかな?との印象をもった。
3回の大宮北の攻撃に向かう奥野君は前の回同様カーブが良く決まり先頭の新井君、続く大谷君を打ち取り2死を取る。
おぉ、良いぞ良いぞと思ったけど6番、前の打席ではレフト前にヒットを打った山岸君にはカーブをセンター前に打たれて出塁を許し7番の青柳君にもカーブをねらわれると打球はライト永恵君の頭を越える。山岸君が長躯1塁から生還し5失点目を許してしまった。 続く前の打席で適時打を放った吉澤君はセンターフライに抑えたが痛い5失点目であった。カーブを打たれたかあ・・・と思った。



4回表の幸手桜の攻撃は上位打線2番の沢田君からであるが那須君の投球をまた捕えられなくなっていた。沢田君、窪田君が倒れ4番の武田君が打席に入る。 那須君の投球にタイミングが合わない。そして弱いゴロが内野を転がるがそれが幸運となり1塁に生きた。3年生の武田君、次の打席もあるかな・・・・と思った。そして続く奥野君は空振り三振に倒れた。
4回裏、昨年も投げた窪田君がマウンドに上がった。昨年は結構いい球を投げていたので肘の故障があったとはいえこのマウンドも期待をした。 しかしストライクが入らない。先頭打者の那須君を歩かすと続く1番米村君の時には暴投で進塁を許し、米村君にはレフトにタイムリー打を浴び早くも失点を許す。続く中野君はサードゴロに打ち取るも3番山本君、4番新井君に四球を与え、5番大谷君はショートゴロに抑えるも6番山岸君にはこの日3本目のヒットをライト前に飛ばされ合計4点を献上し 0-9 となってしまった。 この回だけで2安打3四球更に5盗塁を許してしまった。
球にスピードはあったけどコントロールが定まらなかった。 こうなるとコールド負けの心配が現実味となってくる。昨年よりも事態は悪くなっているではないか・・・・



大宮北は5回表から2年生の左腕渋谷君がマウンドに上がった。先頭の徳里君がエラーで出塁する。 続く永恵君、斉藤君が内野ゴロで倒れるが徳里君は3塁に進む。9番塚田君に期待がかかる。 バッテリーエラーでも良いから徳里君が生還しないか・・・と思う。そしてフルカウントになった。しかしカーブに着いて行けず塚田君は三振に倒れてしまった。
今年もホームインが遠いなぁ・・・・・
5回裏のマウンドに窪田君が向かう。 もしこの回1点でも失えばそれで終わりだ。 先頭の吉澤君をストレートで歩かせてしまいさらにこの試合9つ目の盗塁を許す。 だが渋谷君をフルカウントから空振り三振に討ち取り代打の白石君をセンターフライに打ち取る。あと一人だ。次の攻撃は1番からだ。3巡目になるから何とかなる、と思うも中野君にセンター前に打ち返される。二死だから二塁走者の吉澤君はスタートを切っており悠々ホームを踏んだ。



あぁ今年もコールド負けか・・・・・



昨年は7回まで持ったけど今年は5回までだった。 窪田君の調子は今一あったかもしれないけど登板させたのは3年生になった彼への温情だろうか・・・・そういう起用も良いと思った。



新チームはどうなるのだろうなぁ・・・・・

埼玉県大会はその後、浦和学院、聖望学園がはやばやと敗退した。 そして今日は決勝戦を迎える。 春日部共栄か、市立川越か。
だけど私の楽しみはまた来年の越谷球場にもある。 高校生達の卒業後にも幸あれ、と心の中で叫んで球場を後にした。


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