Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

あぁ栄冠は  夏の1勝を目指して。 高校野球県大会から  2

2014-07-27 | Weblog
部員数は相手高校の半分くらいかな?いやスタンドにいる部員も入れると4分の1に足らないかもしれない。
だけど今年は昨年よりも皆元気にダイヤモンドに散った。そしてその前にも丁寧にグラウンドに一礼する事も忘れなかった。 昨年からどれだけ彼らは成長したんだろう・・・・今年に夏はそれを見たかった。 



八潮南 2-1 鷲宮
この日は前の日と異なり曇り空。絶好の観戦日和だ。いや選手達にとっても恵みの天候になったかもしれない。
なのに球場に到着した時はもう試合は7回裏の鷲宮高校の攻撃だった。 さすが高校野球、試合の進行が速いなぁと感心する場合ではないんだけど・・・・ 
スコアーボードを見ると1回裏に鷲宮が先制し、その直後に同点にした八潮南が3回にも得点を上げて逆転。そのまま試合は 2-1 で八潮南リードのまま進んでいた。 あぁぁぁぁぁ。こんな好ゲーム。なんでもんと早くここに来なかったんやろう・・・・ この日も後悔をしてしまった。
鷲宮高校は県立高校ながらプロ野球選手を3人 ( 高橋功一:元日ハム。 西谷尚徳:元楽天。 増淵竜義:日ハム) 輩出している“名門”だ。 それだけ埼玉県のレベルが高いという事か?昨秋と今春の大会は共に初戦で強豪花咲徳栄と当たり敗れている。 八潮南も県立高校であるが昨秋の県大会ではベスト8に進出した。現チーム力では八潮南がやや上か・・・・





7回裏は2番の青山君が倒れて鷲宮高校はこの回も無得点に終わった。 後でわかったけど青山君はこの日は2安打を放っていた。
8回表の八潮南の攻撃は4番の上口君から。八潮南としてはこの打順で何とか追加点を。 鷲宮としても1点ビハインドのまま次の3番からの好打順で迎えたいところだっただろう。 
マウンド上の鷲宮・橋本君はストレートが冴え4番の上口君、次の安君をショートゴロに打ち取る。そして6番の川村君は橋本君のストレートが良いと見たのか初球のカーブに手を出したが打球は三度遊撃手の飯塚君の前に転がりこの回は3人で攻撃を終えた。
8回裏の鷲宮の先頭打者は投手の橋本君から。 背番号は8番だ。しかし初回からマウンドに立っている。鷲宮の背番号1番は岡戸君でこの試合は1塁に入っていた。マウンド上の八潮南先発の川村君は背番号10番だ。 もう一人町田君と言う投手がいるらしいが彼が背番号1番か? 川村君は橋本君に対してストライクが入らない。 0-3 となり4球目は変化球をぶつけてしまった。 1点差の終盤で先頭打者に0-3 から変化球を投ずるとは自慢の変化球だったか?それが結果的に死球となり出塁させてしまたったのだから八潮南バッテリーとしては痛かったと思う。
続く4番の青木君は初回に適時打を放っている。しかし初球に送りバントを決め橋本君を2塁に送る。 ここは高校野球だ。
だけど5番加藤君、6番江原君もこの日ヒットを1本ずつ打っていた。 
川村君は加藤君に対し 1-2 と追い込み最後はストレートで三振に切って取る。 その間に2塁走者の橋本君は3塁に進んだ。 これでバッテリーはストレートを中心の組み立てとなるか? 6番の江原君は背番号18番の2年生だ。 0-1 から江原君が一振りしたバットから打ち返された打球は外野に飛ぶが右翼手塚越君が掴み同点に追い付く事は出来なかった。
やっぱりストレートが冴えていたのか・・・・

最終回の表。八潮南の先頭打者大塚君は 1-2 からストレートを打って1塁ゴロに倒れる。 続く塚越君の代打に2年生の背番号16番の浜口君がバッターボックスに立つが 1-2 と追い込まれてセカンドゴロに倒れた。
鷲宮バッテリーとしたら次の小林君を仕留めて最終回の攻撃には早く繋げたいところだ。 しかし小林君は 2-2 とされてから見事な粘りを見せる。 きわどい外角高めの球を見送り 3-2 となる更にストレート2球そしてカーブをファールにし9球目の外角高めの変化球を見送り四球を選び出塁をする。 打席にはこの日2安打1打点の高垣君が入る。 高垣君もフルカウントとなり最後はレフト前に弾き返す。鷲宮ベンチにとってはいやな気になっただろう。 小林君の粘りが効いてくるかなと思う。
だがマウンド上の背番号8番橋本君はここも踏ん張り2番の黒田君をセンターフライに打ち取った。
スタンドの鷲宮応援団からは安堵の大歓声が上がった。 



そして鷲宮最後の攻撃を迎える。 延長戦にならないかな・・・と少し期待したけど、先頭打者の岡戸君は初球に手を出しショートゴロに倒れる。 初球攻撃が悪いとは言わないけれど・・・・・
鷲宮ベンチは次の三宅君の打席に背番号13番3年生の松尾君を代打に送る。 しかしマウンド上の川村君は初球インコース、2球目をアウトコースに投じたちまち 0-2 と追い込む。3球目のインコースのストレートに手が出ず見送りの三振に倒れてしまった。 そして9番飯塚君に背番号10番3年生の島村君が代打の打席に入る。 しかしここでも川村君のストレートが走り初球、2球目を外角に投じ 0-2 と追い込む。 3年生で代打で出て来たのだからバットを振らないと・・・・と島倉君に心中で応援するが3球目はずばりと投げられたストレートに手が出ず3球三振に討ち取られ、接戦にピリオドがうたれた。
ストレートが速かったのかな・・・・・・ 
最後に代打で打席に立った3年生2人はこの打席を一生忘れないだろうなぁ・・・・






大宮北 10-0 幸手桜

何度でも言わせてもらう。 甲子園だけが高校野球ではない。県大会での初戦突破を目標にする高校。いや選手権の都道府県大会に出場する事自体を目標にする球児もいる。それも高校野球だ。
昨年、ここでその思いを強くした。 そして今年、再び彼らを見る事が出来た。 その姿を見たくてここに来たとも言える。

幸手市に昨年幸手商と幸手高校が統合してスタートした高校がある。それが幸手桜高校だ。昨年夏もここで彼らの試合を見る事が出来た。与野高校と対戦した。結果は 0-7 で7回コールド負けであったが試合に慣れて来た終盤はファインプレーも見られ、1,2年生が主体のチームでこれからどれだけ成長が見られるだろうか?と少し楽しみに思った。



試合前練習に臨む選手達を見た時に彼らの成長を感じた。 まずグランドに向かって整列してきちんと一礼し、散って行った選手達の殆どスポーツ刈りであった。ただ私はスポーツ刈りを強制する日本の高校スポーツには反対だけど。
ノックを受ける姿も気合がしっかりと入っている。これは期待できるかな?と思った。
対する大宮北高は県内でも屈指の進学校らしい。 今春の大会では初戦で浦和学院と当たり 0-9 で敗れたけど序盤は失点を許さず良い試合だったらしい。 スタンドにも多くの同校の生徒、父兄が来ていた。 



対する幸手桜の方は今年もほぼ皆無。昨年は何人か同級生らしき生徒が来ていたんだけどなぁ・・・・ もっと応援にきてやれよと思う。ならば俺が応援するぞと座る位置をバックネット裏から3塁側の内野席に移った。 だけど5分もしないうちに雨粒がぽつぽつと落ちて来た。これはたまらんと少し上の段の屋根が掛かる席に移動した。 そこの方が見易かった・・・・



先攻は幸手桜高校。試合開始のサイレンが鳴り終わらぬうちに先頭打者の菅野君が初球に手をだすものの打球はセカンド米村君の前に転がり1塁に送球されてアウトとなった。 2番の沢田君も初球に手を出す。打球は外野に飛んだがイージーなライトフライに倒れた。 2球でツーアウトかぁ・・・・と思った。3番は窪田君。昨年は2安打を放った。しかしこの打席はマウンド上の那須君のアンダースローにタイミングが合わないのか空振り三振に終わった。
那須君は今春大会で浦和学院打線相手に5イニングを連続で無失点に抑えた実績を持つらしい。 そのアンダースローはなかなかタイミングを取り辛い、更に変化球も切れがいいみたいだ。これはバットに当てるのは難しそうだ。
ならば失点は極力抑たいなぁと思った。 
幸手桜のマウンド上は昨年マウンドに上がった窪田君ではなくて奥野君。昨年はセカンドを守った。
私のすぐ後ろにご婦人が二人観戦しておられた。私はずうずうしくも声を掛けるとこの幸手桜高校の御父兄さんだった。
彼女達に尋ねると窪田君は秋に肘を痛めたらしく以降左腕の奥野君が主戦投手になったらしい。それからライトを守る永恵君は昨年捕手だった永恵君の弟君でお兄さんは今春卒業をしたとの事であった。 
今年の幸手桜のメンバーは1年生が永恵君を含めて3名。 3年生が3番の窪田君を含めて2名で残りは2年生との事であった。




マウンド上の奥野君、先頭打者の米村君を歩かせてしまいしかも盗塁を許してしまう。 昨年も四球で出しては簡単に盗塁を許すと言う悪循環を見たけどこの試合もしょっぱなから突かれてしまった。 続く中野君はセカンドフライに打ち取るも3番山本君も 0-2 と追い込みながら歩かせてしまった。4番の新井君を1塁ゴロに打ち取り2死にこぎつけた。5番の大谷君を打ち取り初回を無失点に抑えれば・・・・・と思った瞬間、初球をレフト前に弾き返され走者2人を還された。
これに気落ちしたか奥野君は続く山岸君にもレフト前に打ち返され、8番青柳君にぶつけてしまい満塁としてしまった後に8番吉澤君にもセンターに弾き返され更に2点を献上。9番の那須君はレフトフライに何とか打ち取ったけど初回から4点のビハインドを背負う事になってしまった。 打たれた事よりも3番の山本君を 0-2 と追い込みながら歩かせたのが痛かったのではないかな・・・・・



2回表幸手桜の攻撃は4番の3年生武田君からだ。 昨年も武田君は2安打を打っている。この打席の武田君に期待をした。しかしアンダースローの那須君に打ちにくそう。結局ショートゴロに倒れた。続く奥野君も那須君の変化球とストレートにタイミングが取り辛く見逃し三振に倒れた。二死走者なしとなり6番の徳里君が打席に立つ。昨年は3打席無安打だった。しかしこの打席は見事にライト前に打ち返した。 スタンドからは拍手が起こったけど続く永恵君は空振り三振に倒れた。



2回裏、大宮北の攻撃も初回に続いて1番から。 余り失点しないでくれよ・・・と思ったけどこの回の奥野君はカーブがよく決まっていた。先頭の米村君をセカンドフライに打ち取り続く中野君はセンター前に打ち返されたけど、3番山本君の打席時に
はうまく牽制球で盗塁を試みる中野君を刺し、更に山本君もライトフライに打ち取り3人で攻撃を抑えた。
よしよしやるじゃないか、と拍手を送る。 そして先頭打者の斉藤君がライト前に運び出塁した。 流れは良くなったぞ、ここから・・・・と思うが9番の塚田君はピッチャーゴロ併殺に倒れ、1番の菅野君は快音を残したけどレフトライナーに倒れた。
だけどこの回の打球は鋭かった。那須君の球を捕えたかな?との印象をもった。
3回の大宮北の攻撃に向かう奥野君は前の回同様カーブが良く決まり先頭の新井君、続く大谷君を打ち取り2死を取る。
おぉ、良いぞ良いぞと思ったけど6番、前の打席ではレフト前にヒットを打った山岸君にはカーブをセンター前に打たれて出塁を許し7番の青柳君にもカーブをねらわれると打球はライト永恵君の頭を越える。山岸君が長躯1塁から生還し5失点目を許してしまった。 続く前の打席で適時打を放った吉澤君はセンターフライに抑えたが痛い5失点目であった。カーブを打たれたかあ・・・と思った。



4回表の幸手桜の攻撃は上位打線2番の沢田君からであるが那須君の投球をまた捕えられなくなっていた。沢田君、窪田君が倒れ4番の武田君が打席に入る。 那須君の投球にタイミングが合わない。そして弱いゴロが内野を転がるがそれが幸運となり1塁に生きた。3年生の武田君、次の打席もあるかな・・・・と思った。そして続く奥野君は空振り三振に倒れた。
4回裏、昨年も投げた窪田君がマウンドに上がった。昨年は結構いい球を投げていたので肘の故障があったとはいえこのマウンドも期待をした。 しかしストライクが入らない。先頭打者の那須君を歩かすと続く1番米村君の時には暴投で進塁を許し、米村君にはレフトにタイムリー打を浴び早くも失点を許す。続く中野君はサードゴロに打ち取るも3番山本君、4番新井君に四球を与え、5番大谷君はショートゴロに抑えるも6番山岸君にはこの日3本目のヒットをライト前に飛ばされ合計4点を献上し 0-9 となってしまった。 この回だけで2安打3四球更に5盗塁を許してしまった。
球にスピードはあったけどコントロールが定まらなかった。 こうなるとコールド負けの心配が現実味となってくる。昨年よりも事態は悪くなっているではないか・・・・



大宮北は5回表から2年生の左腕渋谷君がマウンドに上がった。先頭の徳里君がエラーで出塁する。 続く永恵君、斉藤君が内野ゴロで倒れるが徳里君は3塁に進む。9番塚田君に期待がかかる。 バッテリーエラーでも良いから徳里君が生還しないか・・・と思う。そしてフルカウントになった。しかしカーブに着いて行けず塚田君は三振に倒れてしまった。
今年もホームインが遠いなぁ・・・・・
5回裏のマウンドに窪田君が向かう。 もしこの回1点でも失えばそれで終わりだ。 先頭の吉澤君をストレートで歩かせてしまいさらにこの試合9つ目の盗塁を許す。 だが渋谷君をフルカウントから空振り三振に討ち取り代打の白石君をセンターフライに打ち取る。あと一人だ。次の攻撃は1番からだ。3巡目になるから何とかなる、と思うも中野君にセンター前に打ち返される。二死だから二塁走者の吉澤君はスタートを切っており悠々ホームを踏んだ。



あぁ今年もコールド負けか・・・・・



昨年は7回まで持ったけど今年は5回までだった。 窪田君の調子は今一あったかもしれないけど登板させたのは3年生になった彼への温情だろうか・・・・そういう起用も良いと思った。



新チームはどうなるのだろうなぁ・・・・・

埼玉県大会はその後、浦和学院、聖望学園がはやばやと敗退した。 そして今日は決勝戦を迎える。 春日部共栄か、市立川越か。
だけど私の楽しみはまた来年の越谷球場にもある。 高校生達の卒業後にも幸あれ、と心の中で叫んで球場を後にした。

あぁ 栄冠は・・・痛恨のさよなら押し出し四球・・・・ 高校野球埼玉県大会から 1

2014-07-22 | Weblog
塁上は全て埋まっていた。しかしアウトカウントは2つ。マウンド上の庄和高校2番手投手高橋君の投じた球が高く外れて押し出しの四球となってしまった。すると大宮武蔵野のダグアウトから選手達が一斉に出て来た。そして後方の応援団からも大歓声が。
選手達がホームプレートを挟んで整列を始める。 あれれ・・・・ あぁぁ~そうかぁ。この押し出しで7点差となり7回裏だったのでコールド勝ちが成立したのだった。 あぁ・・・それでさっきの回庄和高校の選手は無理な走塁を繰り返したのかぁ・・・・・



今年も始まった全国高校野球選手権大会埼玉県予選。全国大会もそうだけど各都道府県の大会も立派な選手権と思っている。昨年はこちらに越してきて15年目でようやく越谷市民球場に観戦に来ることが出来た。
今年は台風の影響で順延された試合もあったけど、7月12日、13日の両日現場観戦に機会に恵まれた。

山村学園 6-2 春日部東
野球場に到着した時は7回表の春日部東の攻撃中だった。あぁなんでもっと早く出てこなかったんだろう・・・・いつも思ってしまう。
打順は下位打線だったけど塁上にはランナーが二人いる。 そしてタイムリー安打が生まれた。 これで 2-5 と3点差に追い上げた。 しかしマウンド上の山村君は後続を何とか絶ってそれ以上の失点は許さなかった。 
この日は朝から気温も湿度も高かった。 フィールド上はどうだったのだろう。もっと暑かった事だったと思う。
7回裏、山村学園は下位打線から始まり得点を上げられなかった。こうなると8回表3番関根君から始まる春日部東は追い上げの流れが、と思った。 しかしこの回から登板した3番手の山村君は3番からの打線を3者凡退に切って取る。
そして8回表の山村学園は2番からの好打順だった。 先頭の森廣君がヒットで出塁する。そして続く金子君が初球、送りバントを決めて森廣君をスコアリングポジションに送る。 春日部東バッテリーとしてはここは森廣君を還したくないところだ。 最後の攻撃は7回に連打を見せた6番から始まる。 しかし山村学園4番内田君がライト前に弾き返す。 だが春日部東、右翼手仲井間君の素晴らしい返球で2塁走者の森廣君はホームに還れなかった。 
塁上には走者が1塁と3塁にいる。 マウンド上の高橋君、5番田中君を迎えてここは踏ん張りどころだ。 田中君の強烈な打球がサード阿葉家君の前に飛ぶ。 きっとホームに突入した森廣君が気になったのだろう。打球を前に落としてしまう。 ホームは間に合わず打者走者を封じるべく1塁に送球する。 山村学園には大きな6点目が入った。 気落ちしたのか高橋君は6番打者の堀田君にぶつけてしまい2死ながら1,2塁となってしまった。 
だけど高橋君は最後の踏ん張りを見せる。7番佐々木君をフルカウントまで粘られながらサードファールフライに打ち取った。 フライを取った阿葉家君が必死に走って打球に追い付いた。 6点目の原因を作ってしまった事に責任を感じていたんだろうなぁ~・・・・

最終回、春日部東ベンチは先頭打者の関君に替わって代打の山崎君を送る。しかしマウンド上の山村君はストレートを続けてたちまち 0-2 と追い込む。そして3球目もストレートを当時、山崎君は打ち返すものの打球は投手山村君のグローブに収まり1塁佐々木君に送られまずワンアウトを取った。 打者走者の山崎君はヘッドスライディングを見せたのだけど。 山崎君は3年生だった・・・・
続く7番仲井間君はそのままボックスに入る。 そしてフルカウントからストレートをセンター前に打ち返した。  2-2 からの微妙なコースを良く見逃した。 
だけど4点差にしてもらったばかりの山村君は余裕があるのか、次の8番木下君を高めのストレートとカーブで 0-2 と追い込み最後は外角高めの速い球で見逃し三振に切って取る。 



あと一人だ。 春日部東ベンチは3年生の阿部君を代打に送る。 最後の打席になるかもしれない、悔いのないように・・・・と。
しかし、阿部君も山村君の快速球についていけず見逃しの三振に終わった。





山村学園はこの勝利が野球部創設7年目で夏の大会初勝利だったそうだ。 スタンドにあれだけ部員がいるのに今年が初勝利だったのかぁ~とむしろ不思議に思った。
敗れた春日部東高校。 あの公務員五輪ランナー川内優輝、そしてプロ野球界ではロッテマリーンズの加藤翔平が卒業生だ。
県立高校なのにやるなぁ~と思った・・・・・・ 
それにしても暑い。 水筒の中のアルカリ飲料はもう底を突いてしまった・・・・・・



大宮武蔵野 8-1 庄和
第二試合が始まるまでに昼食を食べた。 第二試合は県立高校同士の対戦となった。 大宮武蔵野高校は女子生徒が7割を占めているらしい。それでも浦和レッズユース所属で U-19 日本代表の茂木力也、オリックスの佐藤達也が同校のOBだ。
そしてチアーダンス部は全国レベルとの事。そのせいか?AKB48の子島陽菜、島崎遙香が同校のOBらしいけど二人ともチアーダンス部だったのかな?
スタンドでも彼女達チアーダンス部と思しき女子部員が応援の中心だった。



一方庄和高校は目立ったOBはいないけど今春の県大会では強豪花咲徳栄に敗れたものの1-2 と善戦した。それが選手権に向けての自信になるか?と期待した。 第1試合同様に好ゲームを期待したんだけど・・・・・



初回、武蔵野・吉田君、庄和上野君の立ち上がりはよかった。 吉田君はストレートが良く、2番荒川君、3番重田君を連続で空振り三振に討ち取った。 先頭打者の佐藤君を後藤匠君のファインプレーでサードファールフライに打ち取った事で勢いが付いたのかもしれない。  上野君は変化球が冴えた。 先頭の斉藤君を 2-2 から2番吉場君を 0-2 からカーブで見逃し三振に討ち取った。 これは投手戦になるかな?と期待したがその期待は2回にちょっと崩れ出した。
吉田君は3番から始まる庄和打線にストレートを捕えられた。3番高橋、4番渡辺竜也の両君は打ち取ったもののいずれもストレートを鋭くライトに打ち返された。 そして6番上野君、7番竹川君にストレートをセンター前に弾き返される。 変化球がさっぱりストライクにならずストレートでカウントを稼ぎに来たところを打たれた。それでも2死1,2塁から迎えた坂入君を変化球で 2-2 として最後はストレートで空振り三振に討ち取り失点は許さなかった。
2回裏、上野君もストライクが入らない。 4番武富君、5番三野君を連続で歩かせる。初回に決まったカーブが入らなくなっていた。そして5番中山君にはストレートを打たれてレフト越えの2塁打を許した。 ただ武富君が盗塁に失敗していたのでまだこの時点では得点は入らなかった。 武富君の盗塁を見ると高校野球、明日なきトーナメント戦の戦いだなぁと思う。
だが大宮武蔵野は下位打線が打点を挙げる。 7番岩田君のセカンドゴロの間に二野君が生還し先制点を挙げ、続く吉田君のあたりはショート重田君の前に。重田君は焦ったのか打球を落としてしまい高山君がホームイン。2点目を許し、打者の吉田君も1塁に生きた。早くもマウンド上に内野陣が集まった。

 


更に9番加藤君のストレートを捕えた打球は右中間に飛ぶ。 二死なので1塁走者の吉田君はスタートを切っており3塁もまわる。だがうまく打球に回り込んだ右翼手の荒川君から中継の竹川君を経て返球され吉田君はホームで憤死してしまった。 見事な守備、中継だった。 庄和は上野君が捕まえられたが好守で2失点に抑えた。 
だけど投手の吉田君を走らすかなぁ・・・・・とも思った。



だがマウンドに戻った吉田君はストレートが冴え出した。3回には3者凡退に切って取り、4回は先頭打者の繁田君にライト前に打ち返され、味方エラーなどで2死満塁となるも、最後は坂入君をストレートで見逃しの三振に。 坂入君は前の打席で三振だった・・・・ 5回も味方エラーで走者を出すも、その佐藤君の盗塁を刺すなど3人で庄和の攻撃を仕留めた。
一方の上野君、ストレート、変化球共にコントロールが定まらないものの3回は守備が良く3番宮本君を併殺打で打ち取り、4回は2死を取りながら中山君にストレートをセンター前に弾き返され、岩田君にはぶつけてしまい、8番吉田君を歩かせ2死満塁とするも前の打席でヒットを許した加藤君を 1-2 からカーブを引っ掛けさせてセカンドゴロに打ち取った。 吉田君の打席でカーブが暴投となっていたのでここでよく追い込んでいたとはいえカーブを投げられたなぁと思った。
5回裏。 大宮武蔵野は先頭打者、前の打席から代打でそのままレフトに入った北村君が 2-2 からのストレートをセンター前に弾き返し盗塁を決めると続く宮本君に三遊間を破られ北村君が生還。3点目が入った。 そつのない攻撃と感心する。
これ以上点差を拡げられたくない庄和はここで上野君を下げて左翼を守っていた高橋君をマウンドに上げ、右翼の荒川君は左翼に回り上野君が右翼に入った。 
右翼から左翼に回った荒川君が投げると思ったんだけどなぁ・・・・ 



しかし高橋君はストレートが早い。後続の武富、二野の両君を打ち取り失点を抑え次の3番からの味方の反撃を待つことに。 
3番重田君は前の打席に続いてライト前に打ち返し出塁を。続く高橋君はバントで送る。前の打席も高橋君はヒットで出塁した繁田君をバントで送った。4番打者に2打席連続で送りバントをさせる巡り合せに不運を感じたか。こうなると後続が大切だ。 5番渡辺竜也君はピッチャーゴロに打ち取られるも続く上野君は幸運なセカンド内野安打。打席には7番ながら1安打1四球の竹川君がボックスに入る。 吉田君はストレートで 0-2 と追い込むが3球目のきわどいカーブを見送り、4球目のストレートをライト前に弾き返し1点を還した。 更にランナーが二人残る庄和ベンチは3年生の岡田君を代打に送る。 
しかし今度は吉田君が踏ん張り岡田君をセカンドゴロに打ち取った。 庄和としてはもう1点返したかっただろう・・・・

ようやく1点を還した庄和の守備となったけど、今度は2番手高橋君の踏ん張りどころだ。 しかし前の回から登板してストレートの速さを見せた高橋君だけど今度はそのストレートがストライクにならない。先頭のこの日2安打の中山君を歩かせ、続く岩田君は送りバントをきっちりと決める。 更に吉田君にはレフト前に弾き返される。何とか中山君のホームインは留まらせたが9番加藤君も歩かせてしまう。 打順はトップに戻り1番の斉藤君が打席に。これまで3三振の斉藤君であったがこの打席はセンターに打ち上げ、3塁走者の中山君をホームに還す犠牲フライを記録する。 これでまた3点差となってしまい、打席には2安打の北村君が入った。
本来はこの北村君がエースらしく背番号1を付けていた。 スタメンの中では1番の斉藤君と2番吉場君が1年生でレギュラー選手4人がベンチスタートだったみたいだ。 それでこれだけ主導権がとれるのか・・・と後で思った。
高橋君、二死なのだから何とか北村君を打ち取って・・・・と思うも高橋君のストレートを打ち返した北村君の打球はセンター佐藤君の頭上を越えて行った。 そして走者2人が還り、北村君は3塁に達した。 
これで5点差に拡がってしまった。 大宮武蔵野の応援席は大いに盛り上がり、さっきまで元気だった庄和の応援団は静かになってしまった。 高橋君は何とか続く宮本君をショートゴロに打ち取りこの長い攻撃を終えた。 カウントを悪くしてストレートを置きに来るところを痛打されてしまったなぁ~・・・・・







リードを拡げられた庄和の攻撃、先頭打者は代打の3年生小林君。しかし吉田君のストレートの前に空振り三振。 トップに戻って佐藤君がセンターの前に打ち返して出塁する。ここは打順も良くなるのでランナーを溜めて・・・と思うとスタートを切った。おいおいと思うも三野君からの送球が早く盗塁は失敗に。 ここは走るところかなぁ~~? 思わず声を上げてしまった。 佐藤君は脚に自信があるのか?それともベンチのサインか前の打席も相手エラーで出塁したが盗塁を試み失敗をした。 
続く荒川君はこの日まだ3打席無安打。 ストレートを打ち返すがあまり飛ばない。しかしこれが幸いしたか、1塁後方のフェアーグラウンドにポトリと落ちる幸運なヒット。しかし何と荒川君も1塁ベースを蹴って2塁を伺う。 右翼手の宮本君から送球が送られ2塁寸前で荒川君は敢え無く憤死となった。 荒川君はしばらく立ち上がれない。 仲間がよってようやく立ち上がり守備に就くべくベンチに戻った。次は2安打の重田君だったのに。 スコアリングポジションで彼を迎えたかったのかなぁ~…..



7回裏の大宮武蔵野、先頭打者の武富君がセンター前に弾き返す。そして続く三野君は送りバントで武富君を2塁に進める。そして中山君は前の打席に続いて四球を選ぶ。 まだ高橋君のコントロールは・・・・。だが7番岩田君には外野に大きな当たりを打たれるが今度はセンター佐藤君が追いつき2アウトとなる。 このまま何とか無失点に抑えて、8回、9回の反撃を・・・と思うが続く吉田君には前の打席に続いて三遊間を破られる。そして武富君の生還を許した。 0-2 と追い込みながらカーブを打たれた。
外すつもりだったのかな?庄和内野陣がマウンド付近に集まる。 2死まで取りながら、しかも0-2 と追い込んでいたのになぁ・・・



これでがっかり来たのか高橋君は続く加藤君を歩かせてしまう。 そしてまだ無安打の斉藤君が打席に入る。
初球は高く外れる。これは危ないなぁと思う。 そしてボールスリーとなってしまった・・・・・

あの“暴走”は何とか1点を還さないと7点差以上が付いてコールド負けが成立するからという懸念からだったのか・・・・と気が付いたのは試合終了が成立した瞬間だった。
立ち上がりから考えればこんな点差になるとは思わなかった。 安打数を比べると大宮武蔵野の10安打に対し、庄和は7安打。しかし与四死球が吉田君は1四球だったのに対し、庄和投手陣は8四球1死球もあった。これではちょっと・・・・
でもメンバーの中で2年生が11人もいるらしい。 来年どうなるか少し楽しみに思った。

その後山村学園は3回戦で大宮東に 2-4 と惜敗し、大宮武蔵野は市立川越に 0-9 でコールド負けでそれぞれ夏の大会を終えた。

またそれぞれの高校と越谷球場で会える事を願った。

Samurai Blue のフィナーレは8年前と同じ試合結果。 24th June Japan 1-4 Colombia

2014-07-12 | FIFA World Cup
6月20日の午前2時半少し前。 日本対ギリシアが始まる6時間前だったかな・・・・  Brasilia で行われた Colombia vs Cote D‘Ivoire は Colombia のQuintero が70分にゴールを決めて Colombia が2点差のリードとした。残り約20分。このままか Colombia が追加点を挙げて点差を拡げて試合を終えてくれる事をひたすら祈った。 しかしわずか3分後、Cote D’Ivoire の Gervinho が日本戦に続いてのゴールを決めて1点差と迫る。 そして試合はそのまま終わり Colombia が 2-1 で勝利を納め、 Round 16 への進出を決めてしまった。Cote D‘Ivoire の Lamouhi 監督はこの試合も Drogba をスタメン起用せず60分、 James Rodriguez に先制を許した後に投入した。

2点差でCote D‘Ivoire が負けてくれていたらギリシア戦で日本が勝てば得失点差で上回ることが出来る….. と胸算用したんだけど・・・・・ 
日本はギリシア相手にスコアレスドロー。 これで窮地に立たされてしまった、と一瞬思ったけど、そんなに悲観する星勘定でも無いと思い直した。 Round 16 進出の2枠のうち既にコロンビアがその1枠を占めてしまったけど、まだチャンスは充分にある。もしギリシアが日本に負けておれば最後のCote D‘Ivoire 戦は彼らに取っては意味のない消化しか試合でしかならない。1994年アメリカ大会に初出場したギリシアは初戦 ( 0-4 Argentina ) 第二戦 ( 0-4 Bulgaria ) と連敗し、最後の Nigeria 戦も 0-2 で敗れ3連敗、無得点で大会を後にしたが、 Argentina が Nigeria に 0-2 で敗れた為に得失点差でグループ3位に陥落。当時は24か国のワールドカップに出場枠で、各組上位2位までと成績上位4か国までの3位の国が round 16 に進出できた為にマラドーナを薬物使用疑惑で欠いた Argentina が次のラウンドに進んだ。 しかしそこでハジ、ラドチョイ、ドミトレスクらを擁した史上最強のルーマニアの前に屈した。

もしギリシアが2連敗でCote D‘Ivoire を迎えておればCote D’Ivoire が容易に勝ってしまうだろう。そうすると例え既に勝ち抜けが決まっていたとはいえコロンビアに何点差も付けて勝つのは至難だ。 
2試合を終えての星取りでは日本がコロンビアに勝ってギリシアが1点差ででもCote D‘Ivoire に勝ってくれれば日本が前回に続いて Round 16 に・・・・・と胸算用していた。

Rotar y descansar o mantenuer la titular ? ローテーションで休ませるか?そのまま続けさせるか?
コロンビアのスタメンは・・・・
既に1次リーグ突破を決めているコロンビアの地元でも関心も日本戦のスタメン。しかしそれはGKに Faryd Mondragon を起用するかどうかと言う事だった。 94年アメリカ大会ではメンバー入りしたが出場機会はなく、4年後もフランス大会では1次リーグで敗退したが3試合ともゴールを守った。 それからコロンビアはワールドカップに出場できなかったが今大会は南米予選ではすべて U-20 時代からコロンビアゴールを守り続ける David Ospina が16試合全て出場。 13失点は南米大陸予選出場9か国中最少だった。
しかし Mondragon も控えGKとして南米での激戦に参加していた。今回のコロンビア代表メンバーで唯一のワールドカップ出場歴を持ち、大会期間中に43歳の誕生日を迎える。出場すれば94年大会に元カメルーン代表のロジェ=ミラが作った最年長記録を更新出来る。 コロンビアのメディアはこの絶好の機会に Mondragon を出場させるべしとの論調が溢れていた。
しかし Mondragon 自身、地元紙のこのインタビューには“誕生日( 6月21日 ) に惑わすことを言わないでくれ。”と一笑に付したそうだ。

Pekerman piensa en Balanta, Quintero y Guarin para enfrentar a Japon
ぺケルマン監督 Balanta, Quinteroそして Guarin 達を日本戦で起用か

フィールドプレーヤの方ではギリシア戦でイエローカード を受けたMF Carlos Sanchez は日本戦の出場はなさそう。
そうなれば Alex Meija または Alvarez Balanta が起用されるか・・・・と書かれていた。
また日本の事を Great Team と評価しながらもコロンビア紙では主力を休ませるのではとの予想であった。
あるコロンビア紙ではスタメンを下記の通りに予想していた。



Faryd Mondragon, Santiago Arias, Carlos Valdes, Eder Alvarez Balanta, Pablo Amero, Alex Mejia, Freddy Guarin, Juan Guillermo Cuadrado, Juan Fernando Quintero, Adrian Ramos, Jackson Martine.

スタメン総入れ替えとなっていた。 本当にそうならいいのになぁ・・・・・と心底願った。

Un portuges dirigira el juego entre Colombia y Japon
コロンビア対日本戦にポルトガル人主審

主審を誰が務めるかと言う記事が掲載されるのはさすが南米。日本とは異なるところ。
ポルトガル人の Pedro Proenca 氏が先のカメルーン対クロアチア戦に続いてコロンビア対日本戦の笛を吹く事に。
Proenca 氏は昨年の FIFA Confederations Cup でも主審を務め、ワールドカップ欧州予選のプレーオフ、ルーマニア対ギリシア戦、そして 2012年5月UEFA Champions League の決勝戦 Bayern München vs Chelsea の主審も務めた経歴を持つ。 だから不可解な判定はしないだろう・・・・とこの時は思ったんだけどなぁ・・・・・



スタメンは予想通り   しかしスタンドは    
コロンビアのスタメン発表を見た時。私は思わず Pekerman 監督に感謝した。 
GK こそ Modrgon ではなく第1GK の Ospina であったが、CB Camilo Zuniga 以外は全て前日のコロンビア紙と同じスタメン。 更に2列目右の Cuadorado ( Fiolentina ) を除く8選手が前のCote D‘Ivoire 戦ではスタメンでは無かった選手。
MF J. Rodoriguez, FW Guitierrez らレギュラー陣はベンチスタートとなっていた。
まさに Pekerman 監督が前日コロンビア地元紙で見られた Pekerman les dara minutos a los que no hau jugado ( ぺケルマン監督、出場機会の無かった選手に時間を与える。) の見出しを地で行ってくれた。
このメンバー相手に勝てなければもう日本代表は・・・・とこの時点では強く思った。
8年前の第三戦。2連勝で勝ち抜けが決まっていたセレソン Parreira 監督は Cafu, Robert Carlos, Kaka, Ronaldihno, Robinho をスタメンから外してくれたが不調だった Ronaldo をスタメン起用。 その Ronaldo に2ゴールを決められ一時的な復調のきっかけを献上してしまった。





一方の我が日本代表は大久保がスタメンに入りワントップに。 香川はスタメンで起用され、2列目は左から香川、本田、岡崎とおなじみのメンバーが並び、長谷部と組むボランチには青山が抜擢された。 CBはこの試合も吉田と今野。そしてサイドバックも右に長友、左に内田と3試合連続のスタメンとなった。





しかし競技場の雰囲気には驚かされた。 
“ ブラジル国民は他の南米は応援しません。 コロンビア戦は日本のホームの様にブラジル観衆が日本を応援するでしょう。” 大会開幕数か月にあるテレビ番組でこう話す地元の人のインタビューが紹介されていた。
しかし、観客席はコロンビア代表のイエローカラーで覆い尽くされており、君が代に続いてコロンビ国歌が始まると共に大合唱が始まる。完全にコロンビアのホーム。日本のアウェーであった。





同時キックオフのギリシア対Cote D‘Ivoire は Dorogba がスタメン出場。 早くに先制を奪って逃げ切るという方策だったのだろう・・・・ ギリシアが先制する事を祈った・・・・

コロンビアは強いわぁ・・・・
日本のキックオフで始まった試合。このメンバー相手なら日本が主導権を握って・・・・と言う淡い期待はあっさりと霧散してしまう印象を持った。 人の動きもパス出しも早い。 日本の左サイド、特に長友の上がりを消しにかかっているみたいだった。
特にこれまでの2試合スタメンだった Cuadorado がボールを持つと簡単に奪えない、そういう格の違いを見せつけた。
本田にはボランチの Mejia が厳しいマークに入る。 
メンバーの所属先を見てみれば控え選手とは言え左SB Santiago Arias ( PSV Eindhoven ) 右SB Pablo Arumero ( West Ham United ) CB は Carlos Valdes ( San Lorenzo ) Camilo Zuniga ( SSC Napoli ) ボランチ Alexandre Mejia ( Atholetico Nachional Medellin ) Fredy Guarin ( Inter Milano ) MF Cuadorado ( Fiolentina ) Quintero ( FC Porto ) FW Adrian Ramos ( HBS Berlin ) Jackson Martines ( FC Porto ) GK David Ospina ( Nice ) と所属先は名門チームばかり。
日本代表程度なら簡単に主導権を握れるメンバーだった。
それでも9分には長谷部が Camilo Zuniga を切り替えし Zuniga をかわしてシュートに持ち込み、その際に内田、岡崎が中に切れ込んできていたのを見ると、得意の連動した動きがみられると期待した。12分には長谷部が前線に放り込むと Valdes が何とかコーナーに逃れる。その直後も長谷部、内田が連続してミドルを放つ。15分、青山から香川に縦パスが入るが惜しくもシュートには持ち込めなかった。 徐々に日本がペースを握りつつあると感じた時間だった。
しかし先制を許してしまう。 19分、岡崎がボールを取られ前線に繋がれる。 Quintero から Ramos に絶妙のスルーパスが入り今野がマークに入ると Ramos が倒れる。 Proenca 主審のホイッスルが鳴り何とPKが与えられた上に今野にイエローカードが出される。 今野はしっかりとボールにタックルに入ったけど最後のステップで切り替えされた時に今野の脚が Ramos の脚を引っ掛けていた。 
このPKを Cuadordo にあっさりと決められ、痛恨の先制ゴールを許してしまった。
今大会初めて喫した先制点だったけど最も与えたくない相手だった。















今大会最高の時間帯 そして同点
コロンビアDF陣は先制したことにより裏を取られない様にラインを下げる。これによりやや深く攻め込む事が出来た。
21分。岡崎が Valdes に倒されFKを得る。 本田が狙うけど壁に当たる。 4年前ならもっと良い弾道を蹴っていたけどそれはボールが変わった為か?遠藤がいないのでFKの弾道は相手GKに読まれ易い。CKの時も本田が蹴るので中の攻撃が手薄になる。 ワールドカップ本番で気が付くなんて・・・・
25分54秒、長谷部のFKから大久保を経由して香川に。 香川が放ったシュートはGK Ospina が倒れ込んでナイスセーブでストップ。そしてその後のショートコーナーから岡崎に渡り香川に渡って放たれたショットは惜しくも外れる。そろそろ香川のショットもターゲットを捉えてくれるかな、と期待した。
32分本田が倒されFKを得る。 本田のこの試合3度目の直接狙ったシュートは僅かにポストの右に外れて行った。 
決まったかと思ったけどなぁ~。 
36分にはスローインから長谷部が青山に送り前線の岡崎に。岡崎が落としたところを内田が拾い中に入れる。そして大久保が Valdes と競りながら放ったオーバーヘッドシュートも惜しくも外れた。 

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39分には青山から大久保に、そして香川に送る。香川は Valdes をかわしてシュートに持ち込むが更に相手DFに当たってゴールには至らない。 
連続してコロンビアゴール前に迫る日本代表だけど42分にはカウンター攻撃を受ける。 右SB Arias から一気に前線の Ramos に渡りそして Martinez に送られシュートを撃たれる。 ここは外れてくれたけど、奪ってから手数を掛けずにあっという間にゴール前に運ばれた。 こういう攻撃、日本には出来ないかなぁ~というtも思う。
そしてギリシアが先制をしたとの情報が入って来た。 リードしていればなぁ・・・と思った。
45分を過ぎロスタイムは1分と表示される。前半はリードされたまま終わるのかと思った45分33秒、長谷部が Cuadordo にボールを奪われ逆サイドに走った Martinez に繋がれ、中央の Ramos に入る。しかしここは吉田がカットし内田に送る。そして前線の本田に。本田はマークを受けながらも中に送ると岡崎が Zuniga と競りながら身を投げ出して放ったヘッドが GK Ospina を破りコロンビアゴールネットを揺らし、遂に同点に追い付いた。そしてこのプレーを以て前半終了のホイッスルが鳴った。 
8年前は玉田のゴールで先制しながら終了直前、 Ronald のゴールで追いつかれ、後に3連続失点を喫した。
今回は逆に同じような時間で追いついた。だからこのゴールで後半は大いに期待できると思った。先制を許してから同点に追い付くまでの約25分間に見せた連続攻撃は今大会最高の時間帯であった。 出来ればもっと早く追い付いて欲しかったけど。






現実を見た後半。 これは勝てんわ。

後半に入る前にコロンビアベンチはCuadorado を下げてくれた( Ramirez を投入 ) けど 2試合連続ゴールのRodroguez を Quintero に代わって投入して来た。これで Rodriguez がトップ下に入り、Ramos か Martinez のどちらかが2列目に戻ってワントップにしたのではないかな・・・・
開始早々、青山が Rodriguez に激しく当たる。 しかし Rodriguez が止まったのはこの時だけだった。
49分20秒には Rodriguez にドリブルシュートを許すがここは何とかCKに逃れる。50分14秒には Ramos からの左サイドへのパスがオフサイドに取られたが危ないところだった。その直後にも左SB Arumero を起点にカウンター攻撃を受ける。得点は許さなかったが危ないシーンだった。
53分にはFKを与えて中央に入った Rodriguez, Ramos を越えて Ramirez に渡りシュート態勢に入られるがここは吉田がマークに入る。 
早くリードを奪ってくれと期待を持っての後半開始であったけど Rodriguez  Martinez を中心としたコロンビアの攻撃陣にたじたじになっており失点を防ぐのがやっとの立ち上がりであった。
そして55分、右サイド Arias が上がり中央の Rodriguez にマークに着いた青山がかわされ、吉田と内田がマークに入ろうとしたところを Martinez に送られる。 そして Martinez にゴールを許し再びリードを奪われてしまった。
残り35分で2ゴールが必要になった。今の代表にこの時間でこのゴールは….と思う。





58分長友が右サイドを突破し入れたクロスに大久保が Valdes と競り合いながら飛び込むがヘッドは惜しくも外れる。
この試合長友が初めて見せたサイド突破であった。 
62分日本ベンチは青山を下げて Rodriguez 対策だろう、山口を投入する。しかしこれで遠藤投入は無くなったかなぁ~、遠藤もこれで代表から・・・・・と思った。
66分内田が岡崎とのパス交換から抜け出し入れたクロスに大久保がネァーサイドに飛び込むが惜しくも決まらない。
ここは決めて欲しかったなぁ~。 
67分に日本ベンチは岡崎を下げて柿谷を入れてワントップに置く。そして大久保は2列目右に。 岡崎は残して欲しかったんだけどなぁ~と思う。何とか昨年11月のオランダ戦、ベルギー戦で見せてくれた相手ゴール前での連動のある動きを見られないかなぁ、と思う。そうなると大久保よりも他の選手達と慣れた岡崎の方が、と思ってしまう。
ギリシアがまだリードしている。何とか早く同点に追い付いてくれないかなぁ~と願う。
73分、Cote D’Ivoire が同点に追い付いた。いよいよ苦しくなって来た。だけどまず勝たないと、と思う。
日本は攻め込みながらもボールを奪われては一気に繋がれて最後はDFが体を張ってそしてファールを使ってピンチを阻止するの繰り返しだ。 こうして段々最前線と最後尾が拡げられてしまう。 Rodriguez は技術の違いの上に後半から入った為に体力差も見せつける  そして80分、本田に Guatin が激しくチャージに入りボールを奪う。
ホイッスルは鳴らない。そしてあれよあれよと言う間に日本ゴール前に繋がれて致命的な3点目を決められてしまった。



あぁ~この4年間は~。 これからの4年間は、いや予選があるから3年間か、いや2年間かな・・・・・

試合終了後、ギリシアがロスタイムにPKを得てそれを決めてまさに大逆転で Round 16 に進出したと報道された。
初戦を 0-3 で失い第二戦を引き分け、第三戦を1点差で勝つ。 まるで1966年大会の北朝鮮だ、と思った。
ギリシアは3度目の挑戦で1次リーグ突破だ。 しかし1980年の欧州選手権では予選を勝ち抜きまだ8か国しか進めないイタリアで開催された本大会に出場した。 ギリシアだって日本より歴史はあるのだ・・・・と思った。

結局終わってみればスコアーも8年前と同じだった。 
3日後、コロンビアはスアレス抜きのウルグアイと対戦した。スタメンには日本戦で活躍した Martinez も名を連ねていた。
他にも左サイドの Armero がスタメンに抜擢されていた。 日本はこの2選手の育ての親になったかな。
Rodriguez のワールドクラスのパフォーマンスを見ているととても日本が勝てる相手ではないと思わされた。
まぁ早く同点に追い付いて、もしリードしたまま後半を迎えておればもっと状況は変わっていたかもしれない。
こんな結果になる事も予想も覚悟もしていたけど、実際にそれを目の当たりにすると寂しい気がする。
このメンバーでここまでか・・・・・と。

4年後はすぐ来てしまう。 その時、まず日本がアジア地区予選を勝ち抜いていてくれることを願うよ。 そのためにはアジア枠が激減されていないことを切に願う。