
掛川のスローな資源を巡り、スローな価値を体感する自転車旅(1泊2日)を試行し、掛川における今後の滞在型サイクルツーリズムの可能性を探ろうと、3/7-8に、“スロースタイル・ガイドサイクリング モニターツアー”を実施した。
このツアーは、われわれのNPOが提唱するライフスタイルツーリズムの試行実験であり、既に数年実施してきた自転車によるガイドサイクリングを、さらにステップアップし、ガイドツアーとして商品化しようというものである。
掛川のローカルサイクリストが、掛川を訪れたサイクリスト(モニター)をガイドする
モニターは、自転車・アウトドア関係者、研究者等を対象とする
滞在型サイクリング+ガイドサイクリングを試行する
あえて里山温泉旅館に滞在、里山の地形と風景を体感してもらう
掛川のスローな資源をスローに巡り、触れ、味わい、そのフィーリングをフィードバックする
サイクリストが滞在することで、自転車の旅と新しい交流型産業の可能性を探る
一日目は、小笠山山麓に拡がるモコモコ地形の中をうねりながら、横須賀の街並みや食材を体感し、北上して倉真温泉に宿泊。二日目は掛川市北部の里山で、水田と茶畑の中を走り、2つのテーマ館(ねむの木こども美術館と資生堂企業資料館・アートハウス)を堪能した。
結果、既にわれわれのサイクルツーリズム資源として顕在化しているものを提案するシチュエーションには、一定の評価が得られたようだ。しかし、課題も明確になった。ガイドに必要なリーダーシップ。安全対策としての明確なレギュレーション。充実したレンタルシステム。この3つをクリアしていくことを、当面の目標としたい。
掛川市内には、写真のように表示された広場がいくつかある。自転車の愉しみ方を人びとに提供するため、我々には積極的な試行錯誤と練習が必要だ。
■静岡新聞3/7朝刊記事より
http://www.shizushin.com/news/local/west/20090308000000000035.htm
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