自然回帰マーチャンダイジング

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500段めの陶板画

2008-11-21 21:17:13 | 自然回帰の旅

 6年ぶりに四国へと足を運んだ。その理由はまた明らかにしていくが、初めて金刀比羅宮参りをすることができた。そこで見つけたのがこの巨大な陶板画。見たことがある。記憶がフラッシュバックし、テレビの美術番組だったことを思い出した。

 美術家の田窪恭治氏による全長25メートル、高さ6メートルの椿の壁画に囲まれた空間「神椿」。なんと資生堂パーラーがサービスを提供するカフェ&レストランだった。本宮まで785段の石段のちょうど500段め。江戸時代から休憩施設の茶屋があった場所。ヤブツバキの群生とともに、この巨大な陶板画がある。

モコモコ ブーム

2008-11-11 21:57:55 | 自然回帰の旅

 掛川市の旧大東町土方地区は、隆起したであろう「山」とも「丘」とも違う、こんもりした小山=モコモコが無数に点在し、独特のユルユルした地形をつくっている。これは、いわば自然が創り出した象徴的な造形物でもある。

 地域のひとびとは、その上で、またはその中で、暮らし、商い、農耕・生産を営んでいる。歴史をひもとけば、大きなモコモコのてっぺんが城であったり、水源であったり、墓であったりと、人の営みに大きな影響をもっていた。この自然の造形・地形が、原風景的懐かしさを憶え、五感に馴染むことを、あらためて実感している。

 このモコモコを使ってCMを撮影してみた。景観講座の題材にしてみた。この、たった標高10mにも満たないモコモコに登ると、不思議なことにみんな笑顔になる。モコモコのてっぺんに登って、いい顔をして遠くを見渡している。大東地区では、このモコモコを使って、2009年の静岡国民文化祭に参画することになった。いま、モコモコがちょっとしたブームになりつつある。