
伊豆の狩野川流域を自転車適地にしようと、当時大仁町観光協会会長だった内田隆久さんと一緒にコリドー狩野川構想を立ち上げたのが1999年。2000年の伊豆新世紀創造祭という伊豆の観光再生事業で、唯一“川”を観光商品化しようという取り組みだった。それから3年後には生まれ故郷の森町のサイクルツーリングコースの設定とマップ・サインの整備を手掛け、さらにぐるっと浜名湖ツーリズムの名称で浜名湖サイクルツーリングを事業化した。
1980年代の終りから90年代の初めまで、静岡県サイクリング協会の協力のもと、ヤマハリゾートつま恋や西武百貨店をスポンサーにハーフセンチュリーランやロードレース、耐久レースなどの事業に携わってきた。参加者の範囲とその評価から、静岡県が自転車適地であることは明白だったが、90年代終りまでぷっつりと自転車から遠ざかった。
サイクルツーリズムの商品化に取り組んで12年。この12月に世界の自転車フレーム供給基地である台湾へ、初めて足を踏み入れた。そこで見えてきたのは、自転車産業が台湾経済の重要な位置に置かれていることだった。もちろん、世界最大の自転車メーカーであるGIANT社の本拠地は台湾だし、ヨーロッパの著名なメーカーの多くが台湾にフレーム生産を依存している。そうした業界事情とも相まって、行政の交通施策や観光施策に、自転車が積極的に位置付けられていることがよくわかるのだ。
例えば、台北市内の地下鉄は、曜日指定があるものの自転車を地下までエレベーターに載せ、車両にもそのまま積載することができる。中心市街地には車道や歩道に自転車レーンが、歩道脇には車輪止めが、ICカード利用の乗り捨て可能なレンタサイクルが整備されている。これは、自転車先進地であるヨーロッパでは通常の光景だろうが、ともすれば日本!?と錯覚するようなアジアの都市で、このようなシステムがごく普通に運用されていたことに率直に驚いた。地元のガイドに言わせると、車道の自転車レーンの整備は失敗例だと言っていたが、これで一丁上がり、ではなく試行錯誤しようという意思も読み取れた。
GIANT社が展開する女性のためだけのサイクルショップ“LIV”が面白かった。自転車もウエアも女性専用。ショップ内はスポーティーなレディースモード全開で、台湾のマーケットの懐の深さを思い知らされた。いくつかのショップに立ち寄ってみたが、広大な展示スペース、扱いブランドやパーツの充実度は素晴らしかった。
台湾をはじめ、北海道など国内外のサイクリストとの交流によって、静岡県を自転車適地として顕在化し、商品化しようという取り組みをスタートさせている。ここ数回にわたって、自分が実際に体感した台湾を、自転車事情としてレポートしていくこととする。

1980年代の終りから90年代の初めまで、静岡県サイクリング協会の協力のもと、ヤマハリゾートつま恋や西武百貨店をスポンサーにハーフセンチュリーランやロードレース、耐久レースなどの事業に携わってきた。参加者の範囲とその評価から、静岡県が自転車適地であることは明白だったが、90年代終りまでぷっつりと自転車から遠ざかった。
サイクルツーリズムの商品化に取り組んで12年。この12月に世界の自転車フレーム供給基地である台湾へ、初めて足を踏み入れた。そこで見えてきたのは、自転車産業が台湾経済の重要な位置に置かれていることだった。もちろん、世界最大の自転車メーカーであるGIANT社の本拠地は台湾だし、ヨーロッパの著名なメーカーの多くが台湾にフレーム生産を依存している。そうした業界事情とも相まって、行政の交通施策や観光施策に、自転車が積極的に位置付けられていることがよくわかるのだ。
例えば、台北市内の地下鉄は、曜日指定があるものの自転車を地下までエレベーターに載せ、車両にもそのまま積載することができる。中心市街地には車道や歩道に自転車レーンが、歩道脇には車輪止めが、ICカード利用の乗り捨て可能なレンタサイクルが整備されている。これは、自転車先進地であるヨーロッパでは通常の光景だろうが、ともすれば日本!?と錯覚するようなアジアの都市で、このようなシステムがごく普通に運用されていたことに率直に驚いた。地元のガイドに言わせると、車道の自転車レーンの整備は失敗例だと言っていたが、これで一丁上がり、ではなく試行錯誤しようという意思も読み取れた。
GIANT社が展開する女性のためだけのサイクルショップ“LIV”が面白かった。自転車もウエアも女性専用。ショップ内はスポーティーなレディースモード全開で、台湾のマーケットの懐の深さを思い知らされた。いくつかのショップに立ち寄ってみたが、広大な展示スペース、扱いブランドやパーツの充実度は素晴らしかった。
台湾をはじめ、北海道など国内外のサイクリストとの交流によって、静岡県を自転車適地として顕在化し、商品化しようという取り組みをスタートさせている。ここ数回にわたって、自分が実際に体感した台湾を、自転車事情としてレポートしていくこととする。












そうだったのですね!
台湾はフレームメーカー集積国という認識しかありませんでしたが、国が国策として支援しているのですね。
日本にもシマノやブリジストン、パナレーサーなどのグローバルなパーツメーカーや完成品メーカーも多いですから、先行している欧米を見習いながら日本固有の自転車文化を創っていきたいですね!