アメリカGAYライフ American Gay Life by an expat Japanese

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今、酔ってます

2004-12-19 05:05:32 | Weblog
クリスマス直前の週末。街は賑わい、パーティーがいたるところで開かれ華々しい雰囲気。だけど、今年最後の「20代の集い」はたった15名程度が集まっただけの物寂しい回となった。Brianとその今の恋人Benも参加していて、僕とBenはBrianをはさむ形で近くのレストラン(行きつけのBar&Grill、Timberlake)へ向かった。まさにサンドイッチ状態。どこまでBrianが僕のことをBenに話しているかは不明だけど、口の軽いBrianのことだから、全部、Benに話してしまっているだろう。それに、Brianと僕はキスしかしなかったし、Benに話して不都合なことはないはず。

Timberlakeで食事を終えた後、普通はバーへ繰り出すのに、ほとんどが家路へ。Markから金曜夜、会えるようだったら電話してと言われていたので、レストランから電話した。だけど家の電話にも携帯電話にも出ない。ま、金曜夜、一人で自宅でいるなんて、都会のゲイにはありえないか。きっと携帯の電波の届かない半地下のバーかビリヤード場にでも行っているのだろう。

結局、金曜の夜、一人でバーに繰り出すことになった。Timberlakeを出たのが11時半。そのまま家に帰るのも早いしなぁということで、ビール1杯だけ、のつもりで行きつけのバーへ行った。

行き着けのバー、JR'sはクリスマスのデコレーションがされ、パーティーに行った帰り際のようなタキシード姿の人や、いつもよりお洒落な人たちでごった返している。やっぱりクリスマス前の週末で賑わっている。あまりに込み合っていて、立ち場所を探すのが大変だったけど、どうにか自分の場所を確保。すると、視界にあのChrisが(過去の日記にChrisとの辛い思い出を書きました)。僕の目の前3メートル先の距離。

中年男とロング・ヘアーのモデル風という奇妙な取り合わせの人たちと3人で飲んでいる。あんなことがあったし、僕には関係ないと思って、特にその場を立ち去るわけでもなく、ただ、Chrisのことを見ないように、ミュージック・ビデオの画面をひたすら眺めながらビールをグビグビやっていた。でも、Chrisを見ていなくても、彼が僕に気付いて、たまにじっと僕の方を見ているのが分る。

だけど、「もう関係ない」、っていう気持ちが強くて、そのまま無視をしたまま僕は立ちつづけていた。

そのまま20分くらいが経ったころ、Chrisが僕に近寄ってきた。僕の名前も覚えていた。こんなに身長が高かったかなというくらい背が高い。2メートルくらいありそう。相変わらずいい男だったけど、あれから2年と2ヶ月がたったChrisは、やっぱり額と口元に皺ができていたし、なにより、歯の矯正をしていた。

Chrisが、僕に、「メガネがなくなったね」と言ったのに対して、僕は「歯の矯正してるんだね」って応えた。しかも、今晩、Chrisも僕も、同じような紺色のシャツにブルージーンズの出で立ち。まるで双子。Chrishは、僕のファッションに「You have a good taste (趣味言いね)」とのコメント。自画自賛ということ。

Chrisは僕を彼の奇妙な友達二人に紹介してくれた。ロング・ヘアーのStuartはルーム・メートなのだとか。もう一方はMichael。Chrisが僕を紹介するとき、「I had a great time 2 years ago with this guy.」って紹介した。本気で、Chrisにはいい思い出しか残ってないのか。だけど、それだったら何故、あれから連絡を取ってこなかったかの説明がつかない。やっぱり口だけの男なんだよなぁ、きっと。

そして4人で僕たちは別のバーに移り、Spice Cakeという名のエッグ・ノッグのような甘ったるいカクテルを立て続けに2杯飲み干した。これはMichaelのおごりで、強制的に一気飲みをせざるを得ない状況だった。

Spice Caseを飲み干した後、Chrisはコートを預けてくると言ったきり戻ってこなかった。MichaelはChrisを探しに行くと言って去り、Stewartは友達を見つけてだべりだし、結局、僕はまた一人に。Spice Caseの強烈なアルコールが回り始めた。退屈で、疲れてきたので、2階のダンス・フロアにChrisを探しに行き、「It was nice seeing you again.」ということと、「Two shots of Spice Cake is really hitting me.」という理由をつけて、お別れした。Chrisも、「Take care」という返事。「See you soon」と言ってくれなかったところが、正直、悲しかったかな。

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