アメリカGAYライフ American Gay Life by an expat Japanese

新ブログに引越!My new blog http://gayjapaneseexpat.blogspot.com/

男って・・・

2005-08-30 10:26:30 | Weblog
Davidの念願だった転職がようやく決まったらしい。これまで政府系機関の法務部勤務だったので、公務員扱いで給料が(民間に比べると)安かったらしいけど、今度は民間の金融系会社への転職が決まったので、給料や手当てが年間にして6万ドル(600万円くらい)アップするとか。確実に、年収、15万ドル(1500万円)以上って感じじゃない?それでも貧乏っていうんだから、これは単にワリカンの口実なんじゃないかと。

新しい職場での勤務を開始するのが、9月26日とか。今の仕事もそろそろ退職ということらしく、この端境期を利用して9月13日から長期旅行に行くことにしたらしい。

その目的地は――タイ。


もうアジア人好きのアングロって、なんでここまでタイ好きなんだろう。もう頭のなかはピンク色に染まったタイでいっぱいなんじゃない?イスラム教徒が一生のうちに一度はメッカを巡礼するみたいに、アジア人好きアングロってタイ訪問を「死ぬまでにやりたいことリスト」のトップ10に入れてるよ、絶対。

Davidに、"Have fun"と意味深なことを言ったら、

「僕は寺院とかそういう観光名所だけを見て回るつもりだから」

なんていう僕の疑惑を拭い去りたいといわんばかりのセリフが返ってきた。はいはい、なんとでもおっしゃってください。所詮、僕にはそれを確かめる手段はありませんから。


過去の男を振り返っても、タイに行っただの、行きたいだのという男が多かったなぁ。やっぱ、あの性に関してリベラルでその手の産業が花盛りのタイって、ある種の桃源郷、憧れ、地上の楽園、快楽の園、なんだろうなぁ・・・。

僕らにそんな場所ある?アムステルダム?それとも最近話題の東欧?

目撃!

2005-08-29 08:48:02 | Weblog
実は今週末、NYに行っていたのはDavidだけではなかった。元カレJamesも、お父さんの誕生祝があるとかで、ニューヨーク近くの実家に一時帰省していた。

そのJamesから、日曜夜、電話がかかってきた。

"Guess who we saw today?"(今日、誰を見かけたと思う?)

という質問。

はっはー、これは、誰かセレブをマンハッタンで見かけたなぁ、とすぐ分かった。というのも、僕がNYに住んでいた頃、週末、ぶらぶらしているとだれかテレビや映画でみたことある有名人に一人や二人、遭遇したものだったから。

「で、誰を見たって?」

とこらえきれずに催促すると、

「ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー、それとアンジェリーナ・ジョリーの子供2人」

との回答。

すっごーい。セレブの中でも超Aクラスの有名人、それも二人同時。やっぱり、うわさは本当だったんだねぇ~、なんて妙に納得。

NYのSOHOにある小さなブティックにJamesがいたとき、そこに2人が入ってきたのだとか。狭かったから、もう肩が触れ合う感じだったらしい。でも、Jamesと妹のAnnは、coolに振舞って、サインを求めたり話しかけたりはしなかったらしい。さすが、元ニューヨーカー。僕がそんなシーンに遭遇したら、恐れ多くて話しかけられないだろうなぁ。こういうときに、コギャルや大阪のおばちゃんパワーがあると強いんだろうけど。



Adam Baldwin

2005-08-28 00:13:15 | Weblog
テレビで再放送されていた『インディペンデンス・デイ』の映画を観ていたら、前回観た時には気がつかなかったハンサムを発見。名前は、Adam Baldwin。あのBaldwin兄弟とは無関係らしい。役柄は、大統領を護衛する軍関係者でちょっとマイナー。だけど、今回、ひときわ僕の目を惹いたのが、Denisにどこか似てるから・・・。

アゴのラインとか全体の印象とか・・・。あ~、やっぱり吹っ切れてないかも。



もっと彼の写真が見たい人は、こちらこちらをどうぞ。

涙の捨てゼリフ

2005-08-27 06:19:00 | Weblog
それは行きつけのゲイバーでのこと。Davidが僕の知り合いの中国系アジア人Benと二人でいる。Davidの腕がBenの腰に回ってるし。二人の関係は火を見るより明らか。向こうも僕に気がついた。距離にして2、3メートルの至近距離。気がつかないほうが難しい。二人を同時に目撃して、自分の心の中で嫉妬の気持ちが爆発するのが分かる・・・。じっと僕を見つめるBen。逆に僕を正面から見ることができないDavid。

去るものは追わず、がモットーの僕。あ、そう。そっちがいいんですか、じゃ、お別れだね、とDavidに言って僕はバーを立ち去った。




――というのは僕が昨日見た夢の話。いやー寝付き悪かったぁ。あんな感じ悪い夢を見たのは久々だった。昨日の夜、「ちょっと横になろう」なんてうまいことを言って10時過ぎに僕をベッドに引きずり込んだDavid。そのまま熟睡してイビキまでかきだした始末。僕もいつになく(Davidによって!)早朝にたたき起こされていたこともあり、ウトウト・・・。そんな中で見た夢がこれでした・・・。

* * *

結局、Davidはまた今週末もニューヨークに行ってしまいました、一人で。


――今朝、自宅でボーっとしていると、Davidから携帯電話に連絡が。

「今、42丁目に向かって歩いているところ。今回取ったホテルは、前より狭いけど、内装はエレガントだよ~。見晴らしもよくって、セントラルパークも見えるし、ハドソン川も見えるよ。今から電車かバスに飛び乗って、ニューヨークに来ない?」

もちろん、答えはNo。行く気だったら最初っからそうしてます。しかも、資金不足をニューヨークに行かない理由の一つに挙げたところ、「じゃ、ミュージカルは僕一人で観にいくから、その間に友達とかに会っておいでよ」、というDavid。

え?本気ですか?


しばらくデートして分かってきたのが、Davidは、自分が決めた計画やライフスタイルそのものは、絶対に変えないということ。十数年住んでいるというそのマンションも家具や調度品が調えられていて、壁には絵画が大量に掛けられている。僕よりも長い人生を送ってきた彼が、その間、自分だけの生活空間を築き上げてきたというのが手に取るように分かる。僕の「未完」のアパートとは対照的。その積み上げられた生活空間の中で、ちょっとだけ空いたスペースに新しい絵画を掛けるように、Davidは僕を押し込もうとしている感じ。

昨日の金曜夜も、仕事が終わってオフィスを出たとき、Davidから携帯電話にメッセージが残されていた。

「今、5時半ぐらい。これから同僚と飲みに、、、といっても僕はコーラしか飲まないけど、、、でも早めに切り上げる予定だから、今晩、それからでよければ夕食にでも行こう。僕の携帯にメッセージ残しておいて」

で、僕はDavidにメッセージを残しました。今晩空いてるから連絡くださいっていう手短なメッセージを。

それから自宅に戻って、来週一週間の食料品を買出しに行ったりして時間を過ごしたのだけど、Davidから連絡が来たのが8時過ぎ。そのとき、Davidが開口一番に言ったのが、

「飲み屋だったんだけどつまみがたくさん出てきてさぁ。お腹いっぱいなんだよね。僕は夕食いらなくなった。しかも、疲れた。明日は朝7時半のバスでニューヨークに行くし、あんまり夜更かしできない」

ウダウダ・・・

木曜、ミュージカルを観た夜、結局、Davidの家に泊まったときも、「明日は7時半には起きるから」という警告。で結局、翌朝起きてみたら、その日は朝、しばらく自宅でする作業があるとかで、僕まで一緒にその時間にたたき起こされる必要はなかったことが判明。ムッカー!

「自分の生活は絶対変えません、逆に僕のに合わせてください」っていう典型。

Davidって、少なくともここ数年はシングルの模様。あれだけハンサムなのに独り身が続いた理由がようやくわった。問題ありすぎ、彼の性格は。ハンサムで、独り身で、しかも恋人募集中、そんなうまい話がそう簡単に転がってるわけないよねぇ。

もうDavidとのデートは辛すぎ。2回に1回は口論になってるし。しかも、向こうは根っからのポジ男。すぐ機嫌が悪くなるのに、その立ち直りが早い!一度、切れかけにまで持ち込まれた僕は、そんなにすばやく立ち直れない。グズグズ煮えたぎるフラストレーションを押さえ込むのに時間が必要。あっけらかんと接されると、うまく対応できない。

次に口論になったら(すぐにその機会はやってきそうですが・・・)、もうこっちの気持ちもぶちまけて"You've got a problem!"とかなんとか言うしかない。

向こうはやり手弁護士、絶対に揚げ足をとって反論してくるだろうけど、どんなへ理屈をこねられたって、ヤツに問題がある事実に変わりない。ウダウダ言ってきたら、"That's it. This is exactly what I don't like about you."とか言ってやる!

作家、森瑤子は、イギリス人男と不幸な結婚生活を送ってたと、そのエッセーで赤裸々に語っているけど、夫と口論になったときに相手をギャフンと言わせるセリフを、常日頃から考えてリストアップしていたとか。僕も見習って、ちょっと用意しておこうかな・・・。