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毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

認知症の周辺症状に「抑肝散」

2010年09月28日 14時19分07秒 | 日常
【漢方のちから 今、医療の現場で】(5)認知症の周辺症状に「抑肝散」 (1/2ページ) - MSN産経ニュースより引用

 現在、日本に約220万人の患者がいるとされ、高齢化に伴い増え続けている認知症。主な症状には、記憶力や判断力の低下などの「中核症状」と、抑鬱(よくうつ)や不眠、妄想などの「周辺症状」がある。

 中核症状は患者本人にとって大きな問題だが、患者を介護する家族にとっては周辺症状の方がより深刻な問題といえる。お金を盗られたと思いこむ物盗られ妄想、あちこち歩き回って家に帰れなくなる徘徊(はいかい)、昼夜逆転し夜中に騒ぐ…。こうした問題行動を含む周辺症状が在宅での治療を困難にする最大の原因にもなっている。

こうした中、注目されているのが漢方薬の「抑肝散(よくかんさん)」だ。もともと小児の夜泣きや疳(かん)の虫など精神的興奮に対して使われていた薬だが、20年以上前から認知症患者にも使われている。

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 ありがたい研究報告です。確かに漢方薬は独特の苦味や香りがあって、服用させるのには工夫が必要だと思いますが、それでも「周辺症状」の改善に、ちょっとでも効果があるというのなら、介護する側は藁にもすがりたい気持ちで試したいです。

いまは「周辺症状」と言うのだと、この記事で知りましたが、うちのおばあさんの周辺症状には、何年も苦しめられました。後から考えれば、内臓の病気の進行と関わりがあったんだと思いますが、介護にあたる方は相当に深刻なストレスでした。

それまでも、嫁いできてからずっと、おばあさんの性格と言葉に毎日びっくりさせられて、すっかり胃を悪くしていましたが(苦笑)本人に制御できない行動や言葉を、どうやり過ごせば良いのか、毎日鬱々としていました。家族内で考えがひとつになって対応できれば良かったのですが、それぞれにかんしゃくを起こして怒鳴る者あり、ほっておけといっさい関わりあわない者ありで、しんどかったです。

東洋医学と西洋医学の良い所を合わせて、患者さん本人も介護する者も、少しでも苦しみが軽くなるような研究を、どしどし進めて欲しいです。


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2 コメント

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うん、出てますね~ (aopu)
2010-09-28 15:52:49
うちの薬局にも抑肝散置いてますよ。
お年寄りに処方されてます。

介護されている方のお薬もよく出します。
やはり、体調不良や心が弱っておられる方が多く・・・。

医学の発達もそうですし、
福祉サービスも、もっと充実してほしいと思います。
どんどんサービスを利用して、みんなが健康でなきゃダメですよね。 (すず)
2010-09-29 09:53:11
>aopu様

 私はこの記事を読むまで、そういうお薬があることをまったく知りませんでした。もし、おばあさんが生きていた当時、その存在を知っていたならば、処方して頂きたかったです。病院によって、診療も処方されるお薬もまちまちですが、ちょっとでも患者や家族のためになるような情報は、オープンにして欲しいものです。

でも、こうやって専門の方からお話を伺えるから、ネットって好いですね~。

介護する為には、介護者の健康も考えなきゃいけないんだと、当事者の身になってから痛感しました。

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