KAZUの世界へようこそ

自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群:ホームスクーリングや退学勧告を乗り越えて、高専に合格した息子の物語です。

母の感と救世主

2016年10月10日 14時28分50秒 | 日記


今日は本当に天気が良いです。

祝日だというのに学校があるKAZU

私もPTAのお仕事で学校に行く必要があったため
学校まで二人でドライブすることにしました。

学校に着いた後
みんながやってくるまで約1時間

KAZUはベンチに座って漫画を読んでいました。

そうなんです。この学校は漫画の持ち込みOKなんです。

でも、なんでもOKなわけではなくて
週始めに検品があって
illegalと判断されたものは
1週間先生の保管庫行きに。
帰りには返してもらえます。

つまり、検品が始まるまでは読んでいてもOKなんです。



で、私の方は理事長先生や校長先生、担任の先生との面会をして
無事本日の仕事は終了
KAZUにお別れをして帰ろうとしました。


KAZU:じゃ、車まで送るよ。荷物を寮に運びたいし。。。

母 :あら、優しいねぇ。

二人で仲良く歩き始めました。

私は後ろに数人の先生が歩いて来られているのを
確認していました。

母の感です( ͡° ͜ʖ ͡°)




KAZUは車が見えてくると車に向かってダッシュ
─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ

私はすかさず、先生に向かって叫びました。

「先生!!!手伝って!!!!」

















10秒後、こんな感じで連行されていきました。



でも、今までと違うとこは
KAZUの顔が本気で怒っていないところ。


先生も苦笑いしながらこの茶番に付き合ってくださいました。





中間社会への参加

2016年10月10日 05時25分58秒 | 日記
昨日まで秋祭りが行われていました。

このブログを過去に遡ってみると
この祭りのことを書いている記事があります。

手作りの人形を乗せた山車を子供たちが引っ張り
中学生や高校生の男子が青年団の仲間入りをして
山車を動かすサポートをし
その上の年齢の方が交通整理や
祭りそのものの管理を行なっています。
一方の女性は炊き出しなどに参加します。

各地区で山車は作られ、
その人形の出来栄えや山車の装飾
パフォーマンスで競い合います。

たった2日でかなりの距離を練り歩きますし
学区内の人々が普段は人気のない神社に
集まるのは圧巻です。

お揃いの開帳襦袢に地区ごとの鉢巻をして
学校公認の夜店での買い食いと
夜の街中をうろつくことは小学校時代の
私たちの楽しみでした。

一方の青年団は、一年かけて本格的な人形を
製作します。
青年団に加入する方の奥様に聞くと
夏休み以降の旦那様は祭りが終わるまで当てにできない!
というくらい熱が篭っています。
調べてみると、業者に頼むと
1体100〜300万円する人形を毎年手作りするのだから
気合の入れ方が違います。

特にできの良い作品は、
翌年の近隣地区の祭りに貸し出されることもあります。
他地区で人形のリユースを見るという不思議な楽しみも
できるわけです。

さて、そんな祭りはKAZUにとっては
なかなか楽しめなくて
歩く距離の長さや時間の長さ
速度の遅さ、秩序ない子供の動き
若手青年団の指示が命令に聞こえ
ベテラン青年団の酒臭が耐えられない。。。
神社が原宿の竹下通りのような混雑ぶりで
騒がしく無秩序。。。

さらに学区外の中学校に通っていて
青年団に入ることもなく自宅前にやってくる山車を
チラ見しただけで引っ込んでしまいました。

我が地区は子供達の数が学区一多いと記憶していたのですが
一番盛り上がる夜の部に参加する子供達の人数が
5年前の3分の1に減っているではありませんか・・・

一方の、我が家の子供達と同級生の
中高生若手青年団が多く参加していました。

中間社会と呼ばれる町内や地区の集団への参加は
個々の自主性に任されていますが
最近の小学生は塾や習い事に忙しいのは事実です。
昔は受験生以外はみんな祭りに来ていた印象がありましたが
親も参加を促さないのか参加人数が激減しています。

幸い中高生のメンバーはオーラのある中心人物が
仲間を呼び集めているらしく
そういうメンバーが本格的な青年団となり
祭りを後世に引き継いでいくのでしょうね。
大人たちはそういう子供達の育成も担っているのですが、
その大人たちも忙しい毎日です。




最近、日曜日になると90を超える祖母から
遊びに来ないかとお誘い電話があります。

でも、平日夜まで仕事をしている私は
日曜しかない休みにはすることが多く
予定がない日は子供達の相手をしたりと
なかなか空き時間ができません。

家族に対する時間も取れない現状。。。

そうゆう余裕のなさが
中間社会への自主参加を鈍らせる要因にも
なっているなぁと実感します。
土日も仕事という方も多く
祭りの運営はそういった社会の仕組みとの
戦いでもあるなぁと感じます。