お正月前に箱根駅伝に関する広告が話題になりましたね。
日本ではどの学校でも冬になると
マラソン大会や駅伝大会が開催されます。
運動会と同じように
全員参加の学校行事!
高専では学校行事も
出席日数にカウントされるので
冬の駅伝大会を
欠席することはできません。
入学前から
喘息のこともあって
この駅伝大会をどのようにクリアするかが
課題になっていました。
マラソンと違って
駅伝はタスキを繋げないと
メンバーに迷惑がかかる。
KAZUのように運動誘発型の喘息発作は
普段調子がよいとなにも症状がでないので
今までは説明をしても
理解されにくい状況にありました。
でも中学時代に
スタート直後に逃げた経験があるだけに
主治医の先生と協議をしようとしたところ
思わぬことがおこりました。
「KAZUくん、君は体調のこともあるから
スタッフとして関わってくれないかい?」
メンバーを決める場で担任から
事前にそのように話があったそうです。
選手じゃなくても
駅伝大会には参加できる!
目から鱗な出来事でした。
運動会
合唱コンクール
学園祭
学習発表会
学校には様々な行事がありますが
合理的配慮のひとつとして
必要に応じた参加の方法を
選択できるのは
KAZUのような子にとっては
とても良いことです。
これで苦手な冬の行事も
楽しい思い出の一つになりました。