KAZUの世界へようこそ

自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群:ホームスクーリングや退学勧告を乗り越えて、高専に合格した息子の物語です。

お母さん、申し訳ありません!!

2016年11月30日 20時51分52秒 | 受験・学校
先ほどKAZUの担任の先生から緊急連絡が入りました。

どうやら学校で
ある先生にKAZUの体型に関することを言われたようで

突然キレたKAZUは
ローカの壁を殴りながら学校を飛び出し。。。
100kg近い運動場の朝礼台をひっくり返し。。。

それでも怒りが収まらなくて
寮に入って荷物をまとめ
そのまま自宅に歩いて帰ろうとしたとか。。。





キレてから荷物をまとめるまでに
ある程度の時間が経過していたこと

担任がKAZUの気持ちを代弁したり
そっと寄り添うように声かけをしてくださったことで

KAZUも自分を取り戻し

当の先生も即お詫びをしてくださったこと

さらに校長先生からもお詫びがあったことなどで

なんとかその日は寮に戻り
無事次の日を迎えることができたそうで

1日様子を見たところでの連絡でした。




今回の件では

怒りの発端が先生であったことを
学校側が即、KAZUに謝ってくださり、
さらに
怒りを直接先生にぶつけなかったことを
褒めてくださり、
KAZUに『その2点は悪くない』ときちんと説明してくださったので
怒りが静まるのが早かったようです。

そうすることで
KAZUも怒りをモノにぶつけたという
マイナス要素を自己反省することができました。



でもまだ先生のことを100%許せているかというと
そうではない。。。


もうすぐ帰ってきますが
この週末にどう解決するか。。。
これが私へ課せられた課題ですね。




過去にもなんどかこのような事件はありましたが
今までは対象が子供だったので
KAZUに説明がしやすかったのですが
今回は大人、しかも学校の先生が発端の出来事だけになかなかよいフォローの言葉は見つからず。。。


幸い、この学校の先生は
大人のプライドが邪魔して言い含めるとか
いわゆる逆ギレするようなことはなく
モノに当たるKAZUを頭ごなしに叱ることもない。
キレているKAZUをいきなり取り押さえたり羽交い締めにすることもない。

さらにKAZUが人を傷つける言葉を発する人を
すごく軽蔑したり
自分に発せられた言葉に過敏に反応する子であることを
全ての先生が把握していて適切な対応ができています。


多感な時期の大人との関わりは
その後の人生観に大きく影響を与えるでしょう。


今回おきた出来事はよくなかったですが
その後の対応が良かったので
よい影響を与えてくれたらと願っています。

朝礼台は数人の先生で元に戻したそうで、これは学校の歴史に残る事件になりそうですが。。。

お歳暮 なんで我が家に?

2016年11月30日 20時44分37秒 | 日記
やってしまいました・・・

母に頼まれてお歳暮を送ったのですが

2日後になぜか我が家に届いてしまいました。。。



いつものようにインターネットで注文したのですが
本年度はカープがセ・リーグ優勝したので
広島の地酒を送ろうと
いつもとは異なるお店から送りました。

それが間違いの元だった・・・

注文主を私から父に変えたつもりが
発送先を父に変えただけだったようで
我が家に到着という事態に陥ったようです。

で、結局ゆうパックで送り直し・・・
そのままの箱では割れるかもと思い
一升瓶専用の梱包材を購入しました。



送料は1000円超。。。

痛い失敗です。。。

進学相談

2016年11月23日 10時48分44秒 | 受験・学校
中学校進学相談会がありました。

KAZUの場合は志望校は決まってるので
内申書と面接についての確認作業に
ついてでした。

普通はどうなのかわかりませんが
KAZUの場合、願書の受付は
年明けすぐなのですが、
担任の先生が、車で2時間半かけて
わざわざ学校に提出に行ってくださるそうです。

さらに校長宛の合格通知も、
発表日に受け取りに行ってくださるとか。。。

流石に入試当日は保護者が付き添ってくださいだったのですが、
それにしても、移動だけで5時間かかるのに
二度も行ってくださるなんて。。。


やりくりの苦手な子のために教育を楽しむ心の余裕を

2016年11月21日 17時27分07秒 | 日記
KAZUのような子を満足させる環境というのは
なかなか見つかりません。

そもそも「やりくり上手」な子は
友人関係・先生との関係など
少々嫌なことがあっても
目を瞑るとか
妥協するとか
そうやって日々の生活を過ごしています。

でも正義感強く真面目なKAZUは
そのやりくりにパワーが入ります。

だから、無理に自分の気持ちを押し殺したり
捻じ曲げたりすると
頭痛や目眩、不眠など体が悲鳴を上げ始めます。

現実としてはそれをお薬を服用して和らげてやる
ことしかできないのですが、
どれは解決策にはなりません。





先日、少子化を理由にして
2024年までに教員を3万7000人程度削減するという
案がでました。

現状、学校で直接子供達に関わっている先生方は
早朝の登校指導から夕方のクラブ活動まで
もともとの勤務時間を超えて働いておられます。
特に若手の先生で実績あるクラブの顧問など
されておられると、日曜祝日もありません。

テレビの討論会でも
公立の教員は若手は低賃金で長時間・重労働を強いられ
それを乗り越えて中堅・ベテランになると
高賃金で定時退社が可能になる矛盾した環境だと
訴えておられました。

未来を担う子供達にできること!
やりくり下手な子供達が肩身の狭い学校生活から
解放されるようなサポートがもっと増えること。

それには教員の心に教育を楽しむ心の余裕が持てる
環境作りが大切です。

大人だって、先生だって心を持った普通の人です。
先生の笑顔が子供達にはもっともっと必要です。



本年度、KAZUの学校で先生が撮り溜めた写真を利用して
スライドを作るお手伝いを始めました。

とりあえず、半年分お預かりして帰ったのですが
半年でDVD8枚分もありました。

その中には子供達の笑顔に混じって
真剣に子供達と競争する先生や
弾けるような笑顔で子供達と遊んでいる先生の写真が
たくさんありました。

KAZUの学校では職員室でも笑顔が多く
保護者会でも先生同士の温かいやりとりの様子が
伝わってきます。

子供達のことで悩むときは全員の頭を寄せ集め
喜ぶ時は全員で分かち合う
そんな環境の中で生活をしている子供達は
本当に素直で明るい子たちばかりです。


ふりかえり その3

2016年11月18日 07時08分48秒 | 日記


中学校に入学したKAZUは
いままでの友人関係を断ち切った
新しい環境で再出発しようと考えました。


中学生らしい
責任ある行動

真面目なKAZUは
勉強ももちろん頑張りたい
友達とクラブ活動で青春を謳歌し
充実した中学校生活をやりたい。

リセット
リスタート

いろんな意味で気合を入れていたそうです。




でも、久々の学校生活

やっぱり疑問が次々湧いてくる。。。

先生の発言に理不尽さを感じる。。。

妙な風習というか
習慣に納得できない。。。


周りのみんなは陰で文句を言いながらも
黙って。。。半ば諦めながら
でも、先生の指示通りに動けてる。。。


おかしい。。。


なんでだ?


なんでみんなは疑問に思っても
声を上げないんだ?


なんで俺が疑問をぶつけると
先生は嫌な顔をするんだ?


納得できないのに
「黙って言う通りに動け!!」
という指示になんで従えようか!!


この怒りを先生にぶつけることはダメだ!

だったらこの怒りを静めるために
しばしその場を立ち去ろう!!



少し成長したKAZUは
よくよく考えた上で


爆発を回避する脱出計画を実行したのです。





ふりかえり その2

2016年11月17日 01時05分04秒 | 日記
KAZUの中で気持ちが切り替わろうとしても
それに気づく人はいません。





そして、KAZUはその時、
こんな風に思っていたそうです。




授業にまともに参加していないKAZUは
どう振る舞ったらよいかわからない



授業が始まったらなにをしたらいいか



移動教室はどう動いたらよいか



ひとつひとつの行いが
不安で不安で仕方がない。。。


そんな時、ちょっと
たった一言
声をかけて欲しかった。


声かけがあれば
俺は教室にとどまれたかもしれない


なにをしたらよいかわからなくて
みんなの視線も気になるし

(そろそろ出て行くかな?っていう目で
見られている気がする。。。)


そんなことを考えていると
出て行くしかないかなって・・・





そういえば、昔どこかの講演会で
声かけのポイントについて学びました。




子供がイライラしはじめたり
気が散り始めた頃
「○○くん、ちゃんとできてるね。
わからないところはない?」
と肯定的な言葉がけをする。

すると、立ち上がりかけていた子も
再び座って作業ができるようになる。

でもこういう子は長続きしない。

だから二度三度と声かけが必要になる。

「○○くん、これはうまくまとまってるね」
「○○くん、次は◻︎◻︎をするからね。」
「○○くん、△を用意しようか」

さりげなく名前を呼んで注意喚起を行いながら肯定的な言葉をジョーロを使うように
優しく浴びせる。


手はかかりますが、そうすることで1時間活動に参加し続けることができるようになります。



KAZUが求めていたのはそんなさりげない声かけだったようです。











一度檻から飛び出した子は
自ら戻ろうと思っても
それに気がつかない
世間の冷たい目がある。。。

脱走ができる穴を見つけて
ちょっと出て見たくなっただけなのに。。。

本当はあの暖かい藁と
美味しいご飯のある
動物園に自ら
戻ろうと思っているかもしれないのに。。。

ボクに残された道は捕獲。。。

ふりかえり その1

2016年11月16日 05時47分10秒 | 日記
KAZUにふと脱走についての見解を聞いて見ました。




KAZUといば脱走







保育園初年度から始まって


小学校の時は1日数回。。。


最初の中学校でも
週に数回。。。


そして、今は月に数回。。。


データを取れば減ってはいるのですが
振り返って今、脱走の理由を説明できるかどうか
私はとても知りたかったのです。


残念ながら保育園時代の思い出は記憶にないようです。


突然の音楽や参観日、運動会など
ざわついた環境や人の流れがいつもと違う時
瞬間的に逃げる!!って感じでしたね。


小学校入学
本人曰く、
「先生は知ってることしか言わないし
教科書にも知ってることしか書いてなくて
教室内での軟禁は暇でとっても苦痛だった」


KAZUは途中から図書室に篭っていたり
教室の一番後ろの席で
工作をしながら時々先生のミスを指摘したり
よくぞ先生は怒らず付き合ってくださいました。



で、今回興味深かったのは
小3〜4の頃
ホームスクーリング直前の様子です。


その頃になると
KAZUといえば脱走。。。



母さんが毎日学校に来ていて
その時は授業に参観するけれど
母さんが帰ったら図書室にでかけたり
工作を始めたり
そして、やっぱり脱走。。。


「あ!!KAZUくんが逃げた!!」


というのが友達が一番発した言葉かもしれません。





でも、KAZUはKAZUなりに
現状を変えていかなくては
みんなと同じように席に着き
先生の指示通りに動き
じっと耐えられるようにしなくちゃ!
そう思い始めたようです。




お腹すいタァ。。。

2016年11月15日 05時47分53秒 | 日記
病院での検査は昼食を抜いて行われたので
とってもお腹が空いていたのでしょう。

検査終了後にフルーツジュースを飲んだのですが
かえってそれが空腹スイッチを押したようで
帰りの車の中で腹減った音頭を歌っていました。

そしてたまたまYUKAの帰宅時間と重なったので
YUKAを途中で拾ってフェミレスに行きました。

午後5時。。。
私はその後仕事に戻るのですが
子供達の夕食は済ませてしまおうと
がっつり食べるように言いました。

KAZUが頼んだのは

チキン南蛮定食。

私はハンバーグ定食を頼みました。








最初に来たのはハンバーグ定食。。。

仕方がないので

ハンバーグを一切れカットして
ご飯の上に乗っけて
KAZUにおすそ分けです。









もともとご飯が大好きなKAZU。。。




気がついたらそのご飯をパクパクパクパク。。。



チキン南蛮定食が来る頃には7割ぐらい
食べていました。






「あ、ゴメン。。。無意識に食べとった。。。」





遠くのテーブルでは地元の中学生の男女が
フリードリンクを頼んで楽しそうにおしゃべりしています。



「オレには縁がない光景だなぁ〜」とKAZUは
話をしていました。


でも、先日の参観日にKAZUが2年生の女子と
グループ活動をしながら優しくフォローしている様子を
見ていた母は、きっとその内KAZUにもそんな人ができるよと
伝えたものの。。。


「いい?女子はめんどくさい生き物だから
みんなに優しい男子はモテないよ!!
みんなにはそれなりに優しく
彼女には特に優しく!
その区別が大事なんだよ!!ガンバレ!!」


「え〜そんな差別をせんといけんの?」


ま、そもそも肉食系男子のように
積極的に告白するなんてことはできなさそうなのですが
特別な優しさで恋心をアピールするという
優しさの区別をするというのは
KAZUにとってとてもハードルが高いようです。

予防接種お済みですか?

2016年11月15日 05時28分22秒 | 日記


昨日は学校がお休みだったので、検査と診察
そしてインフルエンザの予防接種をして頂きました。

インフルエンザの予防接種。。。

最近は細い針を使うので以前のような痛みはないですが、
それでも液が注入される際になんとも言えないジワジワした
痛みを感じますね〜

さらに私も子供達も痛痒く、そして広範囲が腫れるので
ちょっと嫌な注射です。

さて、その注射の際の話ですが。。。

私:KAZUくんはいつも耳鼻科で打ってもらっていたけど
きっと小児科の先生は痛みなく上手に打ってくださるんじゃないかな?

先生のハードルを上げてしまいました。

先生:それではKAZUくん、まず、横を向いて腰に手を当てて。。。
僕が腕の注射部位を圧迫します。強めに圧迫することで
針を刺す際の痛みが和らぐと言われています。

KAZUは緊張しながらも言われた通りに動きます。

先生:次にお腹や腕に力を入れて。。。

KAZU:ハイ。。。

先生:最後にお尻をキュッと引き締める!!

私もKAZUも奥にいる看護婦さんもプッと吹き出してしまいました。(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

先生:ダメだよ笑っちゃ。。。いいかい?3・2・1で打つからね。。。

KAZU:先生。。。ƪ(˘⌣˘)ʃ少々痛いからといってビビったりしませんよ。。。
早くチャッチャと打ってください。。。

今度は先生が笑っていました。

先生:よかったKAZUくんが泣かなくて。。。


そうですよね。小児科の先生は大泣きする子供達相手に
注射をしているんですよねー


私も明日、勤務前に隣の病院で予防接種です。

圧迫は自分でできるとして。。。

腕とお腹に力を入れて。。。

最後にキュッとお尻を引き締める。。。

笑わずにできるかどうか心配です。。。