２００７年２月２７日（火） 心は落ち着いていて
先週の日曜日、ファシリテータというものを学んできました。以前、そういう勉強会に数回参加したのですが、数年ぶりにS講師から教えてもらいました。
ファシリテーションの定義は「会議のメンバーの意見を引き出し、参加意識を持たせ、当初目的の達成を促す時に有効とされるコミュニケーションスキル」とのことです。また、「その役割を担う人をファシリテータと呼び、グループの討議を促進し、引き出す進行役である」ということを知りました。
参加者は９名で２グループに分かれ、自己紹介をする前に、各グループで簡単な題目について、話し合いながら答えを出していきます。例えばグループ全員が共通していることなどを出し合いました。「全員黒い洋服を着ている」や「読書が好き」など、何でもいいので出来るだけたくさん出し合います。
こういうことをいくつかするうちに次第に連帯感が生まれ、自己紹介をしていないので、グループ内のほかの人のことは知らないにも関わらず、すごく親しくなった気持ちになりました。
自己紹介の後にやったことが、またとても面白く感じました。それは「グループから一人を外へ出す」ということを決める話し合いです。ただ、条件があり、①自分が出るという立候補はダメ②じゃんけんはダメ③くじ引きもダメ、というものです。また、後で何故その人を外に出したかということを、説明を受けた人が誰でも納得するような理由付けをして下さい、ということでした。
我々の班は、話し合いの初めのうちは、誰もが納得する理由として「年齢が一番上」とか「一番若い」等と言って、出ることに対してネガティブな印象をもって話していましたが、話し合ううちに段々連帯感が強くなり、『一旦は外へ出るが必ず戻ってくる』ことを前提に考えようということになりました。そして、外へ出て外のことを一生懸命理解し、きちんと覚えて、帰ってきたときに他のグループメンバーにそれを教えることにしました。最後にはそれが高じて、裏ミッションとしてよそをスパイしてきてよ、ということにまでなり、外へ出ることがとてもやりがいのある重要な役割になりました。その適任者として、一番若いY君を「フットワークがいい、記憶力が一番いい、柔軟性がある、相手を油断させられる（笑）」などの理由で選んだのです。
私たちは５人全員が発言していましたし、最初聞いたときの「外へ出す」というネガティブな選択という印象を、話すうちにポジティブな選択に変えてしまいました。これはすばらしいことだったと、自画自賛いたします（笑）。
午後からも、自分の思っていることを絵に描いて、相手には言葉だけで伝えて絵を書いてもらい、同じような絵が出来るかどうかをやったり、講義を取り混ぜながらいくつもの実習を行いました。
最後に行ったもの、これが今回一番面白かったのですが、それは「未来のある日、福岡市が世界のニュースになりました。いい記事と悪い記事の両方の見出しを考えてください。またそれはいつですか？」というものでした。
いろんな意見が出ました。いいニュースの方は、「経済、環境、文化、長寿、福祉、娯楽」等で世界一になるというものでした。私は「福岡市と札幌市が合併！」と出して、自分では面白いと思ったのですが、それ以上にみんなの目を引いたのが「無料デー」という言葉でした。「無料」というのはとてもいい響きで、みんなが好きな言葉です（笑）。そこで、全員でそれをもっと掘り下げて、世界中がびっくりするものにしようと練り上げました。そして最終的に「２０１７年４月１日 無料生活都市福岡 （副題）宇宙エネルギー発見」としました。４月１日のエイプリルフールにかけたのもいいでしょう？
悪い方もいろいろ考えました。「福岡沈没」や「朝鮮からのミサイルで福岡消滅」「津波で消滅」など、同じような意見が出る中、また一つ面白いものがありました。それは「極悪国際会議、福岡で開催」というものでした。全員、これが一番嫌だといい、最終的にそれを少しアレンジして「２００７年２月２６日 世界極悪会議、福岡市で開催さる。（副題）全員定住計画も？」としました。明日、世界中の極悪組織の親分が福岡市で会議を行う。もしかすると、全員福岡市に定住するかもしれない！というものです。怖いですね～。
今思い出したのですが、いい方と悪い方の両方を出したのはUさんという女性でした。非常にまじめな印象の女性なのですが、頭はとても柔らかいんだなと改めて感心しました。
自宅へ帰ってから、参加者とお疲れ様でしたのメール交換をしましたが、「極悪会議」を思い出してつい笑ってしまいますと書いていた人が多かったです。いや～、それだけがファシリテータの勉強ではなかったのですが、「極悪会議」の印象があまりにも強く、この日記を書くためにノートを見るまでは、他のは奇麗さっぱり忘れてしまっていました（笑）S講師、申し訳ありません♪
こんな楽しい勉強会になったのも、勉強会の企画者でファシリテータのS講師のおかげです。本当に有難うございました。今回の参加者でメーリングリストを開設していただくとのことですので、いつかもう一度同窓会を開いて、思い出の「極悪会議」をネタに盛り上がりたいと思います♪
今日も最後まで読んでいただいて有難うございます。
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先週の日曜日、ファシリテータというものを学んできました。以前、そういう勉強会に数回参加したのですが、数年ぶりにS講師から教えてもらいました。
ファシリテーションの定義は「会議のメンバーの意見を引き出し、参加意識を持たせ、当初目的の達成を促す時に有効とされるコミュニケーションスキル」とのことです。また、「その役割を担う人をファシリテータと呼び、グループの討議を促進し、引き出す進行役である」ということを知りました。
参加者は９名で２グループに分かれ、自己紹介をする前に、各グループで簡単な題目について、話し合いながら答えを出していきます。例えばグループ全員が共通していることなどを出し合いました。「全員黒い洋服を着ている」や「読書が好き」など、何でもいいので出来るだけたくさん出し合います。
こういうことをいくつかするうちに次第に連帯感が生まれ、自己紹介をしていないので、グループ内のほかの人のことは知らないにも関わらず、すごく親しくなった気持ちになりました。
自己紹介の後にやったことが、またとても面白く感じました。それは「グループから一人を外へ出す」ということを決める話し合いです。ただ、条件があり、①自分が出るという立候補はダメ②じゃんけんはダメ③くじ引きもダメ、というものです。また、後で何故その人を外に出したかということを、説明を受けた人が誰でも納得するような理由付けをして下さい、ということでした。
我々の班は、話し合いの初めのうちは、誰もが納得する理由として「年齢が一番上」とか「一番若い」等と言って、出ることに対してネガティブな印象をもって話していましたが、話し合ううちに段々連帯感が強くなり、『一旦は外へ出るが必ず戻ってくる』ことを前提に考えようということになりました。そして、外へ出て外のことを一生懸命理解し、きちんと覚えて、帰ってきたときに他のグループメンバーにそれを教えることにしました。最後にはそれが高じて、裏ミッションとしてよそをスパイしてきてよ、ということにまでなり、外へ出ることがとてもやりがいのある重要な役割になりました。その適任者として、一番若いY君を「フットワークがいい、記憶力が一番いい、柔軟性がある、相手を油断させられる（笑）」などの理由で選んだのです。
私たちは５人全員が発言していましたし、最初聞いたときの「外へ出す」というネガティブな選択という印象を、話すうちにポジティブな選択に変えてしまいました。これはすばらしいことだったと、自画自賛いたします（笑）。
午後からも、自分の思っていることを絵に描いて、相手には言葉だけで伝えて絵を書いてもらい、同じような絵が出来るかどうかをやったり、講義を取り混ぜながらいくつもの実習を行いました。
最後に行ったもの、これが今回一番面白かったのですが、それは「未来のある日、福岡市が世界のニュースになりました。いい記事と悪い記事の両方の見出しを考えてください。またそれはいつですか？」というものでした。
いろんな意見が出ました。いいニュースの方は、「経済、環境、文化、長寿、福祉、娯楽」等で世界一になるというものでした。私は「福岡市と札幌市が合併！」と出して、自分では面白いと思ったのですが、それ以上にみんなの目を引いたのが「無料デー」という言葉でした。「無料」というのはとてもいい響きで、みんなが好きな言葉です（笑）。そこで、全員でそれをもっと掘り下げて、世界中がびっくりするものにしようと練り上げました。そして最終的に「２０１７年４月１日 無料生活都市福岡 （副題）宇宙エネルギー発見」としました。４月１日のエイプリルフールにかけたのもいいでしょう？
悪い方もいろいろ考えました。「福岡沈没」や「朝鮮からのミサイルで福岡消滅」「津波で消滅」など、同じような意見が出る中、また一つ面白いものがありました。それは「極悪国際会議、福岡で開催」というものでした。全員、これが一番嫌だといい、最終的にそれを少しアレンジして「２００７年２月２６日 世界極悪会議、福岡市で開催さる。（副題）全員定住計画も？」としました。明日、世界中の極悪組織の親分が福岡市で会議を行う。もしかすると、全員福岡市に定住するかもしれない！というものです。怖いですね～。
今思い出したのですが、いい方と悪い方の両方を出したのはUさんという女性でした。非常にまじめな印象の女性なのですが、頭はとても柔らかいんだなと改めて感心しました。
自宅へ帰ってから、参加者とお疲れ様でしたのメール交換をしましたが、「極悪会議」を思い出してつい笑ってしまいますと書いていた人が多かったです。いや～、それだけがファシリテータの勉強ではなかったのですが、「極悪会議」の印象があまりにも強く、この日記を書くためにノートを見るまでは、他のは奇麗さっぱり忘れてしまっていました（笑）S講師、申し訳ありません♪
こんな楽しい勉強会になったのも、勉強会の企画者でファシリテータのS講師のおかげです。本当に有難うございました。今回の参加者でメーリングリストを開設していただくとのことですので、いつかもう一度同窓会を開いて、思い出の「極悪会議」をネタに盛り上がりたいと思います♪
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