classicfan51@classicfan51
タンホイザー バイロイト音楽祭 2019録画視聴:2年前のバイエルン国立歌劇場来日公演ではゲネプロも観たが演出が奇抜すぎて本番では目をつぶってキリル・ペトレンコの音楽に集中した。新しい演出は苦手だが、今回は終幕を除き楽しめた。エリーザベト役でデビューのリーゼ・ダヴィドセンに魅せられた!
posted at 09:50:10
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<追加 2019年8月29日>
<出 演>
ヘルマン(チューリンゲンの領主):ステファン・ミリング
タンホイザー:ステファン・グールド
ウォルフラム(歌手である騎士):マルクス・アイヒェ
ワルター(歌手である騎士):ダニエル・ベーレ
ビテロルフ(歌手である騎士):カイ・シュティーファーマン
ハインリヒ(歌手である騎士):ホルヘ・ロドリゲス・ノルトン
ラインマル(歌手である騎士):ヴィルヘルム・シュヴィングハンマー
エリーザベト(領主のめい):リーゼ・ダヴィドセン
ヴェーヌス:エレナ・ツィトコーワ
牧童:カタリーナ・コンラーディ
小姓:コルネリア・ラーク
ルシーラ・グレイアム
アンネッテ・グートヤール
エレナ・ツィトコーワ
ル・ガトー・ショコラ:ル・ガトー・ショコラ
オスカル:マンニ・ラウデンバッハ
<合唱指揮>エバハルト・フリードリヒ
<合 唱>バイロイト祝祭合唱団
<管弦楽>バイロイト祝祭管弦楽団
<指 揮>ワレリー・ゲルギエフ
<演 出>トビアス・クラッツァー
<美術・衣装>ライナー・ゼルマイア
<照 明>ラインハルト・トラウプ
<映 像>マヌエル・ブラオン
収録:2019年7月25日 バイロイト祝祭劇場(ドイツ)
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芒の隆@古楽から現代音楽まで@susuki_no_taka
深夜見たバイロイト音楽祭2019の《タンホイザー》を少しだけ見返していたが、「バイオガス・プラント 不評により閉鎖」がそのまんま前回2013年の演出に対する皮肉で笑ってしまった。確かにあれは賛否両論だった。
retweeted at 09:51:25
NHKオンデマンド@nhk_ondemand
【 #プレミアムシアター 】 #ゲルギエフ が #バイロイト音楽祭 に初登場。歌劇本来の物語に加え、 #ワーグナー の夢を乗せた移動サーカス団と、劇場の舞台裏での人間模様を多重構造で見せる新演出にも注目の「 #タンホイザー 」 #NHKオンデマンド で配信中 https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2019100566SC000/?capid=sns001…
retweeted at 09:53:35
Daisuke HIROSE 広瀬 大介@dhirose
第3幕前のファンファーレ。アジポスター、はしごがある風景はなかなか撮れないかとw。 https://pic.twitter.com/HQa4vMQqZx
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Daisuke HIROSE 広瀬 大介@dhirose
バイロイト音楽祭『タンホイザー』。某所に書くので、細かなことはあらためてそちらで。饒舌な演出ではありますが、なによりもエリーザベトの「犠牲」を可視化するかたちで描ききったことが白眉。アウトサイダーが集うヴェーヌスベルクの存在感が(第2幕も含め)際立ち、最後まで納得の舞台でした。
retweeted at 10:00:17
Daisuke HIROSE 広瀬 大介@dhirose
いや〜、エリーザベトのダヴィドセン、最高。ひさびさに、第一声で鳥肌の立つ歌手に巡り会ったかも。retweeted at 10:00:35
Daisuke HIROSE 広瀬 大介@dhirose
エリーザベトのダヴィドセン、"Dich, teure Halle"の第一声から聴き手の心を掴む強い声を披露。ここ10年ほどでもっとも驚くべき才能に出逢えました。代役とは思わせぬ存在感で演出を牽引したヴェーヌスのツィトコワも、ずっと新国立劇場でその活躍を見てきた身としてはなんとも感無量。
retweeted at 10:00:42
Daisuke HIROSE 広瀬 大介@dhirose
プレミエライブ中継ではわかりづらかった第2幕、はじめから上下に切ってありました。映像は上半分に投影されます。 https://pic.twitter.com/Nyk5Z9Uphx
retweeted at 10:01:27
土曜日@doyoubi
エリーザベトはなんと、その後に登場したヴォルフラムとこのミニバスのなかで性行為に及ぶのだ…タンホイザーというオペラが、女性のなかに存在する聖と俗の対比を表現しているとはいえ、エリーザベトがなぜこんなことを… https://gamp.ameblo.jp/takemitsu189/entry-12508721550.html…
retweeted at 10:23:10
Kazuaki Oshiumi@takemitsu189
アメブロを更新しました。 『2019年バイロイト音楽祭 インパクトある演出の「タンホイザー」!』 #ゲルギエフ #バイロイト音楽祭
http://ameblo.jp/takemitsu189/entry-12508721550.html…
retweeted at 10:26:25
あると紀は大鷦鷯又あると記は大雀@oosazakikun
バイロイトのタンホイザー。
演出が話題となった公演だったが
とにもかくにもエリーザベトのリーゼ・ダヴィドセンが素晴らしい。
ワーグナーはこの役に10代な声を求めたと言われるが彼女はもちろん10代の声ではないが力強さの中に一途な女性の初々しさを表現してみせた。舞台映えるする容姿も美しい。
retweeted at 12:14:24
LiseDavidsen@LiseDavidsen
What an audience last night! #BFTannhäuser https://twitter.com/ddbogdanovic/status/1162868412458119168…
retweeted at 12:43:42
あると紀は大鷦鷯又あると記は大雀@oosazakikun
バイロイトでエリーザベトを好演したダヴィドセンのアルバム。
大好きな「あおい」も収録されているので買わなきゃCD
ソプラノ歌手リーゼ・ダヴィドセンのデッカ・デビュー・アルバム!『ワーグナー、R.シュトラウス:アリア&歌曲集』 - TOWER RECORDS ONLINE https://tower.jp/article/feature_item/2019/05/13/1109…
retweeted at 12:45:21
ツァラトゥストラはかく呟きけり@nothungen
【総括】バイロイト2019。
クラッツァー演出タンホイザーはハマった。小ネタがなかなか攻めてて面白いし、音楽の邪魔もしないので大満足。これは今バイロイトでやってる演出の中で一番好きかも。今年はティーレマンの指揮で観れてラッキー。 https://pic.twitter.com/FZE5nu2VTA
retweeted at 12:46:38
ツァラトゥストラはかく呟きけり@nothungen
リゼ・ダヴィドセンのエリザベートは驚異的に上手かったけど、みんな、シュテフェン・ミリングのヘルマンも忘れないでよー
拍手こそ少なかったけど、最高だったぞ。
retweeted at 12:47:17
ツァラトゥストラはかく呟きけり@nothungen
弦は昨年通りキレッキレだったけど、管楽器はなるほど、そうだったのね。でもあんまり気づかなかったわ。
合唱のレベルが落ちたのは明確だったと思うけど、これも契約の関係なのかな? https://twitter.com/dhirose/status/1163926933803061254…
retweeted at 12:47:48
ツァラトゥストラはかく呟きけり@nothungen
解説も細かくつけて、日本語字幕もつけて、演出のコンセプトも説明して、
なんでこんなに完璧に編集したのに、幕間のガトーショコラの湖ライブは全カットしたわけ、NHKさん…
あれも演出の一部だし、この演出のハイライトなのに… 意味不明だわ。 https://twitter.com/nothungen/status/1165943297497419776…
retweeted at 12:48:11
あると紀は大鷦鷯又あると記は大雀@oosazakikun
いよいよペトレンコ時代始動
2年前のバイエルン国立歌劇場との来日した折りの鮮烈な日本デビューも記憶に新しいが、来年はBPOと共に再び来日してほしい。 https://twitter.com/BerlinPhilJapan/status/1166328074474065920…
retweeted at 12:48:50
ツァラトゥストラはかく呟きけり@nothungen
ゲルギエフに言い聞かせてやってくれ… https://twitter.com/michelangelo7SN/status/1166234048114483200…
retweeted at 12:48:58
LiseDavidsen@LiseDavidsen
You can now watch the rest of #Tannhäuser via this link: https://decca.lnk.to/TannhauserTW
#wagnerfestival https://pic.twitter.com/3i4erYEyXj
retweeted at 13:16:16
LiseDavidsen@LiseDavidsen
'Dich, teure Halle' is such a central aria in my career that it made perfect sense to include it on my debut album, which you can listen to here: https://decca.lnk.to/LiseDavidsenTW https://pic.twitter.com/B0cIgBMES9
retweeted at 13:17:52
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<追加 2019年8月29日>
Wagner: Tannhäuser, WWV 70 / Act 2 - "Dich, teure Halle, grüß ich wieder"
Lise Davidsen - Topic
2019年 Philharmonia Orchestra · Esa-Pekka Salonen
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<追加 2019年8月29日 本公演の批評から>
指揮者アダム・フィッシャーのおっかけ記録、音楽の話、海外生活など
1.バイロイト音楽祭の「タンホイザー」演出について
2.バイロイト音楽祭の「タンホイザー」音楽について
<上記の「音楽について」の記事から転載>
歌手は全体的にハイレベル。タイトルロールのステファン・グールドはさすがに安定している。タンホイザー役は他の作品のヘルデン・テノールより声が高くて、まともに歌える歌手は世界でも数名しかいないそうだけど、グールドはその一人。作品を良く知っているから演技も安定している。特に第3幕のローマ語りは迫力があった。
聴衆から一番ブラボーが飛んでいたのがバイロイトデビューのソプラノ、リセ・ダヴィドセン。まだ若くて可愛らしいのでこの演出のエリザベートに最適。歌はもちろん素晴らしい。ドイツの新聞は「数十年に一度の逸材」とほめている。ただそれは衣装の影響もあったのかも。この演出の2幕は超トラディショナルな劇中劇なので、エリザベートは中世のお姫様のドレスを着ている。だから1970年代にエリザベートを歌ったソプラノを思い起こして、絶賛している人も多いような気がする。でもこれからの成長が楽しみなドラマチック・ソプラノではある。
東京のタンホイザーでもウォルフラムを歌ったマーカス・アイヒェがバイロイトにも登場し、とても好評だった。この人は派手なタイプじゃないけど、エリザベートへの秘めた思いを歌と演技で表現して、共感がある。それから歌わない2幕も演技で大活躍だったのがヴェーヌス役のエレーナ・ツィトコーヴァ。もともとのエカテリーナ・クバノーヴァが負傷して歌えなくなったので、直前に代役として呼ばれた。リハーサルのみならず、ヴェーヌスの映像を取り直したからスケジュールはかなりきつかったのではないかと想像する。
その他ブラボーが飛んでいたのはヘルマン役のステファン・ゼーリヒ。キャストは皆喝采を受けたが、女装の黒人男性チョコレート・ケーキが出てきたときにごく一部だけどブーイングをする人がいた。演出家の指示通り演技をしていたわけで、特にブーイングする理由もない。キャストの中で唯一だから、人種差別ではないかとご本人は怒っているらしい。
タンホイザーは合唱団も主役と言ってよいオペラだけど、特に合唱に対する拍手喝采は多かった。放送の幕間スペシャルとして紹介していたのだが、普通の劇場の合唱団の倍近い人数がいるのだそうだ。ハンブルグの劇場で働いている合唱指揮者エーベルハルト・フリードリッヒは「豪華な合唱」言っていた。
さて、スター指揮者ワレリー・ゲルギエフの音楽はどうかというと、あまりぱっとしない。特に工夫があるわけではなく、弦楽器のボウイングも揃わなくて感情的に盛り上がらない。歌とオーケストラが合わないのはバイロイト・デビューの指揮者としてはありがちだけど、特殊なピットによるもの以外にも要因はありそう。ゲルギエフはドイツ語をどの程度理解しているのだろうか。ドイツ語が分かっていれば歌手の息継ぎを考慮してほんの僅かテンポを抑えることもできるけど、そういう考慮は全くないから歌手が歌い辛そう。ロシア語のオペラならお手の物かもしれないけど、ドイツ語の作品は得意ではないのか。
カーテンコールでは強いブーイングもあったし、ドイツやオーストリアの批評はかなり手厳しい。その理由は親プーチンの政治的スタンスも無いとは言えないが、問題は多分それ以外にもある。バイロイト祝祭オーケストラのメンバーはドイツ各地からの集まってくるので、多くの劇場が夏休みに入ってからでないとリハーサルが出来ない。それは大抵6月末から7月初旬。今年はリングは無いけどワーグナーの長大なオペラ5作のリハーサルが並行して行われるから、スケジュールはかなり厳しい。ところがゲルギエフはヴェルビエ音楽祭にも出演していて、7月18日にバルトークとショスタコーヴィッチのコンサート、さらにバイロイトのプレミア3日前の22日には「影の無い女」全曲のコンサート形式公演も指揮している。さらに8月15日からはザルツブルグで「シモン・ボッカネグラ」の新制作があるし、その前の7月末から8月にかけては札幌のPMFでコンサートを指揮する。
ドイツの記者はそのスケジュールを知っているから、かなり厳しく追及している。カタリナ・ワーグナーは記者会見で、ゲルギエフは契約上約束されているリハーサルには参加していると説明しているが、記者がオーケストラから聞いた話では、「タンホイザー」のリハーサルにゲルギエフが来たのはわずか3回で、そのうち2回は大幅に遅れてきたとの事。1回でカバーできるのは一幕だから、3回という事はオペラ全体をカバーできる最小回数だ。
本人がリハーサルを必要としていないのだから良いではないかという意見もあるが、オペラのリハーサルというのは指揮者のためだけではない。例えば指揮者のテンポが変われば映像のタイミングも変えなければならないから、その指揮者がリハーサルを指揮することは、出演者のみならず舞台技術者にとっても重要だ。アシスタントを送れば済むものではない。
それにヴェルビエやPMFは学生中心のユースオケなのに、なんでリハーサルには参加できない指揮者を呼ぶのかもよくわからない。学生にとってはリハーサルを通して学ぶことが大切なのに。本番だけ振ってお客さんを呼んでくれれば十分なんだろうか。
そういうこともあるので、ヨーロッパの評論家はゲルギエフには否定的な人が多い。「バイロイトでタンホイザーを指揮したい人はたくさんいるのだから、時間が無いのになぜ引き受けるのか」というのが素朴な疑問だったりする。
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