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◇オペラ聴き比べ連載
◇民主主義崩壊と人命軽視(安倍独裁、マスメディアの劣化、原発再稼働・放射能汚染等)のアーカイブ化

自然農法の実証試験 4年間の取り組みのまとめ(2007年~2011年)

2017年09月12日 11時57分41秒 | 自然農法

自然農法の実証試験 4年間の取り組みのまとめ(2007年~2011年):
<記事を見直し、不具合を訂正しました:2017年9月12日、初稿:2014年7月26日>

<はじめに>
 88坪の家庭菜園(水戸)は福島原発事故で放射能汚染されたため、やむなく中止している。
放射能汚染の無い九州、中国、四国、関西地方の家庭菜園家でエコロジーに関心のある方には自然農法はお勧めです。家庭菜園の除染の様子などもこれまでYouTubeに詳しく投稿してきました。
これまでの取り組みをブログにまとめました。

 向日葵やソルガムによるファイトレメデイエーション除染は全く効果がなかった! 逆に、表土を除去し、不耕起・無肥料・無農薬で栽培した向日葵やソルガムがいかに繁茂してるかその様子をYouTubeで御覧下さい。改めて自然農法の素晴らしさを実感していただけると信じます。

 自然農法の一連の実証試験から得られた結果は、完全な無肥料・無農薬・不耕起 &草生栽培(冬から春はマメ科の赤クローバ、夏から秋はマメ科のクロタラリアを共生植物とする)でも、太陽エネルギーのみで作物の栽培が可能であることである。

 自然農法の創始者 福岡正信氏は偉大であった! 

「技術的な問題ではないんです。無農薬で、無肥料で、農機具を使わなくて、無公害の食品を作れといえば、現在では出来ないことはないのであるが、それをやったら一番困るのは農協なんです。農協がつぶれてしまう。農協は肥料と農薬と農機具を売って、それによって繁栄しているんです。」(福岡正信氏)

  福岡正信さんは「わら一本の革命」のなかで、「どの宗教にも属しておりません。お山の大将、一匹オオカミで終わる男でしょう。しかし、それでかえって、どこで誰がどんなことをやっているのか、よくわかります」と、前途を絶望され、晩年は宗教哲学へ傾斜されたようです。福岡さんは、カエサルのいう「現実のすべて」が見えてしまった不幸な思想家と思います。吉田松陰のように、優秀な門弟=戦略家・高杉晋作/坂本龍馬、実務家・伊藤博文に恵まれなかった。福岡さんに触発された、岩澤/木村さんは共に優れた実務家ではあるが、戦略家は出てこなかった。

  自然農法による野菜は、例えば人参ではあの特有の臭みがなく、上品な味がするため野菜嫌いな人でも食べられる。また、耕やさないため、作物の成長は場所により不揃いとなるので、一時期にたくさん採れず収穫時期が長くなり、家庭菜園には好都合である。

 自然農法はその土地で育った、雑草に負けない野生種の種を用いて初めて成果が得られるものである。種苗メーカの開発した種子は、過保護(ふかふかの土、肥料、農薬)の下で一斉に均一に揃った作物を収穫する生産者向きに開発されている。野生種の種は入手できなかったので、作物が雑草に負けないように黒マルチングを併用した。そのため、雑草地に直接種を蒔いて育てる本来の自然農法(福岡正信氏)とは違った取り組みをした。マルチングはしているが、不耕起・無肥料・無農薬には変わりはない。比較実験のため、別畝で従来の慣行農法も実施している。収量比較から自然農法の特徴がつかめると考えた。

 原発事故により関東、東北の自然は破壊されてしまった。私自身も2011年3月15日、放射性プルームが水戸上空を通過しつつあることを、インターネット(茨城県モニタリングポスト)で知りながら、知人の葬儀のため、一番空間線量率が高い(1.5μSv/h程度と推測)7時半から一時間半余り簡単なマスクを付けてやむなく戸外にいた。その時の放射性ヨウ素の被曝から翌年の春、6kgの体重減少、頻脈、声が出にくくなるなどの甲状腺機能異常の症状が出た。一年後の昨年5月、人間ドックで甲状腺機能亢進症と診断された。(私は研究のため東海村原子力研究所の原子炉JRR-2で放射化した放射性同位元素を扱い、3mSvの被曝を経験している放射線作業従事者でもあるので、被曝問題は人一倍関心が深い)

 NHK、マスメディア(中でも事故直後からの読売新聞の風評報道は酷い!)は御用学者を使って被曝の影響は無いと、事故の影響を風化させようとしているが、チェルノブイリ原発事故の経験から、
の数年で甲状腺ガンなどが急増する時期を迎え、水俣病の再来(因果関係が証明できないため原因不明として患者は永らく放置された)となることを大変危惧している。

 自然農法は、豊かな自然があってこそ成り立つゼロ・エミッション型の究極の農法である。残念ながら私の住む地方は放射能汚染されてしまい、農業資材の購入の際は放射線測定器(堀場製作所シンチレータ方式Radi)は手放せない。畑はRadiで測定を繰り返し、これまで表土を3回除去、土嚢に詰めてブロック塀沿いに積みあげ保管している。

  事故後3年4ヶ月経過の現在、畑表土の放射線線量率は原発事故前と同じ水準の0.05μSv/h程度、隔離した土嚢・排土の盛り山は0.2μSv/h~0.4μSv/h程度である(一部訂正 2014年7月26日)。

 春一番などの風で巻き上げられた土埃や、最近判明(2014年7月23日)した原発建屋カバー解体とがれき撤去作業で放射性物質飛散 1兆ベクレル超、原発から20km離れた水田で収穫されたコメから100Bq/kgを超える放射性セシウムが検出されるなど(下記に再掲)、予期せぬ再汚染があるので、残念ながら、この畑で自然農法を再開する目処は立っていない一部追加 2014年7月26日

 なお、自然農法ナウとして、"twitvideo"に投稿した多数の動画・静止画が再生できなくなっているので、その内容を見直し差替えた。


<目次>

1. Livedoor ブログから

自然農法に関する一考察(その1)

自然農法に関する一考察(その2)

自然農法に関する一考察(その3)

自然農法に関する一考察(その4)

自然農法に関する一考察(その5)

自然農法に関する一考察(その6)


2. goo ブログから

自然農法ナウ 総集編(1)

自然農法ナウ 総集編(2)

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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140723/k10013231491000.html

NHKニュース

がれき撤去で飛散 1兆ベクレル超と推定

7月23日 17時53分
がれき撤去で飛散 1兆ベクレル超と推定
 

東京電力福島第一原子力発電所で、がれきの撤去作業で飛散した放射性物質が福島県南相馬市の一部の水田を汚染したおそれがある問題で、東京電力はこの作業で1兆ベクレルを超える放射性物質が飛散したとの推定結果を明らかにしました。

去年、福島第一原発から20キロ余り離れた南相馬市の一部の水田で収穫されたコメから、国の基準の1キログラム当たり100ベクレルを超える放射性セシウムが検出され、原因の1つとして、去年8月に3号機で行われたがれきの撤去作業で飛散した放射性物質が風で運ばれたおそれが指摘されています。
この問題に関連して、東京電力は飛散した放射性物質の量が1時間当たり2800億ベクレル、全体では1兆1000億ベクレルに上るとの推定結果を23日開かれた原子力規制委員会の専門家会合で示しました。
福島第一原発では、現在も1時間当たり平均で1000万ベクレルの放射性物質が放出されているとみられていますが、今回の推定結果はがれきの撤去作業で飛散した放射性物質の多さを改めて示しています。
福島第一原発では近く1号機でもがれきの撤去を行うため建屋を覆うカバーの解体を始める予定で、確実な再発防止策と地元への説明が強く求められています。

 


自然農法ナウ 総集編(2)

2014年07月24日 10時30分09秒 | 自然農法

<追加 2014年7月24日>

"twitvideo"に投稿した画像が再生できなくなったので、差替えた。

 

2010年07月31日(土) 

続・木村責任編集「木村秋則と自然栽培の世界」粗読なう: 「自然栽培」は<不耕起>を取り入れていない! 岩澤信夫さんの冬季灌水・不耕起移植栽培も稲作で素晴らしい成果を上げている。私の希望->戦術家として木村&岩澤氏が協力すれば日本が誇れる農業革命が達成できるのだが! >拙ブログ参照posted at 20:03:07

 

木村責任編集「木村秋則と自然栽培の世界」日経新聞出版社10年6月 粗読なう: 弘前大・杉山教授の「自然農法(福岡正信)」が普及しなかった理由(芸術作品)と「自然栽培」との相違点の解説は分かりやすい。持論であるが、福岡さんは吉田松陰と同じ、時代を先んじた「農業革命」思想家であった!posted at 20:01:19

 

2010年08月01日(日)

続・木村責任編集「木村秋則と自然栽培の世界」完読なう: 27年間の有機農法から自然農法へ切り替え3年間の体験(家庭菜園規模)から、無農薬での再生産の鍵は「無肥料(+不耕起)」! 「畑に持ち込まず、持ち出さず」が理想! 慣行・有機農法共に作物は過保護に生育され、病気に成りやすい!posted at 11:35:48

 

続・木村責任編集「木村秋則と自然栽培の世界」完読なう: 本書の執筆者は木村さんの指導で最近始めた実践家。無肥料栽培は農学の常識を覆す方法であるため既成概念は不必要だが、情報が極めて少ない。成功・失敗体験の蓄積・共有のため、私は自然農法ナウとして動画で家庭菜園の今を紹介しています。posted at 11:35:39

 

2010年08月03日(火)

自然農法ナウ20100803: キュウリ10株は6月3日から本日まで75本収穫。3種のミニトマトは6月10日から毎日収穫、糖度は8.5と甘い。トウモロコシも糖度17、毎朝の主食です。白ゴマ、黒ゴマは背丈が40cm、花を付け始めた。  http://bit.ly/dvI4XP

posted at 09:54:13
 

2010年08月20日(金) 

自然農法ナウ20100820: 10株3種のミニトマトは、8cm大のコガネグモ(雷蜘蛛)等に護られ、虫害もほとんどなく毎日500g収穫、甘いです! キュウリは10株で136本の大豊作、毎朝おみそをつけ食べています! ゴマが花盛りです! http://bit.ly/dwMOSC

posted at 11:03:20
 

2010年08月31日(火)

自然農法ナウ20100831: 無肥料栽培実験中のゴマは背丈以上に成長、前作物(エンドウvs赤クローバ)の影響を受けていないようです。油断するとアゲハ蝶の幼虫が人指し指程になり葉を食い荒らします。トマト、ゴーヤはコガネグモに護られ大丈夫。 http://bit.ly/aVQNsb

posted at 10:00:07
 

2010年09月04日(土)

自然農法ナウ20100904: 昨日、早朝から3時間弱、ジャガイモ残り2畝の収穫(種芋きたあかり4kg、畝長16m、有機施肥分)。蜜柑段ボール箱3杯分(未秤量)で、7月28日の比較実験と同様に、7cm大もかなり混じり豊作でした。9月まで放置したので発芽を心配したが全く問題なし。
posted at 11:02:58

 

2010年09月20日(月)

自然農法ナウ20100920: 冬野菜作付準備中 ミニトマト3種10株糖度最高12は2ヶ月間毎日500g以上収穫、今は一段落。ナスは無肥料・無選定にも関わらず再び艶のある実を収穫中。家庭菜園はただ今、秋桜、クロタラリア(黄色)のお花畑。http://bit.ly/9XsXn8

posted at 10:40:55
 

2010年09月26日(日)

自然農法ナウ20100926: 白菜、ブロッコリー、レタスをインゲン跡地に不耕起、無肥料、無農薬で植え付け。インゲンのつる、周囲の雑草は畝の上に敷きつめ、黒ポリマルチを全面カバー。植え付け後、防虫ネット張り。作業時間2人で2.5時間 http://bit.ly/ckM4uZ

posted at 19:32:00
 

2010年09月30日(木)

自然農法ナウ20100929: 青森産6片ニンニクを西瓜、トウモロコシ跡地に不耕起、無肥料、無農薬で植付。畝長さ8... VT: http://twitvideo.jp/03EKx
posted at 06:47:46

<差替え 2014年7月24日>
https://www.youtube.com/watch?v=x6Q0PKVutvM 

自然農法ナウ20100929: 青森産6片ニンニクを西瓜、トウモロコシ跡地に不耕起、無肥料、無農薬で植付。畝長さ8m、3条、株間12.5cm、条間40cm、深さ10cmで1.5kg。1条には丁度、1袋500g、66個植え付けられた。

 日没が早くなったため、あわてて妻に3列目を等間隔で列べて貰ったが、曲がっている(笑)。午後3時から作業を始め夕方5時半に暗くなり終了。

 昨年の栽培比較実験から、無肥料と有機肥料追加の差は無かったことから、今年はすべて無肥料とした。無肥料は初期の成長が遅いため、冬越しが出来なかった株もあったため、今年は植え付け時期を2週間早めることとした。

 水戸は真冬、零下~7℃まで下がり、表土は凍結する。一昨年は条間に赤クローバー(クリムソングローリ、別名:ストロベリーキャンドル)を植え、赤クローバと共に厳寒期乗り切りに成功した。後日、ラッキョウを1列沿わせて植え付ける際に、赤クローバを播種する予定。

 
 

2010年10月02日(土) 

自然農法ナウ20101002: ラッキョウの植付けと赤クローバの播種。ニンニクの隣にラッキョウを6cm間隔135個定植。... VT: http://twitvideo.jp/03GK5
posted at 18:46:25

<差替え 2014年7月24日>
https://www.youtube.com/watch?v=NlqreGqS7js 

 
 

2010年10月03日(日)

自然農法ナウ20101003: 秋-冬野菜は、玉葱の定植(ゴマ跡地予定)を除き種蒔きは終了。ゴマの収穫を開始したが... VT: http://twitvideo.jp/03HQn
posted at 20:43:32

<差替え 2014年7月24日>
https://www.youtube.com/watch?v=G21AF9VcS5A 

(訂正追加)自然農法ナウ20101003: 秋-冬野菜は、玉葱(ゴマの跡地)とエンドウ(キュウリ跡地)の定植を除き種蒔きはほぼ終了。

  ゴマの収穫を開始したが、緑色の鞘が割れゴマが発芽している!

  9月まで続いた高温のため、害虫も大発生し、今年は、白菜、ブロッコリーの育苗に失敗した。頂いた白菜苗は活着せず、キャベツ6株に植え換えたが、時期が遅いため結球するかどうか?

 
 

2010年10月19日(火)

自然農法ナウ20101019 : 「ゴマ跡地への玉葱苗の植え付け」等の詳細情報は YouTubeに載せました。黒ポリマルチは剥がさず不耕起ですが、無肥料栽培は中止。夏季高温のため購入苗が小さすぎ、有機複合肥料を植穴底部に少量散布。 http://ow.ly/2VFDQ
posted at 18:06:53

<追加 2014年7月24日>
https://www.youtube.com/watch?v=yN7WhTEJ6og 

自然農法ナウ20101019: ゴマの跡地に玉葱苗の植え付け。昨年は、無肥料と追加肥料の比較実験をしたが、夏の異常気象のため購入苗が小さく、無肥料栽培は中止。黒マルチはそのままにしてゴマの根を堀り上げ、穴に有機複合肥料を一つまみ散布した。

紫玉葱50本、中晩種150本を定植。作業時間5時間50分
有機農法で全面耕起後に、定植する方が作業時間は短いが、耕起すると土壌中の微生物の生育環境が変わり、死滅する恐れがある。自然農法では、手間はかかるが移植ごてで植穴のみを掘ることにしている。

 自然農法では、一般的に前作物の根はそのままにして、その植え穴に、種や苗を育てます。今年は、ゴマがなかなか枯れず、茎が緑の状態で地上部から茎を伐採した。そのため根が頑丈で玉葱苗の植え付けが出来なかったので、ゴマの根を掘り上げることにした。

有機複合肥料:イセキ726号 動物蛋白、骨粉、鶏糞灰が主体 N7:P16:K6 (ネギ、ジャガイモに有効)
  ジャガイモ、ニンニク、玉葱の無肥料栽培vs有機追加肥料の比較実験に使用したもの。

 白ゴマ(前作物はエンドウと小松菜)の跡地に定植した中晩種の玉葱畝の隣は、種がこぼれ落ち、自然に成長した小松菜です。不耕起栽培のため、思わぬ収穫があります。

 

 


2010年10月28日(木)
posted at 15:15:52

自然農法ナウ20101028: 玉葱の苗は心配したとおり半分ほど消失、植え直す予定で苗を予約中。ニンニクは生え揃い... VT: http://twitvideo.jp/03ajw
posted at 09:12:46

<差替え 2014年7月24日>
https://www.youtube.com/watch?v=Vrg98Yt-VgM

 玉葱の苗は心配したとおり半分ほど消失、100本植え直す予定で苗を予約中。夏の高温のため良い苗の入荷が遅れているようだ。

 ニンニクは生え揃い、ラッキョウも発芽してきた。雑草と共に赤クローバも目立つようになった。不耕起・無肥料のため、葉物野菜の生長は緩慢である。

 防虫ネットで栽培中の白菜(植え直し)、ブロッコリー、キャベツはヨトウムシ等に食害され、かえって。捨てるつもりで植えた白菜が元気に生長。購入苗に付いていた害虫の卵が孵り食害したと思われる。

 
 

2010年10月29日(金) 

自然農法ナウ20101029: エンドウ&スナックエンドウの種蒔き、各22穴。ラニーニョで厳冬?のため4日早めた。... VT: http://twitvideo.jp/03bXF
posted at 14:28:29

<差替え 2014年7月24日>
https://www.youtube.com/watch?v=nN0y5eW6v_M 

 
 

2010年11月03日(水)

自然農法ナウ20101103: 小さな玉葱苗は活着せず、100本植え直し。昨日ナス5、ピーマン9個収穫。10月中旬... VT: http://twitvideo.jp/03fdV
posted at 18:34:45

<差替え 2014年7月24日>
https://www.youtube.com/watch?v=uIlJ7Jy_RUU

 
 

2010年12月07日(火)

自然農法ナウ20101207: ヤーコンは葉が繁らず不作。葉物野菜は成長が大変遅いが、湯掻いてもアクが出ず、歯触り... VT: http://twitvideo.jp/045IN
posted at 17:35:12

 

2011年04月05日(火)

自然農法ナウ20110405: 隣接のひたちなか市が3月21~22日に記録的なCs137土壌汚染。今年の家庭菜園は中止し、筑波大学・生井兵治元教授(植物遺伝育種学)の勧告通り、アブラナ科植物を植える予定。 http://ow.ly/4t8zlhttp://ow.ly/4t8zR
posted at 10:30:50

 

2011年04月22日(金) 

自然農法ナウ20110422「玉葱等の生育状況」: 不耕起・無肥料・無農薬・草生栽培による自然農法は太陽の恵みが少ない冬野菜の場合、有機栽培に比べ成長が遅いため、気象条件の影響を受けやすく今季は霜害で失敗 http://www.youtube.com/my_videos_edit
posted at 11:17:10

<差替え 201年7月24日> 

 
 

自然農法ナウ20110421「ニンニク栽培実験」: 自然農法(不耕起・無肥料・無農薬・草生栽培)によるニンニク栽培実験を昨年に続き行っています。詳細はYouTube -> http://www.youtube.com/watch?v=o33yzCF7bbs

posted at 05:12:08

 

2011年05月03日(火)

自然農法ナウ20110503「赤クローバが咲き出した除染中の家庭菜園」: 茨城県農林水産部の調査では、水戸市水田土壌 中 のCs濃度は157Bq/kg。安心安全のため、家庭菜園は放射能除染中。 http://www.youtube.com/watch?v=-SGfT6foT-E

posted at 20:18:37

 

2011年05月09日(月)

自然農法ナウ20110509「ヒマワリ畑で放射能除染」: 自然農法に転換4年目の水戸市の家庭菜園は、土壌の放射能汚染が懸念されるため、夏作物の作付は中止、安心安全のためヒマワリの種を撒きました。 http://www.youtube.com/watch?v=3JqTY-pzlqE

posted at 21:30:11

 

2011年05月13日(金) 

自然農法ナウ20110513「エンドウ等の生育状況&ヒマワリ追加種まき」: 完全無肥料のエンドウは今年も順調に生育。エンドウ、ジャガイモは表土を3cm程削り放射能除染。ニンニクは無肥料栽培実験中 http://www.youtube.com/watch?v=BfUqAtH2pvA

posted at 22:39:50

 

2011年06月10日(金)

自然農法ナウ20110610「放射能除染後の畑の状況」: 夏野菜の作付はすべて中止、ヒマワリ畑にしました。スナップエンドウは、今年も完全無肥料でも豊作!ヒマワリに大発生した大型アブラムシを捕殺。 http://www.youtube.com/watch?v=uW1k4Kzwzc0

posted at 15:49:37

 

2011年07月03日(日)

自然農法ナウ20110702「ニンニク及びラッキョウの収穫」: ニンニクの栽培実験(完全無肥料VS追肥)、過去最高の豊作、無肥料でもOK。不耕起、無肥料、無農薬のヒマワリは背丈以上に成長中。  http://www.youtube.com/watch?v=9dwcRMnvehM

posted at 12:55:48

 

2011年07月23日(土)

自然農法ナウ20110723「ヒマワリ初咲き&ジャガイモ収穫」: 放射能除染用ヒマワリ畑は2m以上に成長した一品種がやっと開花。ジャガイモ十勝こがねは豊作。跡地は除染用にイネ科牧草ソルガム播種。 http://www.youtube.com/watch?v=pCfyQqlLPWk

posted at 10:59:19

 

2011年08月02日(火)

自然農法ナウ20110802「放射能除染ヒマワリ開花中」: 88坪の家庭菜園全面をヒマワリ&ソルガム畑にしました。不耕起・無肥料・無農薬ですが、背丈が2~3mにも成長、太陽の恵みは素晴らしい­! http://www.youtube.com/watch?v=nTiBUBIAq4U

posted at 11:19:10

 

2011年09月07日(水)

自然農法ナウ20110907「放射能除染用ソルガム出穂中」: ソルガムによって3年間で90%のCsが浄化できたとの米農務省の報告があるようです->琉球新報9月6日(記事は本動画の説明欄に引用) http://www.youtube.com/watch?v=boTvTB4YdZc 

posted at 11:19:25

 

2011年09月09日(金)

自然農法ナウ<ヒマワリの放射性物質除去効果>: 農地除染実験が各種機関で行われているが、理化学研究所の元研究員らの民間グループが8日記者会見、20~50%の低減効果があるようだ!-> http://ow.ly/6pEyA  私の取り組み->http://ow.ly/6pEHR
posted at 19:29:01

 

自然農法ナウ: 自然農法へ転換4年目の家庭菜園は夏野菜中止、徹底的除染を行っているが、無肥料栽培は土壌汚染の影響を受けやすいため今後どうするか? RT @amneris84 :【参考】土壌のCsやSrの作物への移行等について bit.ly/jbDnQ1 bit.ly/jlXrdd
posted at 11:53:31

 

2011年10月02日(日) 

自然農法ナウ20111002「ニンニク植え付け」: 放射能汚染対策から、自然農法は中止!油粕、有機複合肥料を施肥。除染効果の予備測定では表土除去とヒマワリによるセシウム除染は50%程度? 残念! http://www.youtube.com/watch?v=dBRj3FiZZfY

posted at 20:30:06

 

2012年02月24日(金)

水戸市による空間放射線量の訪問測定調査なう: PA-1000Radiによる地表面μSv/h->戸建て自宅一階床部0.082、玄関前0.133、庭0.163、芝生0.259、除染した果樹・菜園0.096、汚染廃土0.287、雨水浸透場所0.53~0.999と予想以上!土嚢で隔離予定
posted at 15:49:55

 

2012年02月26日(日) 

堀場・環境放射線モニターPA1000 Amazon発注なう: 水戸市の訪問測定で予想以上の汚染が判明し、畑と庭の除染徹底のためやむなく決断。水戸市では自家消費用野菜の無料検査も2月から始めている。先日、畑の白菜と庭の夏蜜柑を持参、軟弱地盤の市役所本庁舎は未だに仮設プレハブで驚愕!
posted at 18:13:00

 

2012年02月28日(火)

水戸市による自家消費野菜の放射性物質検査結果: 除染した畑の白菜はOK(検出限界Cs137:20.8 Cs134:20.9)であったが、庭の夏蜜柑からCs134が31.5Bq/kg(同Cs137:24.8 Cs134:17.5)検出、根の半分は除染区画で0.1μSv/hだったが!
posted at 19:24:21

 

2012年03月12日(月)

水戸市による土壌の放射能汚染検査結果: 先にCs134が31.5Bq/kg検出の庭の夏みかんの地表面0.136μSv/h、土壌Cs合計485Bq/kg。畑の白菜(未検出)の地表面0.102、土壌121。畑は全面除染したが最高で地表面0.227、土壌1497。不完全除染? 再汚染?
posted at 11:20:06

 

2012年03月23日(金)

家庭菜園ナウ20120323: これまでの除染の取り組み-> http://ow.ly/9Pxim 最近、堀場Radiを購入、畑表土の線量率を詳しく調べた。ヒマワリ、ソルガムの除染効果は無く、風塵による再汚染も疑われる結果となった。 http://ow.ly/i/wAuE

posted at 15:57:08

 

2012年03月26日(月)

家庭菜園ナウ20120326<再除染&ジャガイモ植え付け>:  昨春、畑全面の除染を行ったが、セシウム除去率50%程度のため自然農法は中止。再除染後は表土0.09μSv/h以下、有機複合肥料施肥 http://www.youtube.com/watch?v=R4bWDxhDrBs

posted at 13:17:01

 

2012年06月15日(金)

家庭菜園ナウ20120614「ニンニクの試し掘り」: 放射能汚染対策から4年間トライしてきた自然農法(不耕起・無肥料・無農薬)は中止し、有機複合肥料施肥に切り替えた。ニンニクは6cm程に育っており過去最高の豊作のようだ。 http://www.youtube.com/watch?v=xs5aXFur7o8

posted at 10:18:35


自然農法ナウ 総集編(1)

2014年07月24日 10時25分01秒 | 自然農法

<追加 2014年7月24日>

"twitvideo"に投稿した画像が再生できなくなったので、差替えた。

 2007年から転換した自然農法は、福島原発事故による土壌の放射能汚染により中止せざるを得なくなった。4年間の栽培実験で作物は無肥料・不耕起・無農薬でも立派に育ち、しかも甘くて美味しいことをことが実証できました。
 水戸市にある家庭菜園の放射能汚染状況、除染の状況(表土除去&ヒマワリ、ソルガム植え付け)も含め、これまでの自然農法による栽培実験をまとめました。
 自然農法は発育が不ぞろいのため収量は望めませんが、収穫時期が長く、究極の安心・安全な家庭菜園に適した方法です。チャレンジ精神旺盛な西日本の人にお勧めします。

2009年11月02日(月)

自然農法ナウ20091102: 小型野菜は春菊、アートグリーン、ルッコラ、チンゲンサイ、水菜、小松菜、ホウレン草、二十日大根 食害は気温の低下と共に減りますがヨトウムシには泣かされますね。 RT @frontiertomtom :写真見ました!何の秋野菜を植えていますか?・・・ posted at 18:56:52

自然農法ナウ20091031: ホウレン草はすくすく生育--> 写真は不織布を外し一週間経過 予めカキ殻散布で中性化 石灰病(西村博士命名)よさようなら! http://livedoor.blogimg.jp/classicfan51/imgs/1/d/1df6161a.j... posted at 18:36:31

2009年11月04日(水)

自然農法ナウ20091103: ズッキーニ、唐辛子収穫、残夏野菜は冬瓜、ピーマンのみ。エンドウ/スナックエンドウは地這キュウリ等植孔跡に、タマネギは黒ゴマ孔跡に不耕起・無肥料で播種・植付。ポリマルチは剥がさず2~4回の再利用。残作業はポリマルチの上に牧草を刈敷き、緑肥とすること。 posted at 08:36:10

2009年11月19日(木)

自然農法ナウ20091119: イタリア旅行中に初霜が降り、妻がピーマン、パブリカ、冬瓜、サツマイモ等夏野菜の最後の収穫を終えていました。富有柿は最後の収穫30個 4.7kg、残りはカラスへの分け前。今日の予定:夏野菜畝の跡片づけ、赤クローバ・牧草を冬野菜の畝間及び空き地に播種 posted at 10:56:35

2009年11月24日(火)

自然農法ナウ20091124: 自然農法は天気次第! 明日の午前中まとまった降雨予報のため、急いで夏野菜(トマト、ゴーヤ、インゲン)の支柱、ネットを片づけ、跡地に赤クローバ(ストロベリーキャンドル)を播種。昨年は種まきが12月下旬と遅かったため、ほとんど発芽せず失敗であった、 posted at 23:21:12

2009年12月06日(日) 

自然農法ナウ20091206: 播種の遅れを心配した赤クローバは、雨&快晴が続き、やっと発芽! 夏野菜のポリマルチ穴に植付けた玉葱、エンドウは生育順調。http://livedoor.2.blogimg.jp/classicfan51/imgs/c/c/cc8932ee... posted at 15:36:00

2009年12月19日(土)

自然農法ナウ20091218: 初収穫→ヤーコン4.2kg(2株が肥大化、ダリア球根と類似形状、デンプンでなく血糖値抑制効果のフラクトオリゴ糖を多量蓄積)。このところの寒さでホウレンソウが大変甘くなりました! この他の収穫物:ブロッコリー、白菜、大根、聖護院蕪、人参、水菜、小松菜 posted at 10:32:56

2010年01月07日(木)

自然農法ナウ20100107: 今年は庭のつるバラの無農薬栽培に挑戦予定。昔60種類のバラを庭に栽培していましたが、黒点病は消毒が不可欠のためネコを飼い始めて止めました。再開理由→小竹幸子、無農薬でバラ庭を-米ぬかオーガニック12ヶ月、築地書館、2009.11.20←新方法を検証 posted at 09:20:18

2010年01月25日(月) 

自然農法ナウ20100125: 水戸は寒暖の差が激しく畑の表土は凍結します。先週人参を残し全野菜の収穫終了。昨日は黒田五寸の初収穫、植付けの2割で2.5kg。有機農法では人参臭く、誰も食べないため、20年以上中止していましたが、自然農法の人参は香しい匂いで大変甘く、妻もびっくり! posted at 09:33:14

2010年03月05日(金)

自然農法ナウ20100304: 昨年の反省点と対策:ニンニクは雑草に負け肥大化失敗。ニンニクを霜柱浮遊害から守ってくれた雑草を昨日徹底的に除草。根はマット状に広がり成長を阻害していた。有機肥料散布vs完全無肥料(牧草刈敷)の比較対照実験及び条間に赤クローバ播種の共生成長実験開始。 posted at 09:42:46

2010年03月20日(土) 

自然農法ナウ20100319:<昨年の反省点と対策>ジャガイモ・きたあかり特大種芋4分割40g弱を使用した無肥料栽培は、雑草に負け肥大化失敗。今年は種芋~55gで再挑戦。比較対照用に従来の有機農法も復活。本日8kg、145個の植え付け完了。後日雑草対策のためポリマルチカバー予定。 posted at 01:00:33

2010年04月25日(日) 

自然農法ナウ20100424:畑作業開始 ①ジャガイモ芽は4日前からポリマルチを持ち上げ始め、順次穴開け作業 ②蕪、小松菜等10種類の葉野菜の種蒔き。播床は姫踊子草などマット状の根を片づけるだけの不耕起、無肥料。雑草対策のためゴマとサツマイモのポリマルチを再々利用、点蒔きとした。 posted at 10:21:13

2010年04月29日(木)

 自然農法ナウ20100429: ポリマルチを持ち上げたジャガイモの芽の穴開け作業。キュウリ、クウシンサイ、モロヘイヤの株穴に不耕起、無肥料で播いたエンドウ52株が小松菜と共生で総て冬越し、前作物の影響を受けず伸び始めた。 VT:http://twitvideo.jp/010m3
posted at 19:57:18

<差替え 2014年7月24日>

 

2010年05月07日(金)

自然農法ナウ20100507: <ジャガイモ実験>無肥料(右から2番目)と有機肥料(残り3畝)のジャガイモはポリマルチを破り順調に成育中。ストロベリーキャンドル(赤クローバ)が赤い花を付け始め、畑がカラフルになりました。 VT:http://twitvideo.jp/018Qc
posted at 09:25:25

<差替え 2014年7月24日>

 

 

2010年05月11日(火)

自然農法ナウ20100510: 例年より10日遅れで苗、種を購入し、まずミニトマト、西瓜の定植。不耕起・無肥料栽培は雑草制御がポイント! 昨夏は除草で泣かされました。今年の試み:古いポリマルチで土壌カバー、その上に雑草を刈敷く。 http://twitvideo.jp/01C5a
posted at 10:21:56

<差替え 2014年7月24日>

 

 

2010年05月14日(金)

自然農法ナウ20100513: 夏野菜の定植続き。ナス千両6、長ナス2、赤パブリカ6&黄2、ピーマン4、シシトウ2、万願寺唐辛子2、キュウリ4、南京2 http://livedoor.2.blogimg.jp/classicfan51/imgs/7/c/7c574e6a...
posted at 09:09:44

 

2010年05月15日(土)

自然農法ナウ20100514: ゴーヤ2本定植。西瓜脇にトウモロコシ1条播種後、トンネル架け。http://livedoor.2.blogimg.jp/classicfan51/imgs/b/d/bde24f4a... VT:http://twitvideo.jp/01FDhposted at 08:45:12

 

2010年05月16日(日)

自然農法ナウ20100516: 夏野菜苗植付け終了。葉もの野菜は害虫防御のため不織布べたがけ。http://livedoor.2.blogimg.jp/classicfan51/imgs/4/0/40ccae86...VT: http://twitvideo.jp/01GMrposted at 11:10:26

 

2010年05月26日(水)

自然農法ナウ20100526: 昨日、インゲン&モロッコをニンニクとラッキョウの畝間に播種。サツマイモ紅あずま定植。家庭菜園紹介動画> http://bit.ly/aydVMcVT: http://twitvideo.jp/01P7q

posted at 11:29:55
 

2010年06月08日(火) 

自然農法ナウ20100608: オクラ播種。生え揃ったインゲン。3月に播いた西瓜畝の赤クローバhttp://livedoor.2.blogimg.jp/classicfan51/imgs/e/5/e5e0a65a... VT:http://twitvideo.jp/01bLn
posted at 10:35:31

 

2010年06月15日(火)

自然農法ナウ20100615: 人参の花が綺麗!西瓜畝両脇の無肥料栽培トウモロコシが急成長中。http://livedoor.2.blogimg.jp/classicfan51/imgs/7/e/7edde41b...VT: http://twitvideo.jp/01hSXposted at 11:38:58

 

2010年06月18日(金) 

自然農法ナウ20100617: ニンニクを一列収穫。茎は丈夫で収穫を早まった? インゲンにネット掛け。玉葱実験(8日収穫、平均重量):完全無肥料83g、有機肥料追加80gで優位差なし。水に晒さずそのまま食べられ大変甘い! VT:http://twitvideo.jp/01jfF
posted at 10:12:47

<差替え 2014年7月24日>

 

2010年06月19日(土)

自然農法ナウ20100619: 自然農法に切替え後、生態系が豊かになり雉が朝夕やって来ます。家庭菜園は88坪、東側はテニスコート、南側は野球場、北側は草地、体長12cm程のガマ蛙が畑の主です。  http://bit.ly/bH58su

posted at 22:54:28
 

2010年06月25日(金) 

自然農法ナウ20100625: ニンニク実験の平均重量:完全無肥料37g、イセキ有機複合追肥35g有意差無し。課題と対策:植付1.5に対し収穫2.8kgと少い。植付けを10日早め10月初めとし冬越に備える。本日の菜園状況 VT:http://twitvideo.jp/01pRh
posted at 09:17:39

2010年06月26日(土)

自然農法ナウ20100626: 昨夕方エンドウを片付け、跡地に白ゴマと黒ゴマ播種。ポリマルチは2年続けて同じ場所でそのまま使用。不耕起・無肥料のため所要時間は約3時間。黒ゴマ実験開始:前作物の影響 エンドウvs赤クローバ VT:http://twitvideo.jp/01qEg
posted at 11:32:14

<差替え 2014年7月24日>

 

 

2010年06月30日(水) 

自然農法ナウ20100630: 深夜激しい雨と落雷。連日蒸し暑い日が続いていますが、不耕起・無肥料の自然農法の菜園は雑草と共にぐんぐん育っています。トウモロコシは肥料食いと言われていますが、完全無肥料でもこの通り成長中。 VT:http://twitvideo.jp/01tjx
posted at 19:21:20

<差替え 2014年7月24日>

 

 

2010年07月05日(月) 

自然農法ナウ20100705: 有機農法畝のジャガイモ3株の試掘は収量1.5kg。種芋平均重量55gのため9倍増。完全無肥料畝との収穫比較を近日予定。昼食は初物の北あかりで久しぶりのジャガイモグラタン料理。美味しかった! VT:http://twitvideo.jp/01y4g
posted at 17:13:36

<差替え 2014年7月24日>

 

 

2010年07月06日(火)

自然農法ナウ20100706: 昨夕不耕起・無肥料ラッキョウ収穫。ニンニクと共に冬越し、赤クローバ、インゲンと共生させた。過去最高の出来。今朝収穫のキュウリとナスの糖度測定。市販野菜は糖度各3、ナス5、キュウリ4と甘い! VT:http://twitvideo.jp/01yeh
posted at 10:10:51

 

2010年07月08日(木) 

自然農法ナウ20100708: FIFAワールドカップ準決勝戦スペイン1:ドイツ0 黎明生中継を見とどけ、日課の早朝散歩&畑の手入れ。久しぶりの梅雨晴れです。キュウリとナスは毎日採れ始めました。 http://bit.ly/95gnc0

posted at 11:51:36
 

2010年07月13日(火) 

自然農法ナウ20100713: 昨日の強風により近所の有機農家のトウモロコシは半分以上が斜め。不耕起・無肥料のわが菜園は70本中虫食い部からの倒壊1本のみ。過保護でないため茎が丈夫です! ミニトマト3種も5日前から色づき散歩帰りに畑で頂く。大変甘い! ナス7本、キュウリ2本収穫。
posted at 14:08:13

 

2010年07月20日(火)

自然農法ナウ20100720: 梅雨明け後、連日34℃以上。堆肥を好むキュウリは、初期の生育状態が悪く懸念されたが、この暑さで無肥料でも大きく成長。今年のミニトマトは甘みと酸味が調和して美味! http://www.youtube.com/watch?v=9QfdWmdFbgc

posted at 09:34:27

 

2010年07月26日(月) 

自然農法ナウ20100726: 北関東は連日雷雨のようですが、水戸は雷鳴はすれども雨が降らず、昨夜久しぶりに5mmの降雨。ジャガイモ実験の畝跡は自家採取の人参とクロタラリア(牧草)を播きました。 http://bit.ly/bvs3Aq

posted at 09:35:21

 

2010年07月27日(火)

自然農法ナウ20100727: トウモロコシ初収穫、デジタル秤到着。糖度&収穫量はトウモロコシ15度&2本650g、... VT: http://twitvideo.jp/02Irc
posted at 09:14:04

 

2010年07月28日(水) 

自然農法ナウ20100728: ジャガイモ・きたあかり無肥料栽培VS有機栽培の収穫実験完了。豊作! 畝長8mでの収穫量比較->無肥料:有機=13.6:12.5kg 予想に反して無肥料栽培が収量は多いが少し小ぶりであった。味には差はなかった。http://bit.ly/akH3Ng

posted at 00:21:28

 


自然農法に関する一考察

2012年07月18日 12時45分54秒 | 自然農法

22:58

自然農法に関する一考察(その1)

(1)自然農法とは

昨年8月に95歳で亡くなられた、福岡正信さんの造語です。福岡さんは、25年前に著書「自然農法 わら一本の革命」の中で、
 1)自然とは何か-無こそすべてだ、
 2)誰でもやれる楽しい農法-世界が注目する日本の自然農法、
 3)汚染時代への回答-この道しかない、
 4)緑の哲学-科学文明への挑戦、
 5)病める現代人の食-自然食の原点、
の各章で、40年間の不耕起栽培の実践経験を哲学的に述べられています。

「農とは耕すことである」の常識を覆す、何もしない農法(放任ではない)を目指し、科学農法と自然農法の対比を通して、実証的に「拡大志向の機械文明の行きづまり」を指摘され、自然農法が理にかなった方法であることを提唱されました。 
 福岡さんに触発された、岩澤信夫さん指導による「不耕起・移植栽培法」の稲作への20年間の実績が実を結び、最近ようやく、地球環境の視点からも自然農法が認知されつつあります。その詳細は、NHK教育TV「知るを楽しむ-人生の歩き方 岩澤信夫 生きものの豊かな田んぼ(4回シリーズ)」で紹介されている通りです。
   http://www.ruralnet.or.jp/ouen/meibo/016.html
   上記の記事は削除されています。
    参考:NHKの岩澤信夫氏の不耕起農法を見て

 また、同じく福岡さんに触発された、リンゴ農家・木村秋則さんの、10年間無収入の壮絶な戦いがNHKで放映され、著書「無農薬・無肥料の技と心-自然栽培ひとすじに」が最近刊行されました。 http://www.cheziguchi.com/kimura_sp.htm 

(2)自然農法は有機農法の究極の農業技術である
 木村さんの「野菜の腐敗試験」によれば、JAS法認定の有機野菜が最も腐敗しやすく、次いで慣行農法。自然農法は最も腐敗しにくい結果となっています。お米で実験すると、自然農法米は、コップに水を入れ放置しても腐敗せず、最後には発酵が進んで酢になると報告しておられます。木村リンゴは、フランス料理オーナーシェフ・井口久和さんによれば、2年間たっても腐敗せず、干からびるだけらしいとのこと。 (白金台シェ・イグチ氏)
   http://www.cheziguchi.com/ 
 ここに、有機農法の問題点が現れています。畜産の盛んな欧米では、有機肥料として、畜糞尿由来堆肥が多量に用いられ、植物に過剰に蓄積した硝酸態窒素(葉などの緑を通常よりも濃くする)によるメトヘモグロビン血症が問題になり、チアノーゼによる乳幼児の死亡事故も報告されています。有機農法は未熟堆肥を使用するとこのような問題が生じます。
  私がバイブルとしている、西村和雄さんの著書「スローで楽しい 有機農業・コツの科学」を中心として、以下では、西洋流の現代農法がいかに、人間のおごりに基づく環境/生態系破壊型農業であるか、その問題点と対処策(ぐうたら風)を紹介します。西村さんも、「究極は、不耕起を目指しましょう」と不耕起栽培を位置づけている。

(3)現代農法の問題点
 1)土壌の生物性が全く考慮されていない。現代農業における土とは、作物に必要な養分を保持し、作物の根が土壌を抱きかかえて姿勢を維持するための支持体としての意味しか考えていない(西村氏)。
 2)肥沃な土壌では、1gの土に、およそ1億もの微生物がいる。これらの微生物が有機物を分解して植物の栄養源となる。「土づくり」とは人間ができるものではなく、土壌生物を育て、「土を育てる」ものである(西村氏)。
 3)「有機農業の世界には、水耕などという、手間と金がかかる、くだらん栽培方法はありません。何よりも豊かな土があってこその、作物の生育があるのですから」(西村氏)。
 4)野菜づくりのどの本にも、作物を作る前には必ず、畑全面の石灰散布が登場します。西村さんは、これを「石灰病」と呼んでいます。実は、藤原菜園でも、ジャガイモの肌があばたになる、ソウカ病に悩まされていました。今年は西村さんの教え通りに、石灰散布を止めたところ、初めてきれいな肌のジャガイモが収穫できました。

 「石灰をやることの意味を分かっている人は、ほとんどいないのが実状です。いったい、誰が石灰病を日本中に蔓延させたのでしょう。それは、あやまてる土壌肥料学信仰が根本原因である、とだけいっておきましょう。石灰をやりすぎると、(微生物は死滅し)他の土壌養分のバランスが崩れて、しまいにはとんでもないことになってしまいます。中略 結論。大きめのカキ殻粉砕物を入れましょう。酸性に弱い作物が育つところだけ、パラパラまいたらいいのです。(草マルチが腐り、土は自然に中和される)」(西村氏)。

 これは目から鱗で、現代農法の常識はまず疑う方がよいこと学びました。

 5)「農学栄えて農業滅ぶ」が日本農業の現状。有機農業という言葉を口にしただけで、大学では今も異端。残念ながら日本のアカデミズムはいまだに有機農業に見向きもしていない。欧米では有機農業は市民権を得て、試験研究が盛んに進められており、有機農産物の市場占有率は2桁台であるに比べ、国内ではわずかに0.3%(西村氏)。

 6)遺伝子組み換え食品GMOGenetically modified organism)に対向する「有機食品」は、「安全」という付加価値を勝ち取って「有機食品」の定義からGMOは完全に外された。米国の消費者は、徹底的にGMOを拒否したいのであれば、オーガニックの表示ラベルが付けられた食品を選択すれば間違いがないことになる。オーガニック原料使用というラベルが付けられた加工食品の人気は、米国では日本よりはるかに隆盛で品数が多いのに驚かされる。流通最大手のウォールマートまでが本格的に取り扱いを始めた影響は大きい。将来、米国は最大の有機食品市場となり最大の生産国となることが予想される(松延洋平氏)。    
出典:松延洋平、食品・農業バイオテロへの警告-ボーダレスの大規模犠牲者時代に備えて、日本食糧新聞社、H19.4.23

 7)GMOは、世界の飢餓問題解決にはならない。根粒細菌の空中窒素固定を狙って遺伝子組み換えの研究が始められたが、現在、害虫予防と除草剤耐性の二つしか特性を発現できず、世界の食糧危機に対応する収穫量の向上等への効果は、複数遺伝子の発現にかかわる分野のため、具体的な成果は上げていない。GMOは生産者にとってのみに利点がある(松延洋平氏)。

 GMOは、8年前に「スターリング事件」を起している。「アレルギー の原因になる?」 とか 「食品安全性未承認なのに食品ルートに混入していた」 として、2000~2003年にかけて、内外の多くのメディアで報道された害虫抵抗性遺伝子組換えトウモロコシの商品名である。今年の4月25日、米国食品医薬品庁 (FDA) と環境保護庁 (EPA) は、スターリンクトウモロコシの食品ルートでの混入を検出するため2001年1月から続けていた抽出検査を中止すると発表した。 
     出典:農業と環境 No.98 (2008年6月1日) 
        独立行政法人農業環境技術研究所
 http://www.niaes.affrc.go.jp/magazine/098/mgzn09809.html 
    注)GMOが一度生産されると、花粉が周辺の農地への飛散し、農地は遺伝子組み換え品種で汚染されることになる。汚染がないことを確認するのに、8年間もの長い期間、追跡試験が必要であったことを示す情報である。

参考文献
1.福岡正信、自然農法-わら一本の革命、春秋社、1983.5.30(初版)、2007.11.10(新版第8刷)
2.西村和雄、スローで楽しい 有機農業・コツの科学、七つ森書館、2006.8.20(初版第3刷)
3.木村秋則、無農薬・無肥料の技と心-自然栽培ひとすじ、創森社、2007.1.20(初版第1刷)

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04:48

自然農法に関する一考察(その2)

1.私が目指す自然農法

福岡/岩澤/西村/木村さんらの方法に共通する堆肥を造らない方法です。すなわち、牧草・雑草などを刈り取り、畝に敷きつめ(草マルチ)、これが土壌微生物の作用で土に戻り、作物は緑肥として取り込み成長する、「不耕起草生栽培」です。この方法は、太陽エネルギーを直接利用する、ミニマム・エミッションの自然の営みそのものです。「地球にふり注ぐ太陽エネルギーの範囲でしか、地球上の全ての生物は生きられない」(西村氏)のです。

再び西村さんの本から、「ぐうたら風」の「健康で美味しい安全な野菜づくり」そのポイントを引用します。

(1)有機農業に大切な二つの法則

1)第一の法則:木は木にかえし、草は草にかえす。 果樹のように、ゆっくり育つ永年作物ではゆっくり分解する、もともと木であったものを有機物として返してやる。
2)第二の法則:生き物には存在する意味がある。 例えば、マツケムシは松の古い葉だけを食べ糞をする。松葉は腐敗しにくいが、糞は速やかに分解し、松の養分となる。

(2)不耕起草生栽培
1)草は何度も刈る
2)牧草を利用する
3)すき込んではダメ
刈敷きは、いいことづくめ
 ・養分が土の中へはいる
 ・畝の土が流れず、保湿する
 ・地温が変動しない
 ・土壌粒子を跳ね返さない

4)牧草はあまりはびこらさない
5)数年たったら、牧草の根を切ってやる
6)モグラなどが穴を掘りまくるので、5年たてば、一度全面を耕し、モグラ退治を兼ねる

(3)緑肥植物 →詳しくはp.87~95参照
  1)「長袖牧草」 マメ科:クリムソンクローバ、イネ科:未着手
  2)「半袖牧草」 マメ科:クロタラリア(米国でも注目されだした)
              イネ科:ソルガム
  3)緑肥作物の使い方  畝間、畝の側面、畝の片に牧草を播き、刈り敷く

(4)共栄作物を基本とした間作・混作の例
基本は共栄作物(コンパニオン・プランツ) マメ科とイネ科、アブラナ科とネギなど
例:トウモロコシ収穫後、その下にダイコンを植え、その収穫後にエンドウを播く
    ダイコンを植えたら、所々に、ネギやニンニクを植えるといやな虫がやってこない。

(5)輪作をする上での工夫例
トマトやジャガイモの後にハクサイ、キャベツを植える 

謝辞
 本稿は、2008年9月28日に開催された、大阪大学精密工学教室「卒業40周年記念同窓会」での講演資料「ぼけ防止のための-私の健康法:自然農法」の一部です。西村和雄博士には、講演の事後承認を頂きました。
 また、私からの質問メール(発信日2008年10月4日):
  「はじめまして 「有機農業コツの科学」愛読者です 自然農法に関してお教え下さい」 に対して、回答いただき、その内容を同窓生にの転送することも許可頂きました。自然農法に関心をお持ちの皆様にも、ご参考になると考えましたので、付属資料として別項で掲載します。
ここに改めて先生にお礼申し上げます。 

参考文献
1.福岡正信、自然農法-わら一本の革命、春秋社、1983.5.30(初版)、2007.11.10(新版第8刷)
2.西村和雄、スローで楽しい 有機農業・コツの科学、七つ森書館、2006.8.20(初版第3刷)
3.木村秋則、無農薬・無肥料の技と心-自然栽培ひとすじ、創森社、2007.1.20(初版第1刷)
4.岩澤信夫、田んぼ博士の応援隊 http://www.tanbohakase.com/

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 05:12 

自然農法に関する一考察(その3) 

付属資料1
 「はじめまして 「有機農業コツの科学」愛読者です 自然農法に関してお教え下さい」

西村和雄様

はじめまして 
「有機農業コツの科学」をバイブルとして利用させていただいております1945年生まれの愛読者です。昨年6月末にリタイアし、養老孟司さんの「空はこんなに青かったのか!」を実感し、読書、音楽鑑賞、畑仕事など毎日を楽しんでおります。 
さて、
27年間、88坪の家庭菜園で、無農薬/有機栽培を楽しんできましたが、いつも「石灰病」のため、ジャガイモのソウカ病に悩まされていました。今年は、西村様のお教え通り、石灰散布を中止しましたところ、きれいな肌のジャガイモが収穫できました。また、昨年、福岡正信さん、岩澤信夫さんの自然農法を知り、徐々に切り替え、クリムソンクローバー、クロタラリア、ソルガムの不耕起/草生栽培の手応えを感じています。
 添付ファイルは、先日、大学40周年同窓会で小生が、講演した資料です。この資料の中で、西村様のご著書の文言を多数引用させていただきました。事後になりましたが、お礼申し上げます。
 さて、ご著書には、自然農法として「野草の変遷」(榊原忠蔵氏)が引用されているのみですが、「ぐうたら風」の究極は、福岡さんの思想/実践にたどり着きます。西村様の自然農法に対するお考えをお教えいただければ幸いに存じます。

 ◇小生の考え◇
小生は、自然農法の創始者・福岡正信さんを大変尊敬しております。世界中の人を、伊予の福岡農場に受入、普及活動をされましたが、晩年は、「人間の浅はかさに絶望?」され、宗教哲学の道に深く傾斜されたと拝察されます。
 福岡さんは8月16日永眠されました。一昨日、東京・八重洲ブックセンターに立ち寄りましたところ、福岡さんの追悼コーナーが設けられ、著書が一同に列べ販売されておりました。改めて、福岡さんの影響力の凄さを思わずにはいられませんでした。
 自然農法は革命です。
オリジナリティを尊ばない、日本人の悪癖が自然農法の世界でも現れ、いろんな人が、元祖・自然農法を名乗り、そのため、自然農法は、わが国では、誤解されているところが少なくないと感じています。なにより、アグリビジネス体系を完全否定する思想ですから、反対勢力の壁が高く立ちはだかっています。
 10月2日に報道された、東大農学部の不祥事および、事故米事件は、「農学栄えて農業滅ぶ」を象徴する出来事です。
 西村様のご著書の中でも、日本のアカデミズムの「有機農法の異端視」を述べておられ、有機農法のパイオニアとして、戦いの日々の連続で大変ご苦労なさったと推察申し上げます。
 どうぞ、ご教授賜りますようお願い申し上げます。

付属資料2
Sent: Sunday, October 05, 2008 10:51 PM
Subject: Re: 
はじめまして 「有機農業コツの科学」愛読者です 自然農法に関してお教え下さい

藤原幸一様
私の著書をお読みいただき感謝しております。私が現在考えている自然農法についてですが、かつて三十八年前に日本有機農業研究会が発足したとき、一楽照雄氏が当時まだ存命だった黒澤酉蔵氏(雪印乳業を作られた方)に、オーガニックファーミングの訳は、有機でよいのだろうか。と聞かれたそうです。
 黒澤氏は明治のお生まれ。漢籍の素養があった方で、すぐさまそれはいい。有機というのは 天地有機 とよむのだと言われたそうです。天地機(とき)有りそう読むのだそうです。この世界のすべてに機があるのだ。種を播くのも、人が生まれ、やがて死ぬのも機。実を結ぶのも機私なりに作った自分の処世訓ですが「リンゴは食べ頃にならないと木から落ちない」自然の恵みは、機がないと受け取れないと言うことでしょうか。それを甘んじて受け取るには 無為 という言葉がもっともふさわしいのではないかと思っています。その意味は、何もなさないと言う意味ではなく、恣意的に事をなしても何も生まれない。と言う意味かと思っています。その意味では自然農法の自然という言葉は、自ずから然り(しかり)とよめますから、そのまま無為に通じるだろうと思っています。作物が育ちたいと思っている方kじょうに手助けするのが人の仕事。決して強制することは出来ません。そんななかで、クロタラリアやセスバニアなど緑肥を使ったり、収穫を喜んでいる毎日です。

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05:17

自然農法に関する一考察(その4)

付属資料3
sent: Monday, October 06, 2008 10:46 AM
Subject: Re: はじめまして 「有機農業コツの科学」愛読者です 自然農法に関してお教え下さい

西村和雄様
早速お返事いただき有り難うございます。
「有機」には、「天地機(とき)有り」との深い意味があるとは、驚きました。旬のものを旬に頂くことが、一番美味しく、家庭菜園の醍醐味ですね。
 先日、東京・八重洲ブックセンターで、福岡正信/金光寿郎さんの、「自然を生きる」を購入しました。この本の著者の一人である金光さんはNHK「心の時代」を担当され、NHKが1982年から1994年に5回にわたり放送された内容をまとめたもののようですが、サラリーマン生活を引退した今日、改めて自然と向き合う、「ものの見方・考え方」のヒントを頂いているところです。

西村様の「無為:恣意的に事をなしても何 も生まれない。」のお考えを、先日の大学同窓会の連中にも伝えたいと思いますので、メール転送をお許し下さいますようお願いいたします。

付属資料4
東大農場で禁止農薬米 97~99年栽培、一般に販売
http://www.asahi.com/national/update/1002/TKY200810020120.html?ref=rss
朝日新聞 2008年10月2日15時0分 (記事転載)

 東京大学は2日、大学院農学生命科学研究科付属農場(東京都西東京市緑町)で97年から99年にかけて、使用禁止の水銀系農薬を使ってつくった米を一般に販売していたと発表した。「人体への影響は少ないのではないか」と説明するが、すべての生産物の一般販売を中止し、相談窓口を設けた。

 一方、東大農場の説明では、禁止農薬が使われたとされる時期を含む95年から01年は東大生協にも卸され、大学食堂で食べられていたという。農場の記録には、一般市民への販売は00年からとの記述もあり、確認を進めている。
 東大本部の説明によると、使用されたのは、73年に農薬取締法で使用が禁止された「酢酸フェニル水銀」。水銀剤は殺菌剤として利用され、かつて酢酸フェニル水銀はイネいもち病の薬剤として広く使われていた。今回、農場で使われたのは、禁止前に大学が購入し、保管されていたものとみられるという。
 調査の結果、97年から3年間は、農場の実習田(30アール)で、4月に苗床にまく前の種もみを消毒するために使用。種もみを農薬に5~6時間浸した後、水洗いした。年間の収穫量は約1.2トンで、収穫された米は農場内で消費された一部を除いて周辺住民らに販売された。購入者を特定できていないという。
 東大農場によると、禁止農薬の使用を認めた技術職員は80年ごろから農場勤務となり、現在も働いている。
 東大は9月22日に農場で収穫した農産物の販売を中止した。24日には研究科内に調査委員会を設け、関係者から事情を聴くとともに、人体への影響や生産物への残留について検査などを実施している。
 東北大学大学院の佐藤洋教授(中毒学)によると、酢酸フェニル水銀は体内で分解されやすく、尿の成分として排出されてしまうことが多いので、水俣病で問題となったメチル水銀のように神経系の障害を引き起こす恐れは低い。ただ、特に子供の場合、少量でも皮膚に炎症ができたり、指先が赤く腫れたりすることがあるという。

 健康相談の連絡は、農学系総務課(03・5841・5482)へ
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 08:07

自然農法に関する一考察(その5)

自然農法がなぜ普及しないのか

福岡正信さんは「わら一本の革命」で、下記の理由を挙げておられます。
1)「ではなぜ、これほどはっきりした、歴然とした事実が、一般に普及しないのか、ということになってきます。それは、結局のところ、今の世の中というものが、あらゆる点で専門化され、高度化されてきたために、かえって全体的な把握ということが非常に難しくなった、という点にあるとおもいます。」

2)「この一枚の田圃をながめるのは、分化した専門の科学者の頭ではダメだ。本当は、科学者と哲学者と宗教者の三者はもちろん、あらゆる畑の人、政治家も芸術家も含めて、ここ(福岡さんの農場)に集まって、ここで評議して、はたしてこれがいいのか、という結論を出すところまでいかなきゃいけないと思います。」

3)「技術的な問題ではないんです。無農薬で、無肥料で、農機具を使わなくて、無公害の食品を作れといえば、現在では出来ないことはないのであるが、それをやったら一番困るのは農協なんです。農協がつぶれてしまう。農協は肥料と農薬と農機具を売って、それによって繁栄しているんです。」

 自然農法と現代農法(科学農法)の関係は、漢方医学と西洋医学の関係に例えることができる。西洋医学は、専門化がどんどん進み、「病気は診ても患者は診ない」結果、副作用によって患者は命を落とす場合がある。いま問われている食の安全は、現代農法の副作用の問題である。この副作用は健康問題にとどまらず、エネルギー浪費型の現代農法のもつ地球への副作用:環境問題によって、食糧危機を招き、人類滅亡の道をたどりかねない。
 福岡さんは、ミニマム・エミッションで安全で美味しい農作物の再生産が、自然農法で可能であることを示されたが、漢方医学と同じような包括的な課題解決型の自然農法は、西洋流の学問体系に馴染まず、日本のアカデミズムの欠陥も相まって、学官の支持は得られていない。それどころか、「結局、田を鋤く必要はなかったんだ。堆肥をやる必要も、化学肥料をやる必要も、農薬をやる必要もなかったんだ。」と、アグリビジネスを全否定することになり、産業界の支持は得られない。このような状況下では、自然農法への転換が進まないのは当然と思われる。
 また、自然農法は、MOA自然農法(世界救世教の創始者・岡田茂吉氏、福岡さんとほぼ同時期に始められた。)など、類似名のものもあり、農業関係者からは「よく自然農法というと、ややこしい精神的な話が出てくることが多い」(木村氏)と、宗教が絡んだ、混乱と不信も自然農法の普及を妨げている一因と思われる。
 余談であるが、塩野七生著「ローマ人物語」全15巻を完読したが、紀元前100年誕生の、天才・ユリウス・カエサルの言葉「人間ならば誰にでも、現実の全てが見えるわけではない。多くの人は、見たいと欲する現実しか見ない。」が印象深く、本稿をまとめる際に頭から離れなかった。
 また、司馬遼太郎の著書「世に棲む日日から」から、「歴史の変革は三段階で達成される。まずは思想家がでてきて、心ある者の意識を変える。次に意識が変わった者の中から戦略家が現れ、革命を起す。最後に革命で混沌とした社会に新しい制度をつくり秩序をもたらす実務家が革命を仕上げる。」の言葉も思い出された。
 福岡正信さんは「わら一本の革命」のなかで、「どの宗教にも属しておりません。お山の大将、一匹オオカミで終わる男でしょう。しかし、それでかえって、どこで誰がどんなことをやっているのか、よくわかります」と、前途を絶望され、晩年は宗教哲学へ傾斜されたようです。福岡さんは、カエサルのいう「現実のすべて」が見えてしまった不幸な思想家と思います。吉田松陰のように、優秀な門弟=戦略家・高杉晋作/坂本龍馬、実務家・伊藤博文に恵まれなかった。福岡さんに触発された、岩澤/木村さんは共に優れた実務家ではあるが、戦略家は出てこなかった。
 わが国は、「農産物は国家の戦略物質」との認識が希薄で、農政の原点を忘れた農政官僚は、米国の顔色や自分たちの天下り先にのみ目が行き、危機管理意識に欠け、全く脳天気です。
 坂本龍馬のような戦略家が、自然農法で出てくれば、日本の農業は、米国追随を脱し、食料自給率の問題はもちろんのこと、世界の飢餓問題解消に貢献できるのではないかと、残念な思いがします。

 しかしながら、われわれリタイヤ世代が、「健康で美味しい安全な野菜づくり」に取り組み、旬の野菜は自給して、地産地消で豊かな食生活を送れば、世の中を変えていくことができます。耕さず、面倒な堆肥造り・運搬も不要ですから体力がいらず、また、なによりも自然農法は自然を観察し、自分の畑にあった工夫が不可欠ですから、ぼけ防止にもなり、高齢者には最適の方法と思います。

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10:48

自然農法に関する一考察(その6)

2007年から始めた私の不耕起栽培の経験事例をいくつか紹介します。 
27年間の有機・無農薬栽培では経験出来なかったこと:
 たった1年間の「不耕起・無農薬・無肥料/草生」栽培ですが、「目から鱗」でした。
実は、2008年の夏野菜は例年になく、西瓜、オクラ、キュウリ、ジャガイモのできが悪く(といっても、味は良く、二人で食べるには充分な量は収穫でき、ご近所に差し上げられなかっただけですが) 初回の不耕起栽培は、失敗かな?と、同窓会の席上で失敗談を話す事を覚悟していました。ところが、幸いそうでないようでした。
 1)2007年の秋に植え付けたニンニクは、クローバとの草生栽培で成功し、ニンニク跡地に無肥料で種蒔きしたインゲンや、秋ナス収穫のための切り戻しをしなかったナスが、追肥もしないのに9月に入っても、再び採れ出し、しかもその味は、かって経験したことがない、甘みがあり美味しいのです。ちなみに、つるありインゲンを栽培したことがある方は、お分かりでしょうが、インゲンは一時期に沢山採れますが、その後は枯れてしまうのが普通です。また、時差播きの場合でも、夏を越すと病気になりほとんどが収穫できませんでした。
 2)エンドウ跡地で、しかもその古株の穴に播いたゴマが、無肥料であるにもかかわらず、例年以上に見事に育っています。
 3)2007年収穫し、地上部を除去したキャベツ、ブロッコリーの古株が春に芽を出し、再度、普通通り収穫できたのです。もちろん、追肥は行っていません。
 
 このような発見を通して改めて、植物の生命力を知った次第です。今までは、収穫が終われば、根こそぎ片づけ、更地にして耕耘機で耕していたので、分からなかったのです。しかし、考えてみれば、木や草を伐採すると、根っこから新芽が出ることはよく経験することです。また、耕起しないよさは、何よりも、畑全面が草で覆われているため、畑作業は土まみれになりません。春には冬越したクローバの真っ赤なお花畑、秋にはクロタラリアの黄色いお花畑となり、その下では、土グモなどいろんな生き物が活発に動き回っています。
 失敗もありましたが、その原因は思い当たるところがあるので、これからは一歩一歩、試行錯誤を繰り返しながら、不耕起栽培を極めて行く予定です。畑作の不耕起栽培は、参考になる本もほとんどなく、ぼけ防止になる良い対象が見つかったと喜んでいます。
図1 自然農法移行期2007年
      http://livedoor.blogimg.jp/classicfan51/imgs/3/9/39720a66.gif
図2 自然農法2008年
      http://livedoor.blogimg.jp/classicfan51/imgs/9/d/9dbf0c22.gif