直6BEAT主義MarkⅡ

カメラと写真と、たまにギター & 何かしら修理ばっかりしてます。

津軽森林鉄道 今泉~蟹田方面 その②

2013-08-13 16:41:00 | 津軽森林鉄道

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津軽森林鉄道 今泉~蟹田方面 その①

からの続きです。

今泉から蟹田方面へと現県道を進んでいます。

しかし、今日は特に暑い。

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橋がある。

最近改修工事がされたばかりのようだ。

周囲を見渡すも、何も変わったものは見つけられなかった。

先へと進みます。

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ここまで、いくつか橋があるたび周囲を確認するが、何も変わったものは見つからなかった。

車は道路脇ではなく、駐車スペースを必ず見つけて停めておきます。

気を付けて見ると、車一台、十分停められる舗装された箇所があるものです。

道幅が狭く、歩道スペースも少ない、ブラインドコーナーになっているところが多い。

事故を誘発することの無いように配慮をしています。

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車を停めたところに、野いちごの実がなっていました。

葉っぱが、良く見るイチゴのと似ていますね。

これは、甘くて美味しい種類のはず。

はず・・・、ちょっと自信がないので食べませんでした。(´▽`*)アハハ

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気になる橋を見つけた。

小さい橋ではあるが、周囲を見渡してみると・・・

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古いコンクリート製(の構造物だ。

なんでこんなところに・・・!?

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暗渠のボックスカルバート!?

現・県道より高さは低いが土砂が載っていて同じくらいの高さになっている感じだ。

暗渠化しているということは、この上を何かの目的で使っていたことになる。

その上には木まで生えている。

これは、使われなくなって相当古いもののようだ。

裏側に行ってみたら何か違って見えるかもしれない。

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この構造物の裏手に回れる箇所に勇気を振り絞って突入です。

今日は、こんなことをしないつもりだったのに・・・(´▽`*)アハハ

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構造物の裏手です。

幅はそんなにありませんでした。

車の道路用ではないですね。

それにしても構造物の上部は厚さが薄い印象だ。

なんとなく、この左手の行く先を見てみると・・・

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ほえぇ~!?

杭!?

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   \  __  /
   _ (m) _  ピコーン
      |ミ|
   / `´  \
     ( ゜∀゜)    軌道の土留めだね
    ノヽノ |
     < <

あのコンクリートの構造物は津軽森林鉄道の本線がこの川を渡る為の暗渠と思われる。

ここは川沿いを進む軌道なので、土留めをして川に侵食されないようにしていた跡のようだ。

使われなくなってから、かなりの年数が経つわけです。

なので、川の浸食で軌道跡がかなり崩壊しているのは納得のいく光景である。

ということは、周囲の状況からここから先の起点方向には、

現・県道から左側にズレたラインを軌道は進んでいたことが確認できた。

ここを「①の暗渠」とします。

この場をあとにし、先へと進んでみた。

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確認したラインを進んできました。

次の橋のところに現・県道の橋台のコンクリートの構造物とは世代の異なるコンクリートの構造物が不自然にある。

橋台だと思われます。

これは、川の右岸側です。

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川の左岸側になります。

こちらのほうが台形になっていて橋台だと解りやすい。

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この左岸側の橋台の下側を注意深く見てみたら、短い杭が2本見受けられました。

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木製の橋だった頃の名残でしょうか!?

だとすると、コンクリート製の鏡台にプレートガーター製の橋桁になったのは、

この場所については、比較的新しいのかもしれませんね。

コンクリートの質感からもそれがうかがえる。

ここは、「②の橋跡」とします。

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軌道跡は、まだ現・県道の左側に沿って起点方向へと向かって進んでいるようだ。

この先にも進んで行きます。

とにかく、車に跳ねられてはいけません。

通り過ぎる車に意識をしながら、十分な注意を払い、調査をしています。

車が来たと思ったら、さっと道路脇に寄って、目立たないようにしています。

こんなところに人がうろちょろしている時点で、

ドライバーからしてみるとかなりビックリすると思いますので・・・(汗)

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さらに進んだ先は、少し広くなっていた。

この林の中から、軌道はこの場へと現れる感じだ。

それで進んできた方向のその先は・・・

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公共の施設がありました。

ゲートがあって、入っていけません。

ゲートの先は旧・県道のようだ。

その先に行けそうなので、現・県道をそのまま歩いて進んでみた。

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回り込んでみたら、橋があった。

旧・県道上に施設があるようだ。

廃道のスペースを上手く利用しているんですね。

それにしても川の上流側がどうなっているか解らない、不思議な場所でもある。

そう思い、周辺を確認してみると・・・

Dcf00028

台形の橋台だ。

「②の橋跡」のところと同じ構造だ。

しかし、プレートガーターがはめ込まれるくぼみ部分は、

コンクリートできれいに埋められている。

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対岸側です。

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ことらもプレートガーターがはめ込まれるくぼみ部分がコンクリートで埋められている。

プレートガーターが外されたままだと、雨水の流れ込む溝となってしまうのではないでしょうか!?

橋台のとの境目の土を洗い流してしまい、橋台が倒れてしまうとか、

コンクリートで埋めておかないと、色々と不都合が発生してしまうのだと思われます。

ここは「③の橋跡」とします。

最初は空中写真で見つけた妙なものを確認するだけのつもりだったのだが、

この津軽森林鉄道、本線の森林鉄道1級の今泉~蟹田方面へと軌道跡をたどってきてしまった。

記事をまとめながら調べて解ったが、ここの区間は明治41年度に開設されている。

森林鉄道1級の本線なので、コンクリートの橋台を持つプレートガーター製の橋桁で川を渡っていたところも数箇所確認できた。

「津軽森林鉄道 今泉~蟹田方面 その①」の記事中に出てくる大きな川を渡っていたであろう、その橋の形態は、どのようなものであったのだろうか!?

今までの流れから、コンクリート製の橋台、橋脚、プレートガーター製の橋桁の橋であったことが濃厚なのではと予想させる。

まだこの先はあるのだが、予定外の行動もしているので、ここでタイムリミットだ。

今回は遺構探しには適さない時期としりつつ、気になってしょうがないのもあった。

当初の目的は達成された。

しかし、続きを調査をするとすれば、時期を改めて行いたいと思う。

今回、進んだ 津軽森林鉄道 本線 今泉~蟹田方面 その② の軌道跡です。

2

赤の実線が実際にオイラが進んだところです。

赤の点線が確認できなかった軌道跡と思われるところです。

=へばまんだのぉ~=


津軽森林鉄道 今泉~蟹田方面 その①

2013-08-13 15:44:00 | 津軽森林鉄道

先日、鰺ヶ沢蟹田線の雰囲気を見にドライブ、その後に机上調査をしていたら、

空中写真で、妙なものを見つけたのだ。

ハッキリとは見えないが、妙なのだ。

しかし、お盆のさなかに走り回るのもどうかと・・・

今回の場合、森林の中に入ることはないのだからと来てしまった。(オイオイ)

どうせならばと、本線の軌道跡を進んでみることにした。

しかし、気になる本線の軌道跡は、途中まで利用されなくなっているようです。

確認したいところからは入れなくなっていた。

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なんとか本線を探し出し合流できました。

これが、その目指すところまでの本線の軌道跡のようだ。

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振り返ってのバックショット。

狭いただの住宅路です。

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1枚前の写真の左側になりますが、これが本線の軌道跡のようだ。

右側の何かが押し迫っており、車が入れなくなっている。

その先は、左の山沿いにカーブしている。

おそらくその先も消えかけていると思われる。

なので、ここまでの1区間は、道路として存在しないのかもです。

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極力、自分で気になっている本線の軌道跡の、とある区間の元から進んでみたいので、

探すのに手間取りました。

まずは、先へと進んでいきます。

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すると、道は舗装道路に変わり、左へと曲がっている。

しかし、進んできた本線は、家と車庫の間の先へと続く感じなのだ。

おそらく軌道跡はそのまま残っているが、生活道路としては利用していないだけだと思われます。

轍も付いてないし、なんか私有地!?に勝手に入っていく感じになるので、入っていくのは止めました。

記事をまとめながら調べてみると、この場所は、相内支線との接続部分で、デルタ線になっているところでした。

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道なりに左へ曲がると、すぐに右へ曲がれる道が電柱のところにある。

その先を右に曲がって本線側に進みます。

道なりの進む先は、相内支線。

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右へ曲がると、民家の先は、また砂利道になる。

その先が本線の軌道跡のはずだ。

電柱がその先まであるので、問題なく行けそうだ。

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先ほどの場所は、なんか大きなスペースを回避するような感じだったが、

この今泉地区には停車場があったらしい。

さっきの場所なのかも!?

轍の付いた道もここで終わっているように見える。

困った(´-ω-`)

この先、進んで行けるのだろうか!?

探索を始めたばかりなのに・・・

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おっ、

まだ行けますね。

しかし、道はだいぶ頼りない感じです。

それと、写真では解りづらいが、中央の草丈がかなり高いのである。

水溜りのタイヤ跡が新しかった。

地元の方が利用して間もないのでしょう。

それを根拠に進んで行きます。

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ここまで、ガサガサ言わせながら草を押し倒して進んできました。

ぬぬぬぬ、なぬぅ~!?

轍が見えない

ここから先は地元住民も利用していないのかもです。

下が見えない状態では、ぬかるんでいるのか、道が壊れているのか解らない。

スタックしたり、脱輪したらとんでもないことになる。

歩いて確認し、この先までの様子を見てみたら、また開けていた。

道の状態も進んでいくには大丈夫であった。

この周辺は休耕田が多く、この本線の軌道跡も道として利用されなくなっているようだ。

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轍の部分は草丈が短く見えるが、地肌が見えない。

これは、撤退したほうがいいかも・・・

しかし、ここまで来てしまった。

歩いては道の状態を確認し、車で進むを繰り返す。

アブが・・・

やはり、アブが集まってくる。

この時期は、こいつらがやっかいだ。

車に乗り込むと、一緒に入ってくる。

タオルで捕まえて、車外につまみ出す。

それの繰り返し、アホだ。

あやしい行動をしているのだが、周囲には人がまったくいないので・・・

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もう草むらの中を進む感じになっています。

やっと先に舗装道路が見えたので安心。

しかし、ここまでは進む道を確認しながら、確実に進んできた。

草丈は、とんでもない。

普通なら、こんなところを走ったりしない。

引き返すも勇気。

などと葛藤しながら、

進みきって脱出するのが得策だと判断しまして・・・

そう、走行中、半分後悔しながら進んでいたり・・・( TДT)

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無事、脱出しました。

ずいぶんと時間がかかってしまった。

舗装道路のその先は、ちょっと窪んでいるが、行き止まり!?

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合流した舗装道路の右手側です。

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左手側です。

なんか、ビニールハウスやら、遠くに民家も見えて一安心。

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窪んでいる部分に違和感を覚える。

この先は、どうなっているんだろう!?

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草が生い茂っている部分の先を覗いてみた。

なんか、先が見えて少し開けてる感じだ。

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もう少し足を踏み入れようとしたら、足場が悪い。

それで目線を下にやると、白く光っている(メ・ん・)

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なんだ!?

ここは水路なのか!?

それを越える木製の古い渡り橋!?

進んできた本線の軌道跡の進行方向にあるわけなのだ。

津軽森林鉄道の本線の軌道に関係あるものなのか!?

近づいて確認するにも、足下も良く見えないし、邪魔な草が多い。

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振り返ってのバックショット。

とんでもない状態の道を進んできたことを再確認する。

おそらく、春先や秋の終わりなら、草も無くて、

何の問題も無く、ただの砂利道としてスムースに進んでこれたのだと思われます。

こんな時期に進んできてしまったオイラは・・・

ここでは、対岸に回って近づけないか行ってみることにした。

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対岸側に向かい探してみるが、草が生い茂っていて、

なかなか予想したところを探し出せないでいた。

そしたらこのようなアングルで発見!!

太目のH型鋼が渡されていて、上を歩けるように木が置いてあるように見える。

下は、U字溝が設置されており、水が流れている。

この構造物の下側も確認できそうなので、さらに近づいてみた。

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フムフム・・・

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フムム・・・

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おおおっ!?

良く見ると、H型鋼の接地面が部分的に四角い石で強化されているようだ。

ほほーん。

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対岸側から、この構造物を見てみたところだ。

向こう側の草の分け目の先に、先ほど進んできた本線の軌道跡の道にある電柱が見える。

これは、プレートガーター橋のようだ。

空中写真で確認した妙なものとは、このプレートガーター橋の上部の枕木が白く写っていたものだと、位置関係から判断した。

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枕木を見ると、長さがランダムだ。

良く観察してみると、犬釘が打たれているものもある。

短い枕木は、隙間を埋めるように置かれている感じです。

それと、バラ線と番線を使ってプレートガーターに固定していたと思われる跡がありました。

枕木は乗り上げたら壊れそうなので、詳しくは確認していません。

当然、危険なので渡ったりしていません。

そんな気も起きませんけどね。

一部犬釘のピッチを確認してみました。

芯芯で86cmありました。

犬釘の頭がやせ細って、丸くなっていたので気が付きにくかったです。

プレートガーターのサイズは、外幅が110cm、内幅が74cm、高さは46cm

だったと思います。

肝心の長さは、なぜか記憶が無い。

橋台間は2mほどだったろうか!?

なんとなくコンベックスをあてがい、大きさを把握したのだが、その場で記録せず、

あとから、記憶上の数字を携帯TELのメモに記録していたのです。

数字は正確に記録しないと、あまり意味を持たないのに・・・(汗)

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このプレートガーター橋のさらに進む先は大きな川がありますが、

このように草木が茂っていて、軌道のラインの先は良く見えません。

Cimg3939

少し横にずれて川を覗き込むと、こんな感じ。

ずいぶん前に、川の改修工事がされていたようです。

先ほどのプレートガーターの橋は、水路の整備でU字溝設置工事があっても、撤去を免れたようだ。

津軽森林鉄道はその上を渡って、さらにこの大きな川を渡っていたであろう大きな橋の遺構は、確認できませんでした。

改修工事で撤去されてしまったのでしょう。

コンクリート製の橋脚を何基か持っていたプレートガーター橋だったのでしょうか!?

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大きな川の対岸側へと迂回し、さらに津軽森林鉄道の本線の軌道跡をたどっていきます。

進んできたプレートガーター橋のあった場所を直線上で結んだ方向を見ると、

左手のほうに、きれいに一直線の道がある。

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休耕田が多いが、農道としては利用されているようで、しっかり補修もされている。

所々白く見えるのは、水溜りが出来て壊れた部分に砂利を敷いて補修した跡だ。

しかし、センターの草丈は長い。

車のフロントから、ガサガサ聞こえます。 

オイラの車は、鉄製のメッキバンパーなので、何も気にならない。

今どきの車なら、デザインを優先したバンパーなので、

傷だらけで、とんでもないことになってしまうでしょうね。

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緩やかに左へとカーブしている。

カーブの先に電柱が見える。

まもなく、農道として利用されている本線の軌道跡が終了しそうだ。

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あれ!?

道が膨らんでいる感じだ。

ちょっと不自然だね。

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注意してみると、小川を越える橋なのだが、端に古びた金属が見える。

プレートガーターとは異なる鉄橋なのか!?

車から降りて確かめてみた。

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へぇ~。

先ほど見た、プレートガーター橋と同規模のものが備わっていた。

その上に土留用の軽量矢板を被せて、農作業に関するクラスの車ならと渡れるようにしていたんですね。

それで盛り上がっていたのだ。

枕木は、かつてあったのでしょうけど朽ちてしまったらしい。

そのスペースには土が挟まっているだけでした。

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この先は、舗装路へと合流します。

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舗装路に出てすぐ現県道に合流します。

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本線は、この先、現県道とほぼ同じルートを進んでいくようだ。

これまでにプレートガーター橋を2本、確認する事が出来た。

やはり、軌道跡をたどりながら進むと違います。

注意深く観察しようとしますね。

空中写真で見た妙に気になるポイントは、地図に照らし合わせれば、緯度経度が出ます。

GPSのナビゲーションにデータを入れれば簡単に見つけ出すことが出来たかもしれません。

それだと、その場所の確認だけに終わってしまうと思います。

それをしないで、効率の悪い軌道跡をそのまま進んでみたりと、

アナログなことをやっていると、付随する発見があったりします。

特に2本目のプレートガーター橋は、気が付きにくい状況下にありました。

今回のように、それが見つけられてみたりと、面白いわけです。

だけど、草むらの中を走行するのは、今回限りといたします。m9っ`・ω・´)シャキーン

津軽森林鉄道の本線の1級軌道跡は、一般道路化されてほとんど遺構が残されていないと思っていました。

いかし、現在の県道とは別のルートをたどっている区間が今回のようにありました。

この先にも、何かありそうな気がします。

もうちょっと進んでみよう。

その②へ続く。

今回、進んだ 津軽森林鉄道 本線 今泉~蟹田方面 その① の軌道跡です。

Photo

赤の実線が実際にオイラが進んだところです。

赤の点線が確認できなかった軌道跡と思われるところです。

=へばまんだのぉ~=


55,000km

2013-08-13 13:52:00 | ヴィヴィオ・ビストロ

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55,000km

ハッと気が付いたら、キリ番でした。

走行中にもかかわらず、パシャリッ

次のキリ番も外せんませんね。

林道専用化しているので、下回り中心に点検でもしてみるつもり。

実は、心当たりのある場所が・・・( TДT)

地獄のチューナーに相談だな!! ヽ(°▽、°)ノエヘヘヘヘ

=へばまんだのぉ~=