写真は、七ツ滝へ向かう途中です。
十二本ヤスを見てきて車に戻ったら、ちょうど別の車が止まった。
車には運転をしている人しか乗っていないようだ。
観光客じゃないのかな!?
こっちに近づいてきたぞ。
何やらメモを見せて、「七ツ滝」はどう行くのか聞いてきた。
自分でまとめてきたポイントが、たくさん書いてあった。
ただの観光客ではなさそうだ。
私も、ここに初めて来たのでよく解らないのだが、そのメモを見ると、さらにこの先にあるらしく書いてある。
やはり、この深い森の中に入ってきて心細くなったようで、不安げに聞いてきた訳だ。
この十二本ヤスも地図には載っていない場所ですからね。
このまま、この先に行くように書いてあるから間違いないでしょうと伝えた。
ってことで、私も行って見ることにした。
途中、岩が隆起して出来ている崖の横を通ったり・・・
白い岩肌が、今も崩れていますと言ってるようなもんだ。
静かにゆっくり走ってみたり。
七ツ滝の入り口を示す看板だ。
駐車場も整備され、トイレもある。
これだと、十二本ヤスはスルーされちゃうね。
さっき、道を尋ねていた人の車もあった。
さっそく、案内板にしたがって、降りていってみる。
まだ降りきる途中だが、石積みの橋のところから一気に流れ落ちる水。
雨上がりなので水量が多いようだ。
滝の全体を見れる場所だ。
それほど大きな滝ではないのだが、雨上がりなのでかなりの水量があり、水も赤茶けて混濁している。
さっきの人も、立派なカメラで撮影していました。
水が濁っているのが残念だと言っていました。
言葉が関西系でしたから、ずいぶん遠くから来ていたようです。
休みを利用して全国の隠れた名所を探して歩いている人かな!?
水しぶきが心地よく、なんか、体が浄化されるような気分です。
森独特のにおいや、この爽やかさは、こういった場所でなければ感じられないものですからね。
滝の後方です。
十二本ヤスのところと違って、明かりが入る分、爽やかです。
空気が美味しい。
水がきれいなときに、また来て見たいですね。
戻ろうとしていたら、なにやら人間の手が入った立派な構造物が、
景色に同化してひっそりとたたずんでいる。
水力発電所跡でした。
昭和28年に作られたものらしい。
いまだにその姿をほとんど当時のままに残しているようだ。
なんか、モーターが渋いんですけど。
こういった場所にこのような構造物を建造するには、どういった設計がなされたのだろう!?
金属類も当時のままの形を残している。
一つ一つの部品・材料がしっかりしたもので、十二分な設計・施工の上で作られたものなのでしょう。
いまより、資材や機材を持ち込むのには不利な状況であるにもかかわらず、
何もないところから、創意・工夫して、よりよいものを作る姿勢。
先人の知恵とそれを実現させてしまうパワーには恐れ入るものである。
いま、まさに、それが必要なときなのでしょう。
このような場所で、日本の技術はすばらしいと再認識することになるとは・・・
=へばまんだのぉ~=