直6BEAT主義MarkⅡ

カメラと写真と、たまにギター & 何かしら修理ばっかりしてます。

七ツ滝に来て見た。

2012-08-13 16:04:00 | 風景・芸術

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写真は、七ツ滝へ向かう途中です。

十二本ヤスを見てきて車に戻ったら、ちょうど別の車が止まった。

車には運転をしている人しか乗っていないようだ。

観光客じゃないのかな!?

こっちに近づいてきたぞ。

何やらメモを見せて、「七ツ滝」はどう行くのか聞いてきた。

自分でまとめてきたポイントが、たくさん書いてあった。

ただの観光客ではなさそうだ。

私も、ここに初めて来たのでよく解らないのだが、そのメモを見ると、さらにこの先にあるらしく書いてある。

やはり、この深い森の中に入ってきて心細くなったようで、不安げに聞いてきた訳だ。

この十二本ヤスも地図には載っていない場所ですからね。

このまま、この先に行くように書いてあるから間違いないでしょうと伝えた。

ってことで、私も行って見ることにした。

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途中、岩が隆起して出来ている崖の横を通ったり・・・

白い岩肌が、今も崩れていますと言ってるようなもんだ。

静かにゆっくり走ってみたり。

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七ツ滝の入り口を示す看板だ。

駐車場も整備され、トイレもある。

これだと、十二本ヤスはスルーされちゃうね。

さっき、道を尋ねていた人の車もあった。

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さっそく、案内板にしたがって、降りていってみる。

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まだ降りきる途中だが、石積みの橋のところから一気に流れ落ちる水。

雨上がりなので水量が多いようだ。

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滝の全体を見れる場所だ。

それほど大きな滝ではないのだが、雨上がりなのでかなりの水量があり、水も赤茶けて混濁している。

さっきの人も、立派なカメラで撮影していました。

水が濁っているのが残念だと言っていました。

言葉が関西系でしたから、ずいぶん遠くから来ていたようです。

休みを利用して全国の隠れた名所を探して歩いている人かな!?

水しぶきが心地よく、なんか、体が浄化されるような気分です。

森独特のにおいや、この爽やかさは、こういった場所でなければ感じられないものですからね。

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滝の後方です。

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十二本ヤスのところと違って、明かりが入る分、爽やかです。

空気が美味しい。

水がきれいなときに、また来て見たいですね。

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戻ろうとしていたら、なにやら人間の手が入った立派な構造物が、

景色に同化してひっそりとたたずんでいる。

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水力発電所跡でした。

昭和28年に作られたものらしい。

いまだにその姿をほとんど当時のままに残しているようだ。

なんか、モーターが渋いんですけど。

こういった場所にこのような構造物を建造するには、どういった設計がなされたのだろう!?

金属類も当時のままの形を残している。

一つ一つの部品・材料がしっかりしたもので、十二分な設計・施工の上で作られたものなのでしょう。

いまより、資材や機材を持ち込むのには不利な状況であるにもかかわらず、

何もないところから、創意・工夫して、よりよいものを作る姿勢。

先人の知恵とそれを実現させてしまうパワーには恐れ入るものである。

いま、まさに、それが必要なときなのでしょう。

このような場所で、日本の技術はすばらしいと再認識することになるとは・・・

=へばまんだのぉ~=


十二本ヤス すごい迫力というか、不気味だった。

2012-08-13 15:40:00 | 風景・芸術

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以前から行ってみたいと思っていたが、ルートが舗装路ではないので、今まで躊躇していたのだ。

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だんだんと道は細くなり、薄暗い砂利道を進んでいると、途中、心細くなってくる。

雨が降ったあとだから、キリがかかっていたり、景色の様相が何かが出てきそうにも見えてくる。

映画の深い森の中のようだ。

実際、深い森に入っているのだが・・・

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なんとか、十二本ヤスの入り口の看板を見つけてホットする。

しかし、周りの雰囲気が人間を拒絶するかのようです。

何かはわからないが、小動物の鳴き声が聞こえてきます。

人間を忌み嫌うかのようだ。

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十二本ヤスの入り口の鳥居だ。

この階段の先に、それはあるはずだ。

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途中、大きな木が視界に入ってきた。

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すっ、すごい。

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階段を上りきると、十二本ヤスの説明書きの看板がある。

なんか、得体の知れない何かを左のほうから感じる。

っで、看板から左のほうに目をやると・・・

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周囲が薄暗いのと、あまりにも大きくて、これが何か認識できなかったのだ。

十二本ヤスと呼ばれる巨木の根元だ。

圧倒的な迫力に、度肝を抜かれる。

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これは、そのまま見上げたアングルだ。

すごい迫力というか、相当不気味である。

看板に説明があった、その昔、弥七郎が退治した魔物の化身!?

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この枝ぶり、

なんか宇宙的だ。

ベタではあるが、エイリアンに結び付けてしまうのは、これを見るものがほとんどであろう。

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周囲は、こんな感じ。

とにかく、自然以外の何物でもない。

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あとは、薄暗いので上手く撮影出来てるかわからなかったのだ、いくつか撮影したショットだ。

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なぜ途中から十二本に分かれて生えているのか!?

なぜこの状態で上部の十二本の幹を支えられていられるのか!?

不思議である。

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不気味な色加減の写真も、光の加減や、ちょっとしたアングルの違いで、実際にこのように見えます。

ヒノキアスナロ(別名ヒバ)

樹高 33.46m   幹周 7.23m   樹齢 800年以上

名称の由来

幹の途中で十二本の枝がわかれて、ちょうど魚を突いて取るヤスの形をしていることから、

だれ言うとなく「十二本ヤス(シ)」と呼ばれるようになった。

神木

ヤスの形をした枝は、新しい枝が出て十三本になると必ず一本枯れて、常に十二本になるということから、十二とは十二月十二日の山の神祭日に通じる神聖な数、これは山の神様が宿ったに違いないということで、鳥居を奉納、神木としてあがめ、今日に至っている。金木町の名木でもある。

伝説

昔、弥七郎という若者が山の魔物を退治したとき、その供養に、退治したときの切り株に一本のヒバの苗を植えたという。その木が十二本ヤスになったということである。

以上が、看板に記されていた内容だ。

平成2年6月2日に新・日本名木百選に選定されているだけあって、すごい木でした。

弥七郎、すごい魔物を退治したんでしょうね。

=へばなまんだのぉ~=