ちさとの風WEB

千里山まちづくり協議会の情報発信ブログです。定例会通信や各種イベント・講座のお知らせなど幅広い情報をお伝えしていきます。

シンポジウム「カフェ・サロンでコミュニティづくり」

2008-01-22 21:59:39 | まちづくり情報ネット
千里ニュータウンで活躍の加福氏からの紹介です。
【報 : 松岡要三】

> 加福共之です。
>
> シンポジウム「カフェ・サロンでコミュニティづくり」の
> お知らせです。
>
> (複数のMLに投稿しています。
>  重複受信された方はご寛恕ください。)
> (なお、このEVENTのことは「赤ちゃんからのESD・横地さん」から
>  教わりました。)
>
> 『出会い・つながり・ ささえあうコミュニティづくり』
>
> 2月2日(土)13:00~ サブタイトル「カフェ・サロンでコミュニティづくり」
>
> 基調講演    平田 オリザ(大阪大学教授/劇団青年団主宰)
> 演題      「対話の場を創り出す」
>
> パネリスト   海山 裕之(NPOコミレスネット代表)
>         前東 ふみ子(NPO法人エフ・エー事務局長)
>         山納 洋(コモンカフェプロデュース)
>         山岨 光男(文化喫茶「結」オーナー)
> ーディネーター 田中 尚輝(WAC常任理事)
>
> 会場:大阪アカデミア Sホール(地下鉄中央線「コスモスクエア」駅下車、シャトルバス5分
>    
> 主催:社団法人長寿社会文化協会(WAC)
>
> 問合せ先:WAC近畿ネットワークセンター
>        TEL 06-6363-5818 担 当:芝
>        http://www.wacnc.net/pdf/20080202oosaka1.pdf
>
> 地図、申込:http://www.wacnc.net/pdf/20080202oosaka2.pdf

会長挨拶

2008-01-15 16:29:14 | 協議会のプロフィール

ご挨拶にかえて

 
 千里山まちづくり協議会は、大正時代に郊外住宅の理想郷として開発された伝統ある千里山を、より美しく豊かで生き生きとしたまちにし、次世代により良い環境の暮らしと街並みを引き継ぐことを目的に、平成15年11月に住民有志により設立されました。
 以来4年あまりが経過した現在、会員は約100名を数え、この間千里山駅と第一噴水の間の歩道に高齢者に優しい木製ベンチを設置し、噴水周辺および駅との間の美化について草花の会や商栄会の皆様へのお手伝いなどの活動を続けてきました。また千里山のまちづくりのガイドラインとすべく、会員有志の手で『まちづくり作法集 千里山のくらしと住まい』を作成、さらに上方落語寄席「ちさと亭」や桜の散策会など、地域に根ざした活動や活性化イベントの企画運営もおこなって参りました。
 その活動につきましては春秋の広報誌『ちさとの風』の発行により、会員はいうまでもなく住民の方々にもご報告して参りましたが、この度より広く(地域、年齢層)まちづくり協議会の成り立ちや運営、各プロジェクトの活動をご覧いただくと共にご意見やご提案をいただきたく、情報発信ブログ『ちさとの風WEB』を立ち上げました。今後も内容の充実を目指しておりますが、より地域に貢献できるまちづくり協議会をめざし、ご訪問いただいた方々の暖かいご指導をお願いする次第です。
 最後に、千里山まちづくり協議会はまちづくりに興味がある皆様のご参加をお待ちしています。


千里山まちづくり協議会 : 会長 筒井一光

Rua Feliz (幸せの街路)

2008-01-15 09:42:18 | 千里山で遊ぶ


 「ルーア・フェリス」(幸せの街路)が平成19年10月28日に開催されました。
幹事団体のペイフォワード倶楽部が企画したイベントも三年目を迎え、昨年から導入した実行委員会(地域で活動中の諸団体から出した委員で構成)形式を強化することになり、千里山まちづくり協議会からも数名が役員・委員として参加、スタートしました。
 今回は、日頃より地域の市民活動に理解を示されている千里寺の武田住職の全面的なご協力を得られたことで、4会場に分けて展開、より地域で親しまれ、楽しんでもらえる充実したイベントにすることができました。
 また過去の蓄積したノウハウと反省から検討を重ねた結果、資金面を補うべく吹田市の助成を受け活用できたことで、内容の充実が可能となり、来場者数も飛躍的に伸び、当初の目的であった地域内での世代間交流も果たせました。
 回を重ねるごとに地域内は勿論、地域外の方々にもご協力・ご参加を仰げるようになり、次回への期待をこめたお言葉を各方面からいただきました。
 平成20年の準備も始まっています。今年はより多くの実行委員に参集していただき、地域で愛されるイベントにしようと委員一同決意も新たにしています。
【記 : 筒井一光

【関連WEB紹介】 ・Rua Feliz 実行委員会 ・ペイフォワード倶楽部 ・千里山ブラウズ ・YouTube

関西大学公開講座「丹波を知る」「地域再生」

2008-01-11 23:52:36 | まちづくり情報ネット
関西大学が丹波市で学生と地域交流しています。
その報告~公開講座があります。
地元千里山での交流のヒントになりませんか。
【報 : 松岡要三】

> 皆さま
>
> 関西大学公開講座のお知らせです。
>
> ●現代GP公開講座「丹波を知る」「地域再生」
>
> 関西大学環境都市工学部では大学が連携協定を結んでいる兵庫県丹波市において、
> 過疎化の進む農山村集落を舞台に、大学と自治体、専門家集団が共同するフィール
> ド交流型教育プログラムを展開しています。
> このプログラムの一環として行なわれる公開講座のお知らせです。
>
> ・日時
> 1月12日(土)13:00~16:10
>
> ・場所
> 千里山キャンパス 総合図書館3階図書館ホール
>
> ・プログラム
> ◎「丹波を知る」公開講座 13:00~14:30
>  「森の大国丹波 山から丹波を知る」
>   講師:能口 秀一 氏(木材コーディネーター)
>
> ◎ 「地域再生」公開講座 14:40~16:10
>  「人口縮小時代における、中小都市の活性化方策」
>   講師:服部 圭郎 氏
>      (明治学院大学経済学部経済学科 准教授
>         ハビタット・デザイン研究所 所長)
>
> <お問い合わせ>
> ■ 関西大学TAFS佐治スタジオ
> TEL:0795-86-7078
> E-mail:n050010ipcku.kansai-u.ac.jp
> ■ 関西大学TAFS千里山スタジオ
> TEL:06-6368-1299 
>
> ※詳細は、以下のPDFチラシを御覧下さい。

千里山こだわり展

2008-01-11 22:58:25 | 千里山を知る

( 千里山住人の「こだわりの品」)

2007年11月17日(土)と18日(日)の2日間にわたって、会員それぞれが展示物を持ち寄って千里山・佐井寺図書館の復元教室で「千里山こだわり展」を開催しました。

一番人気は千里山の古い地図?昭和三年の梅干?

梅干は漬けてから80年経っているとは思えないほど、というか80年経っているからこその、なんとも言えない味わいでした。

最初、展示物が集まってくるまでは、どんな展示会になるか?、企画した会員たちも不安がいっぱいありましたが、集まってみると、写真、絵画だけでなく、賞状、小物、住宅模型、などなど、とってもバラエティに富んだ良い展示会になりました。

千里第二小学校出身の阪口市長や藤村衆議院議員、そして千里山に関係の深い市議会議員さんや市の職員さんたちも足を運んでくれました。

もちろん、千里山にお住まいのみなさんも来てくださって「ああ、こういうものだったらうちにもあるよ」と言ってもらえたので、「じゃあ、来年はぜひ出品してくださいね」ということで、また開催したいな、と考えています。

【記 : 池渕佐知子

【関連WEB紹介】 ・夢日記 ・未来にまっすぐ

会員募集中です!

2008-01-11 22:32:12 | 会員募集と会則


 千里山まちづくり協議会は、まちづくりに関心があり一緒に活動をして下さる仲間を求めています! 貴方の素晴らしいご意見や楽しい提案を、まちづくり協議会に入って実現してみませんか? 一人で出来ないことでも大勢の仲間の力を合わせれば‥‥。これから退職される団塊の世代の方々、そしてもちろん現役バリバリの方や女性の方も、その貴重な経験と能力をまちづくりに活かして下さいませんか?
 千里山まちづくり協議会は毎月1回の予定で定例理事会を行っています。興味のある方は誰でも参加・見学できますので、事前にメールなどでご連絡頂ければと思います。新しい出会いが生まれるのを楽しみにお待ちしています!

※ 現在まちづくり協議会には約100名ほどの会員がおり、入会を希望される場合は年会費1,000円が必要です。

千里山まちづくり協議会定例理事会
場所 : 千里山会館 ・地図
日時 : 毎月第2土曜日 午後7時~9時
連絡 : メール【chisato-wind@mail.goo.ne.jp 】をご利用下さい
会則 : 詳細はこちらをご覧下さい

千里山まちづくり協議会 会則

2008-01-11 16:12:20 | 会員募集と会則
平成16年11月1日制定
平成21年12月12日一部改正

名称
第1条 この会は、「千里山まちづくり協議会」(以下「本協議会」といいます)と称し
    ます。

目的
第2条 本協議会は、大正時代に郊外住宅の理想郷として開発され、また戦後西日本初
    めての公団住宅が建設されるなど伝統ある千里山地域をより実しく、豊かで生き
    生きとしたまちにするために、地域の住民や商業者、その他関係者が協力しなが
    ら行政や関係機関、専門家と協働して、安全で快適なまちづくりの方策を検討し、
    次世代によりよい環境の千里山を引き継ぐことを目的とします。
 
事務所
第3条 本協議会の事務所は吹田市千里山西5丁目11番9号千里山会館内に置きます。 

事業の内容
第4条 本協議会は、第2条の目的を達成するため、次のような事業を行うものとします。
   (1)まちづくり活動の企画・調査・研究・実施
   (2)地域コミュニティを充実させるための各種行事の企画・実施
   (3)まちづくり活動に関する広報・広聴活動の実施
   (4)その他本協議会の目的を達成するため必要な事業
    本協議会の運営や前項の事業活動の資金は、会費及び寄付等を充てます。

会員
第5条 本協議会の会員は次に定める2種類の会員とします。
  【正会員】
   (1)会員は、協議会対象区域内において居住または事業を営むもの、および
      土地・建物等を所有するもの、あるいはその団体とします。
  【賛助会員】
   (2)本協議会の目的に賛同し、協力する個人または団体を賛助会員とすることが
      できます。
    入会及び退会は以下の通りとする。
  【入会】
   (1)会員として入会しようとするものは、入会申込書を会長に提出し、理事会の
      承認を得なければならない。理事会は正当な理由がない限り入会を認めるも
      のとする。
  【退会】
   (2)本人より申請があった場合、若しくは2年間年会費を未納の場合は退会とする。

協議会の活動対象区域
第6条 本協議会の活動対象区域は、阪急千里山駅を中心とした次の地区とします。
     千里山西、千里山竹園、千里山霧が丘、千里山虹が丘、
     千里山星が丘、千里山月が丘、千里山東、千里山高塚、千里山松が丘
    活動対象区域は必要に応じて前項の区域の周辺区域を含むものとします。

役員
第7条 本協議会に次の役員を置きます。
   (1)会長     1名
   (2)副会長    若干名
   (3)事務局長   1名
   (4)会計     2名                        
   (5)理事     12~30名以内
   (6)監事     2名
    本協議会に、理事会の議決により、顧問を若干名置くことができます。

役員選出方法
第8条 理事、監事は総会において選出し、会長、副会長、会計、事務局長は、理事の互選
    によって決めるものとします。また役員に欠員が生じた場合も、理事の互選によっ
    て決めるものとします。

役員の職務
第9条 役員の職務は次の通りです。
   (1)会長 協議会を代表し、協議会を統括します。
   (2)副会長 会長を補佐し、会長に事故あるときはその職務を代行するものとし
      ます。
   (3)事務局長 理事会の下で協議会の事業を企画調整し、事務局の統括、会の内
      外への連絡、広報などを管理します。
   (4)会計 協議会の出納業務を処理し、会計に必要な書類を管理します。
   (5)理事 理事会を通して、協議会の事業の円滑な遂行にあたります。
   (6)監事 理事の業務執行の状況と協議会の会計の監査を行います。
   (7)顧問 協議会の事業全般に対して適宜助言を行います。     

役員の任期
第10条 役員の任期は1年とし、総会から総会までとします。再任されることができます。                                  

総会
第11条 総会は、協議会の最高議決機関であり、定時総会および臨時総会とし、定時総会は、
    年1回会長が招集します。
   会長は、理事会が必要と認めるときは、臨時総会を招集することができます。
  次の各号に掲げる事項は総会の議決を経なければなりません。
   (1)事業報告の承認          
   (2)会計決算の承認
   (3)事業計画・予算の承認
   (4)会則の改正
   (5)理事および監事選出
   (6)その他協議会の重要事項に関すること
     総会は正会員の過半数の出席をもって成立し、委任状はその数に含みます。また、
     議決は出席者の過半数の賛成によるものとします。

理事会
第12条 理事会は、理事をもって構成します。
    正会員は理事会の承認を得て、理事会に出席することができます。
   理事会は、必要に応じ、会長が招集するものとします。
   理事会は、総会で議決された計画にそって事業を調整し、実施します。
 
専門部会
第13条 会長は、理事会が必要と認めたとき、協議会の活動を円滑に進めるために、
専門部会を設置することができます。
   専門部会は理事会で承認された事項について企画・実行をするものとします。

会計年度
第14条 本協議会の会計年度は、毎年1月1日にはじまり、翌年12月31日までとします。
   
会費
第15条 会員は、年会費(1口1000円1口以上)を負担するものとします。

監査
第16条 監事は、業務監査・会計監査を行い、総会に報告するものとします。

千里山まちづくり協議会のあゆみ

2008-01-11 15:53:49 | 協議会のプロフィール


1. 千里山の歴史
~千里山西-大正時代のニュータウン、千里山東-戦後全国に先駆けた郊外型団地の誕生~
~あこがれの郊外住宅、千里山ブランドを求めて拡大~

 明治43年(1910年)の箕面有馬電気軌道(現阪急電鉄)の開通を契機に、また第1次大戦終結後の好景気を反映して、池田、箕面、豊中など大阪郊外で住宅開発が急激に進みました。当時豊津から千里山までは佐井寺の西の端で起伏に富んだ丘陵の竹林、雑木林や佐井寺の出作地で、また梅・桃・桜の名所で全く民家がありませんでした。
 大阪商工会議所会頭の山岡順太郎が、会社などに勤める中産階級のために、社会事業としての住宅経営が急務であるとして、林知事、池上大阪市長を発起人として有志を募り、E・ハワードの田園都市を意識した大阪住宅経営株式会社を大正9年に設立して千里山住宅地の開発に着手しました。
 千里山住宅開発は当時としては壮大で、郊外生活の理想郷を実現しようと英国の田園都市レッチワースをモデルに駅近くに噴水を設け、それを中心に放射状の道路を設け、それを格子状に細分する円心状の道路を設けたまちなみが形成されました。住宅開発に併せて大正10年10月千里山駅が開通しました。大阪市内の船場の商店や会社に勤める中産階級に的を絞って、和洋折衷のモダンな400戸の家が建てられました。テニスコートや社交場としての会館、整備された下水道・街路樹があり、郊外住宅の理想郷、新しき文化村といわれていました。千里山西住宅街の誕生です。
 千里山駅東側は、千里小学校分教場が大正12年に関西大学教室の仮校舎から現在の土地に移ってきましたが、戦前は佐井寺村までは松林・桃畑などの長閑な田園風景が拡がっていました。千里山佐井寺図書館西舘はこの地にあった木造校舎(昭和4年建設)の面影を残すよう設計されたもので、木造校舎の部材を使った復元教室があります。(2005年大阪府都市景観建築賞受賞)
 昭和31年、全国に先駆けて郊外型住宅団地「千里山団地」が完成しました。テレビ公園、電話公園、ポンプ場広場、法面の桜や植栽など花とみどりに包まれた人気の団地でした。現在は桜が大きく育ち桜の名所として有名になりました。団地完成以降、周辺にも住宅がつぎつぎ建設され千里山東地域も住宅街となりました。
 また、千里ニュータウン開発に合わせて、昭和38年阪急が南千里まで延伸し、終着駅でなくなりました。またこの時期から千里山ブランドを求めて千里山は拡大し、千里山ロイヤルマンション(第1回(1981年)大阪都市景観建築賞を受賞)などが建設され、近年まで拡大が続いています。
 
2.千里山の今 恵まれた環境をどう維持していくか あらたな課題も
 千里山西住宅街は今も誰もが住んでみたい、住み続けたい素敵なまちです。和洋折衷の戦前からの建物、おしゃれな新しい家々があります。現在風致地区に指定され、住宅街としての景観が保たれています。住民の愛着と「千里山会館」(大正13年設立の千里山社交クラブを引継ぐ)を本拠にする「千里山自治会」が大きな役割を果たしています。
景観のポイントとして下記がかみ合って、家なみを形づくっています。
・おしゃれな邸宅    ・生け垣・敷き際の植裁      
・庭の樹木       ・日々の清掃活動         
・坂のある風景     ・大型車両を通さない小径
・風致地区での建築規制( 絶対高さ:15m以下  建ペイ率:40%以下) 
まちには次のようなシンボルがあり、まちに変化と潤いを与え、まちの魅力を高めています。
・千里山第一噴水(ロータリ、開発記念碑がある。毎年ここでクリスマスコンサート開催)  
・千里山の最高地にある千里山神社(標高71.8m、駅前は38m)
・登録有形文化財の千里寺本堂(昭和天皇大嘗祭の時、御所に饗宴場として建てられた建物)
・千里山基督教会の高くそびえる尖塔と礼拝堂(設計は一粒社ヴォーリズ設計事務所池田宏)
坂道など高齢者にとって辛い一面もありますが、駅前近くに商店や開業医の多いことから安心して住めるまちでもあります。
 しかし、課題も多くあります。通過交通量の増大、駐輪・駐車場の不足などの交通問題、高齢化・核家族化の中での家屋・植栽などの維持管理、敷地の細分化、建替え問題、商店街などまちの活性化などの課題があり、安心・安全なまち、住み続けたい美しいまちを目指したまちづくりが求められています。特に千里山団地の建替えと千里山駅前の再生が大きな課題になっています。
 それらの課題を踏まえ次世代によりよい千里山を引継ぐために千里山まちづくり協議会は活動しています。「まちづくり作法集」もその活動のひとつです。

3.千里山まちづくり協議会前史 ~千里山のまちなみを考える会~
 1990年代後半に、千里山ではマンション開発、大規模店舗開発、緑住開発など大規模な開発にかかわる事業者と地域住民との間で係争事案が多く発生しました。それらの事案を抱える住民同士が情報交換、まちづくりに関する学習のため1997年6月に「千里山のまちなみを考える会」が設立されました。2000年には千二地区公民舘連続講座「千里山のまちづくりを考える」(全6回)を開催するなど自主的な市民によるまちづくり活動がみられました。
しかし、近隣地区に大型商業施設が進出しその影響を受け、2001年末に千里山駅西の「千里山中央市場」(開設は千里山団地完成の翌年の1957年)が閉店し、2003年4月その跡地に高層マンションが建設されましたが、この時はまちなみを考える会も市民もほとんど無力でした。この時の反省から「千里山まちづくり協議会」が結成されました。

4.千里山まちづくり協議会のあゆみ
 千里山まちづくり協議会は「心ふれあう 安全・安心のまち 楽しいまち 千里山を目指して」をモットーにプロジェクト活動と毎月開催する定例会(現在毎月第2土曜日夜7時から開催)を中心に活動してきました。また関西大学生や他の市民団体とも連携し、楽しいイベントを共催や後援してきました。また会報「千里山まちづくりニュース」を発行し、会員だけでなく広く地域住民にも配布し、住民一人一人が、自分が住む地域に愛着を持ち、まちづくりに参加するよう呼びかけています。
  
《参考文献》
1. 千里山70年のあゆみ 平成2年11月 千里山自治会
2. 和田康由「田園都市を標榜した千里山住宅開発と山岡順太郎」平成11年9月 大阪春秋96号
3. 吹田市立千里第二小学校 創立30周年記念誌 昭和34年11月
4.   同 上       創立50周年記念誌 昭和50年12月
5. 千里山まちづくりニュース 1号(2004年3月)~6号(2006年12月)千里山まちづくり協議会
6. まちづくり作法集~千里山の暮しと住まい~ 2006年6月 千里山まちづくり協議会 
7. 千里山の地域活性化サイト 千里山.NET 

【記 : 松岡要三】2007年3月30日「大阪景観づくり研修会」ちさと図書館での講演より

千里山まちづくり協議会の活動年譜

2008-01-11 14:50:51 | 協議会のプロフィール


【千里山まちづくり協議会の創立と活動年譜】
・2003年11月1日 千里山まちづくり協議会設立:千里山自治会、千里山商工会(現千里山商栄会)、千里山のまちなみを考える会など千里山の有志30名で設立(現在会員約100名)会則には会の目的を第2条で次のように定めています。
『本協議会は、大正時代に郊外住宅の理想郷として開発され、また戦後西日本初めての公団住宅が建設されるなど伝統ある千里山地域をより美しく、豊かで生き生きとしたまちにするために、地域の住民や商業者、その他関係者が協力しながら行政や関係機関、専門家と協働して、安全で快適なまちづくりの方策を検討し、次世代によりよい環境の千里山を引き継ぐことを目的とします。』
・2003年11月 千里山まちづくり協議会結成記念フォーラム「千里山の未来を考える」を開催。千里山の課題、取組むべき課題についてアンケート募集。「安全安心なまち」「心ふれあうまち」「美しいまち」「楽しい協議会」などの意見が寄せられた。 毎月1回、定例会開催することが決定された。
・2004年3月 千里山まちづくりニュース発行(創刊号) 第1回まちづくり学習会「第3次 吹田市総合計画(素案)」
・2004年5月 第2回まちづくり学習会「吹田市都市計画マスタープラン」と「千里山団地再生と駅前開発」
・2004年6月 千里山佐井寺図書館見学会。まちめぐりウォッチング「千里山西」開催。プロジェクト発足:「人にやさしい安全・安心のまち」(ベンチの製作など)と「ぼくたち、わたくしたちの住みたいまちづくり」(千里山団地と駅前の再生)
・2004年7月 会報「千里山まちづくりニュース」第2号発行。まちめぐりウォッチング「千里山団地と高塚」
・2004年9月 まちづくり学習会「都市再生機構の役割」と「千里山団地再生と駅前開発 ?」
・2004年10月 交通対策について要望書を吹田市、吹田警察署に提出
・2004年11月 吹田市商業活性化シンポジウム(千里山佐井寺図書館で開催)に参画。千里山会館で開催の千里山フェスタでベンチ製作費の募金活動。
・2004年12月 第一噴水で開催のクリスマスコンサートでベンチ制作費の募金活動。
・2005年3月 会報「千里山まちづくりニュース」第3号発行。
・2005年4月 関大生が企画・運営、千里山商栄会が共催する音楽イベント「千里山Groovy       Bloom」に協力。千里山のロゴマーク制定、イベント用ジャンパー製作。
・2005年5月 プロジェクト活動で製作したベンチが完成、朝日新聞などに掲載される。
・2005年5月 第3のプロジェクト「まちづくり作法集」のため吹田市市民公益活動補助基金を申請、6月に申請が認められ本格的に取組む。
・2005年7月 吹田市主催の「千里山駅周辺まちづくり懇談会」が発足。当会会員が大きな役割を担う。
・2005年8月 昨年11月のシンポジウムが縁となって、子育て支援施設「CoCoステーション」が千里山駅前に開設される。
・2005年10月 ペイフォファード倶楽部主催の千里山フリーマッケット「平和市」に協力、「紛争で負傷した子どもたちの医療支援をしているドイツ平和村」へ収益を寄付。
・2005年11月 団地再生・駅前再開発の先進事例に学ぶため「旭が丘、東豊中、かやの中央、仁川駅前をめぐるタウンウォッチ・バスツアー」を企画。会報「千里山まちづくりニュース」第4号発行。
・2006年1月 市民文化の発展と文化のまちづくりに寄与したと吹田市より表彰されました。
・2006年4月 関大生主催音楽イベント「千里山Groovy Bloom」に協力。会報「千里山まちづくりニュース」第5号発行。
・2006年6月 まちづくり作法集完成、大阪日々新聞・産経新聞などで報道される。大阪府立図書館、吹田市立図書館に郷土資料として納入。千里山駅周辺まちづくり懇談会が「道路計画案」を吹田市長に提出。当会会員が大きな役割を果たした。
・2006年10月 ペイフォード倶楽部主催の「千里山平和市~ルア・フェリス」を後援、盛大に開催された。
・2006年11月 千里山まちづくり協議会が4期目をむかえる。役員の大半が交替、新しい体制でスタートする。(2007年1月に新役員決定)
・2006年12月 会報「千里山まちづくりニュース」第6号発行。当会の提案が実り、図書館とシルバー人材センター間に歩道が完成した。
・2007年1月 千里山駅周辺まちづくり懇談会が「千里山駅東側駅前まちづくり空間計画案」を市長に提案。当会会員が大きな役割を果たした。
・2007年9月 千里寺において上方落語寄席「ちさと亭」を開催、アンケートでも非常に好評であった。
・2007年10月 「まちづくりニュース」愛称募集により「ちさとの風」と改名し再出発。2007年から実行委員会方式の運営となった「千里山平和カーニバル~ルア・フェリス」を後援、会員も多数参加し、千里寺・第一噴水・美和遊園・ちさと図書館の各会場は大勢の人出で賑わった。
・2007年11月 千里山・佐井寺図書館において「千里山こだわり展」を開催、住民相互の交流の様子が垣間見られた。
・2007年12月 総会において会則を一部改正し、「千里山」全域がまちづくり協議会の対象区域と定められた。
・2008年1月 千里山まちづくり協議会の情報発信ブログ「ちさとの風WEB」を立ち上げ、地域内外にネットワークの輪を拡げる。

【記 : 松岡要三】2007年3月30日「大阪景観づくり研修会」ちさと図書館での講演より

千里山まちづくり協議会の運営

2008-01-11 14:46:59 | 協議会のプロフィール


 千里山まちづくり協議会は現在総勢100名ほどの会員を有し、千里山の住民や勤務している方、また学生やまちづくりに興味のある域外の方達も含め、常に広く門戸を開いておりますので、入会をご希望の方はぜひご連絡下さい。
 千里山まちづくり協議会の運営は、毎月第2土曜日夜に行われる定例理事会での議事検討により、様々な活動方針や報告が決定されていきます。その定例理事会の進行をスムーズにし実りあるものにしていくために、その一週間前に事務局会議が事務局メンバーにより行われ、議題の詳細検討やレジュメの作成を行っています。
 活動の多くはプロジェクト方式で進め、それぞれのスキルや希望するテーマにそって、プロジェクト・リーダー&メンバーで協力してまちづくりの成果に繋げていきます。そのような活動を通じ会員同士の交流なども生まれますので、積極的に興味のあるプロジェクトに関わることも大切に思われます。自分からまちづくりの楽しく有意義なテーマを提案したり、新たに事務局会議のメンバーとして参加することも可能です。
 プロジェクトということではないのですが、広報(『ちさとの風』編集etc.)をお手伝いして頂ける方も、常時募集しておりますのでよろしくお願い致します!

※ 千里山まちづくり協議会の活動に興味があり、定例理事会に参加・見学してみたいという方はこちらをご覧下さい。

【追記】2008年3月より事務局会議を毎月行うのではなく、必要な時に会長や事務局長の呼び掛けにより臨機に集会する方法に切り替えました。その変わりにプロジェクトごとのミーティングなどを密にしていく方向です。なお千里山会館での定例理事会は、毎月変わらずに行われますので、お間違いなくよろしくご参加下さい!