とことこ日記~リタイアな日々

透析しながら、歌舞伎に映画、コンサート。
日々に感謝しながら、おまけの人生楽しみたい。

芸術祭十月大歌舞伎 2019.10.8

2019年10月12日 | 古典芸能
目が覚めた時は疲れが強い感じだったので、
これはもったいないけど、途中から行って途中退席かなと考えてたんですが
起きたら結構元気だったので、初めから終わりまで拝見。

今回は写真ないです
アイフォンがロック掛かっちゃって・・
機種変かな。


一、廓三番叟 くるわさんばそう

廓を舞台に、華やに。
扇雀、巳之助、梅枝

二、御ひいき勧進帳・・(ひいきの漢字が出ない)ごひいきがんじんちょう
加賀国安宅の関の場

今回の私の目当てはこれです
通称「芋洗い勧進帳」
私のその昔、二世松緑の演じるのを見て、はまったきっかけの演目
ぜひ当代松緑のを観たいと思いまして。

十八番勧進帳より早期の作品だそうです。
江戸荒事のおおらかさで、面白い。
武蔵坊弁慶が豪勢な扮装とキャラクターで、
奇想天外な物語です。
二世松緑にまさにぴったりだった。
出から場内を圧倒する貫録があり、格別な愛嬌とおおらかさがあって。

客席で、迫力がない・・という声がありましたが、いわゆる勧進帳と比べたら、それはね・・
演出も演技も違いますから・・

今の松緑にも合った作品だと思うので、どんどん自分を出していったらいいと思う。
とりあえず、満足しました

三、蜘蛛絃梓弦 くものいとあずさのゆみはり

片岡愛之助さんが五変化で頑張りました。
小姓、太鼓持ち、座頭までは問題なく、最後の蜘蛛の精も上手でした
途中の傾城だけは、ちょっとね・・。

顔が綺麗なら女形ができるかというと、違うということでしょうね。
何度か美男の海老蔵の女役を観たことありますが、どうしてもちょっと・・と思っちゃうのと同じですね。
顔が綺麗でも骨格が男顔、女顔があるみたい。もちろん体格も。
年齢が上がれば自然に見えるかもです。

ここでジャニーズに例をひくと
・・(ジャニーズならわかるよって方向け)
堂本光一君が昔日本舞踊で女性になったときは、まさに綺麗な女の子になってたけど
美形の滝沢君が、何度か女形をしてたけど、残念なかんじだったの


四、江戸育お祭り佐七

私は2回目の、菊五郎の佐七です。
たくさん若い人を出せるので、それなりに面白かったです。
菊五郎の孫の眞秀君、楽善の孫の亀三郎君の二人で、「お軽勘平」の所作を可愛らしく。


全体に明るい舞台なので楽しく拝見しました。
ただ、長いですけどね。
今回も隣の方と歌舞伎話をすこしさせていただきました。
その方は、次週夜の部もと。玉三郎の元気なうちに観とかないとって。

私は今月は昼の部のみ。
来月は、観ないことに。
夏バテがようやく収まってきてますので。