とことこ日記~リタイアな日々

透析しながら、歌舞伎に映画、コンサート。
日々に感謝しながら、おまけの人生楽しみたい。

秀山祭九月大歌舞伎昼の部2018/9/6

2018年09月20日 | 古典芸能
初代吉右衛門を記念して継承していくことを目的としている秀山祭(しゅうざんさい)。
今月は、なんと!!中村福助が復活出演するということで、わくわく出かけました。



一,祇園祭礼信仰記金閣寺

配役がピッタリで贅沢な気がしました。福助復活祝いに相応しい。
児太郎が雪姫・・背が高いから綺麗で、情感もあり。すごく良かったと思う。
大膳に松緑、大膳弟に坂東亀蔵・・・声の良い二人の悪役は良いです。好きです。
此下東吉に梅玉・・古風でかっちりした芸風が生きて、松緑とも、福助の慶寿院とも相性がいいと思う
幸四郎が直信で花を添える。幸四郎と言っても前の染五郎です。
・・しつこいかな。まだ幸四郎と言われてもピンときません

新聞にも書かれていたんですが、福助登場で劇場中大拍手喝さい。
掛け声がいっぱい。私も言いたかった。待ってました~って。

顔は変わらず綺麗で、声も通るので、本当に嬉しかったです。
ただ座ったままで、左手のみの演技でした。
でも役を選べばいろいろ出来そうに思いました。
そこが古典芸の強みかと

歌右衛門襲名が決まった直後の発病で、披露の前、というタイミングが辛かったです。
息子の児太郎さんも厳しいところ。ひたすら精進するしかない
福助は、芝翫で良かったんだよな(ぼそ)芸風というか色気あるとこがそっくりだった。
ただね・・すごく良かったから大名跡歌右衛門に、と声が掛ったのよねえ・・

ニ、鬼揃紅葉狩(おにぞろいもみじがり)

鬼女たちが高貴な女性に化けて、紅葉狩りに訪れた平維盛一行を襲おうという話。

幸四郎、高麗蔵、米吉、児太郎、宗之助が、まず女形で踊り、後半鬼に変わります。
米吉・児太郎がやはり可愛いわけですが、鬼になると、隈取もあり衣裳もほぼ一緒だったので
どこにいるのか分からなくなります。
でも二人とも男子(当たり前)なわけで、めちゃくちゃ楽しそうに見えました。

三、天衣粉上野初花河内山

吉右衛門さんが河内山宗俊を。
こういう頭のいい悪い役が、本当にピッタリです。
幸四郎が、若いバカ殿様を。こちらもなんかぴったり。
吉右衛門と幸四郎が、二人だけでやり取りする場面の緊迫感がとても良かったです。

・・・・

大満足でした。

夜の部には、吉右衛門の俊寛、玉三郎の舞踊劇「幽玄」があり、魅力的だけど
無理しないことにしました

初シャンシャン

2018年09月13日 | 動物・昆虫
都心に出たので、ついでに・・

そうそう、シャンシャンに会いに行きたいね
去年生まれた上野動物園のパンダ

クリニックのスタッフさんにシャンシャンファンがいて、
何回か見に行ってるそうで

もう可愛いんですよ~

って教えてくれる

平日だし、午後はまあ空いてると聞いたんだけど
けっこうな行列でした
とはいえ、30分くらいかな
屋根はあるし、今日は薄曇りだからなんとかね

過去にも何回か見にきてるんだけど、赤ちゃんパンダはどうかな
テレビでも報道されるから、実際に見たかどうか定かでない

息子が幼児の頃も、パンダ人気がすごくて、
見物がひしめいていたので、私は良く見えず・・
息子は、一緒に行った背の高い義妹に抱かれて見てる写真が残っています

今回は、行列を作って進むので、1列での見学になり、
チビの私にもしっかり見えました。

ただ、
立ち止まらないでください
進んでください

ってせかされて、
かつこっちも写真も撮りたいから
横にぶつかって、転びそうになりながら進んで

見ることは出来たものの、ずっとお母さんと一緒にお昼寝してました
お母さんシンシンの顔は見えてるけど、
シャンシャンはお母さんのお腹に突っ伏して寝てるようで、見えず
残念~

しかもけっこう大きくなってますね。もっと早く行けば良かったな

追記
パンダファンのスタッフに見せたら
これ、おっぱい飲んでるんですよ。
    そう見られないからラッキーですよ。
だそうです。

お父さんのりーりーは、
外の運動場の、やぐら?の上で爆睡中でした。



久しぶりに動物園に行ったので、
ライオン(体の一部)や、虎(かっこいい)食事するゴリラファミリー
いろんな鳥、ホッキョクグマなど見つつ

もう一回シャンシャン見て帰ろうと思ったけど
行列減ってないので、諦めて帰宅しました。
もちろん子連れもいっぱいですが、
同世代というか、中高年の人も沢山でした。

八月納涼歌舞伎二部 2018/8/19

2018年09月06日 | 古典芸能
大変遅くなりました
盛夏の中行きましてやはり疲れて、くたくたになりました。

夏の歌舞伎座は、大体中堅若手中心ですよね。
怪談物が掛かることも多いように思います。
今回は幸四郎、扇雀、猿之助、獅童他の出演

役者の卵たち(子や孫)がたくさん出てきました。
夏休みを利用したのですね。
世代の近い若い人たちが切磋琢磨するのはとても良いことだと思います。


暑いので止めるつもりでしたが、
盛大に若い人たちが出演するので、
せっかくだから観ておこうと思いましたが、
急だったので、良い席が取れず・・良く見えずでした

二部が特に人気だったようで、ほとんど売り切れだったような・・。

三部構成なので普段より短いです。
ちょうどいいなと思いました。普段が長すぎる


一、東海道中膝栗毛

ご存知、十返舎一九の物語を原作とした新作歌舞伎です。
初めて観劇しましたが、原作とは全く違ってました。
今年で3年目、毎年ストーリーが違うらしいです。

喜多八(猿之助)の葬式から始まり
弥次郎兵衛(幸四郎)がしょげているので、
若いふたりの友人が弥次さんをつれて旅に出て、
喜多さんの亡霊も付いていくというお話でした・・ちょっと怪談風か。

二人の友人役には、中車の息子團子(だんこ)と染五郎(前の金太郎)
二人とも中学生で、可愛らしい。
團子君は達者な感じ。染五郎君は声変わり真最中。

その他に、故富十郎の遺児鷹之資(たかのすけ)や
芝翫の3息子、扇雀の息子、右團次の息子、東蔵の孫息子など

獅童、中車、七之助が3人組で、何度もいろんな役で花道から現れては
舞台の後ろに引っ込むという趣向で、客席を沸かせていました。
中車さんがすっかり歌舞伎役者のセリフ回しになってて流石。
DNA感じますよ。
楽しかったです。


ニ、雨乞其角(あまごいきかく)

詩人其角が町人の雨ごいに参加するお話
扇雀と彌十郎と、あとは卵達が、舞台に舟を動かしたりして涼しい感じ。



それにしても、いまだに幸四郎、染五郎と聞くと
前の方の顔が浮かぶので困ります。
幸四郎と言えば・・だし染五郎と言えば・・ですよね。

9月の秀山祭歌舞伎の出演者を見たときに
あらなんと~!!吉右衛門と幸四郎が共演なの!!??と一瞬びっくりしたけど
幸四郎って新幸四郎か・・・(がっかりしてごめんなさい)

秀山祭昼の部は先日観ました。いずれ。