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映画『ヌーヴェル・ヴァーグ』に採用された音楽より、
今回ご紹介するのはDavid Darlingのアルバム"Journal October"です。ECM 1161
このアルバムからは
③Far Away Lights
⑥Clouds
⑦Solo Cello
⑧Solo Cello and Voice
以上4曲が映画の中の重要なシーンで使われています。
まずは③ですが、
放浪するアラン・ドロン扮するロジェが初めて画面に登場するシーンのバックに流れます。
ここでは後方から走ってくるトラックのクラクションの音とチェロの音がかぶさる音響の演出が大変印象的です。
そしてラスト・シーン直前、ドロンがプロ・テニス・プレイヤーの素振りを真似るシーンから
エレナと旅に出発するシーンに再びこの曲が登場します。
⑥はロジェが湖に沈められた後、それまでの晴天から突如曇天に変化し
波立つ湖のバックにこの曲が不気味に流れます。
このあたりのゴダールの演出はルネ・クレマンの『太陽がいっぱい』のそれにも通じるものを感じます。
さらにここでは一瞬切断された魚の首のアップの画像も挿入され、
『太陽がいっぱい』での魚市場のシーンのオマージュとも取れる演出も見られます。
⑦は前半エレナの所有する工場でのシーン、
ドロン扮するロジェが彼女の会社の経営陣から無視されながらも
エレナに付き従う場面に工場の金属音にかぶさってこの曲が静かに流れてきます。
⑧はDavid Darling自身のボイスとチェロの演奏がハーモニーを奏でる不思議な曲で、
映画の中では、エレナの会社の経営陣の中に突然割り込んで入ってきた
リシャールという得体の知れない人物を特徴づける効果をもたらしています。
今回ご紹介するのはDavid Darlingのアルバム"Journal October"です。ECM 1161
このアルバムからは
③Far Away Lights
⑥Clouds
⑦Solo Cello
⑧Solo Cello and Voice
以上4曲が映画の中の重要なシーンで使われています。
まずは③ですが、
放浪するアラン・ドロン扮するロジェが初めて画面に登場するシーンのバックに流れます。
ここでは後方から走ってくるトラックのクラクションの音とチェロの音がかぶさる音響の演出が大変印象的です。
そしてラスト・シーン直前、ドロンがプロ・テニス・プレイヤーの素振りを真似るシーンから
エレナと旅に出発するシーンに再びこの曲が登場します。
⑥はロジェが湖に沈められた後、それまでの晴天から突如曇天に変化し
波立つ湖のバックにこの曲が不気味に流れます。
このあたりのゴダールの演出はルネ・クレマンの『太陽がいっぱい』のそれにも通じるものを感じます。
さらにここでは一瞬切断された魚の首のアップの画像も挿入され、
『太陽がいっぱい』での魚市場のシーンのオマージュとも取れる演出も見られます。
⑦は前半エレナの所有する工場でのシーン、
ドロン扮するロジェが彼女の会社の経営陣から無視されながらも
エレナに付き従う場面に工場の金属音にかぶさってこの曲が静かに流れてきます。
⑧はDavid Darling自身のボイスとチェロの演奏がハーモニーを奏でる不思議な曲で、
映画の中では、エレナの会社の経営陣の中に突然割り込んで入ってきた
リシャールという得体の知れない人物を特徴づける効果をもたらしています。