PARIS MATCH (38)

2006年のパリマッチ誌より、
当時心臓血管の障害により入院中であったジャン・ポール・ベルモンドに寄せた
ドロンさんの激励の言葉が掲載されています。

なお先週発売の同誌には映画撮影に復帰したベルモンドの特集記事があります。

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ベルモンド、ドロン、ギャバン、素晴らしい時代。
彼らは映画界の輝ける時代の顔であり人々を魅了した英雄であった。
ギャバンは今から30年前に亡くなったが、そのときドロンは予言した。
ベルモンドこそがギャバンの代わりになるであろうと。
なぜなら映画を撮るごとにベルモンドは誰も到達し得ない伝説を作っていったからだ。
スクリーンでの彼は決して年を取ることはない。
しかし現実の世界ではジャン・ポール・ベルモンドは現在73歳（2006年当時）であり、
彼は今病気に対して勇敢にも闘いを挑んでいる。
アラン・ドロンは彼の傷ついた親友を守るために忠実である。
彼は常に彼ら二人を輝かせてきたシネマに対して忠実であれと旗を揚げたのである。

50年間、彼らはフランス映画界における二人のタイタン（巨人）であった。
片方の“気狂いピエロ”は病気と闘っているため、
もう片方の“サムライ”はかつて自分たちが成功を収めた場所に一人帰ってきた。

ジャック・ドレー監督の『ボルサリーノ』を撮って彼らは親友となった。
二人揃って偉大なギャバンを訪ねてサン・モウリス撮影所にやって来た。
この撮影所も今は壊されてしまい、ギャバンも逝ってしまった。
ベルモンドは病気と闘い続けており、ドロンは彼に感動的なオマージュを捧げた。

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