陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

地上デジタルTV普及が遅れる原因

2009-01-09 16:07:09 | Weblog
 2年後の夏には、TVのデジタル放送化が完成する予定だが、TV利用者はデジタルTV受信機の購入に醒めた雰囲気である。私も今のところ、直ぐにデジタルTVを買う気は無い。2年後の春になって、歴史チャンネルや音楽専門チャンネルが出来たら購入を考えるかも知れぬ。

 デジタルTVでは、画面解像度が高く、チャンネル数が増えると宣伝しても、今のようなTVプログラムでは見る気が全く起きない。昨今、TVが無くても、それに新聞を読まなくても、さして困る事は無いからだ。

 地デジ普及が遅れている根本原因は、コンテンツの貧困化にある。TV放送局は、この事態を真剣に受け止め、「痴呆番組」の垂れ流しを自粛すべきだろう。ニュース番組は、女性アナウンサーが美人であるかどうかは情報伝達の本質とは無関係だ。ましてや、男女アナウンサーが発音不明瞭、教養不足のままで、タレント並みに扱われるなど論外である。

 2年後は、インターネットが更に普及し、その中で動画も含めてコンテンツは一層充実するだろう。一方、広告費の激減もあって、TV放送局は幾つも淘汰されるに違いない。電通や芸能プロがTV界を支配する時代は終わったのだ。TVは、年配者が利用する限られた道具になる可能性が濃厚だ。


地デジ完全移行に黄色信号、行政も推進団体も危機感あらわ
2008.12.1 18:36

 平成23年7月の、テレビの地上デジタル放送(地デジ)の完全移行に向け、行政や推進団体に危機感が漂っている。9月時点の地デジ受信機の世帯普及率が46・9%と初めて目標(50%)を下回ったためだ。

 加えて全世帯の2割強とされる、電波が届きにくい過疎地や集合住宅の共同アンテナの改修が遅れ、予定通りの実施に黄色信号がともり始めた。

 鳩山邦夫総務相は1日、都内で開かれた「デジタル放送の日 記念の集い」で「(完全デジタル化を)国策として全力で進めるが、万が一、延期となった場合も、国で責任をとって(民放地方局の経営を)支援する以外ない」と述べた。

 アナログ放送維持に伴う負担を国が肩代わりしてでも、地デジ完全移行を成し遂げる考えだ。

 一方、総務省や放送局、電機メーカーなどでつくる「地上デジタル推進全国会議」がこの日発表した第9次行動計画には、地デジ受信機の世帯普及率(来年3月末で62%)や、共聴施設のデジタル化対応率など具体的な目標を初めて盛り込んだ。

 フォローアップの回数も年1回から4回に増やし、未達の場合、機動的で迅速な対応が図れるようにする。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/081201/biz0812011840010-n1.htm
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1 コメント

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老人はもっとTVを見捨ててますよ (梅安)
2009-01-14 05:37:55
過日の朝、郊外の喫茶店でも臨席の70歳前後の方々が、「TVも観る物がないなぁ。たまにNHKスペで面白いのやるけどな」「あー、今夜からBSでゴッドファーザーをやるよ。それ位しか観る物なかんべぇ」
なんて会話が聞こえて来て思わず「御同輩」と。


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