●ごめんなさい
わたしはコロナをやはり、なめてました。
親友、勝又憲一くんは2021年6月8日にお亡くなりになりました、コロナとの闘い数週間で。
私は彼の濃厚接触者です、ある意味では。
大学同期としては最期に彼と直接話しをしたのは私かもしれません、と彼の奥様にメールを返しました。
奥様からのメールは
「彼は入院する際、貴方様を濃厚接触者にしてしまったことをとても気にしていたので、私からも一言おわびをと思い、ご連絡先を探していました。」
というものでした。
５月14日、お店に伺ったあと、一緒に落語を観にいきました。
（実際にはマスク会食徹底の彼のお店での彼とですから、濃厚接触者ではないと思います）
そして 発症したと、５月16日、彼から以下のメッセージをもらいました。
こんなところに書くのを彼はきっと怒るでしょう
でも、お店の名の部分だけ、お店にして転記いたします。
「昨日、38.4℃になったので耳鼻科でPCRしてもらい今日結果が出ました。本当に最善の注意をしていたのにどこでこうなったかわかりません。お店でクラスターが生じた訳でもないのです。
ここ数週間、非常に疲れていて、禁酒令もでて、もうこの仕事終わりだと思ったことが病魔の入る隙だったのでしょう。
申し訳ございません。」
彼は昨年のコロナ禍以来、お店のために対策を矢継ぎ早にうっていました
感染防止のための店内改装、空気清浄機の導入、アルコールなしメニュー、ランチの充実、
諸給付金の対応、
美味しいコーヒーも出せるようになった、とも、
本格派のアイリッシュパブが、です。
都の対策とやらにも率先協力
時短に振舞わされ、
いままでは、新橋でいちばん最後に店開けて、いちばん最後に閉めてたよ、が、
いまや、新橋でいちばん最初に開ける店となったよ営業時間が、とも
笑いながら言ってました。
本格派アイリッシュパブが、です。
ほんとうにそこまでやるべきか？
ってぐらい、しっかりやってです。
そして、政府、都のコロナ対策、
オリンピック偏重対策
に吠えていました。
それは悲痛すぎるぐらいの叫びでした。
そんな彼自身が最期はコロナになっちまって、、、
謝るかい？
ご自分の たいへんな状況のもとで、、
コロナとの闘い数週間だ？
とんでもない、さんざ一年半も闘って疲れ果てて倒れちまったのです。
彼のことをご存知なかたはおわかりかと思いますが、
まさに、彼は責任感のかたまりです、
まじめです
まじめ過ぎ、です。
そして お亡くなりになってまでもの
その奥様からのご連絡 と
ご子息からのほんとしっかりされた、ご挨拶メール、、
奥様も濃厚接触者でご入院されていて、退院後の面会、でなんとか間に合ったけれど彼の声を聞くことはなかったようです。
その奥様からもが最初のメールです。
凄い家族です。
彼とはこの７年間、いろんな話をしました。
それはその都度、私の言いたいことをとにかく聞いてもらう場だったのだと思います。
五十にもなって転職活動をするつど、新橋に行って話を聞いてもらっていました。
三茶でのお好み焼き、もんじゃ やる？
と誘うと、とても喜んでくれて
2回も鉄板仕切っちゃいました、飲食店経営の彼の前で、、、
彼はニコニコと食べ、みんなの話を聞いていました。
赤穂浪士の末の末の末裔がいま、もと吉良家の所領に住んでいるよ、という私のなかば自慢話を
ことあるたびに、あの話は面白かったといってくれました。
かつまた は 元は 勝間田だったでしょうか？
彼は御殿場のゆかり 今川氏に抵抗した話でしたかね、そんな話もしました。
落武者でいろいろな かつまた姓になったもののひとつ 勝又になった
品川駅に向かう（だったか）新幹線からみえた 勝亦電機の電光板 あれのゆかりも聞きました
勝又くんのおかあさんの話、
いろいろあったのですが、どんどん忘れていきます。
やはりここに書いていいものなのでしょうか？
大学同期といえば 友井くんがいなくなったときもきつかった
いまも11月30日が近づくと寂しい気持ちになります。
でも申し訳ないですが、今回はとんでもないです。
5月25日以降音信なく 先週も新橋のお店に行って、厨房の彼に「どう？」と聞いたら
毎日お店の報告するも連絡とれていないとのこと
「じゃあ 彼にメッセージしてみるね」と彼にいいましたが
ひょっとして、、、頑張っているのか
と思いつつのいまです。
談慶くん
やはりきついです
すみません 仕事します。
かみさんからも言われ 私も既往症ではない（と勝手に思っています）が血圧高めなので気をつけます。
ここ自分で書いておきながらなんども
書きかえてます すみません。
止めどなく
合掌 勝又憲一くん