実は美食の王国ベルギー

歴史ある下町、東京神田の真ん中にある、景観にまったくマッチしない妙に小洒落たレストランから美味しい情報をお届けします。

17周年記念特別コース ~ 皮付き豚バラ肉のコンフィ デ・コーニンク煮込み リエージュサラダ添え ~

2011-07-02 18:18:48 | 日記
17周年記念特別コースの取りを飾るは総料理長・原田氏の「同族」にして「同志」

本人も人一倍思い入れの強い、豚肉を使った至高の一皿。







~ 皮付き豚バラ肉のコンフィ デ・コーニンク煮込み リエージュサラダ添え ~





「コンフィ銀座」の名を欲しいままにする当シャンドゥソレイユの地下厨房。






コンフィとは語源「コンフィル=保存する」に由来する、主に南西フランスでよく用いられる料理法です。

食材の風味を高め、保存性を増すために行う伝統的調理法です。肉や果物に施される事が多いようです。

果物の場合は砂糖を使います。果物を丸ごと砂糖漬けにして中まで染み込ませた後、更に砂糖の中で保存します。

肉の場合は主に油脂を使います。

比較的低い温度の油脂で肉をじっくり加熱する事により、その風味をより一層高め、保存性を増す事ができます。







17年の伝統に裏打ちされた「秘伝の燻液・自家製ラード」にコーティングされた皮付き豚バラ肉は香味秀逸。

それだけでも充分「完成」に値するも、「豚職人」原田延彰氏は更に詰めの一手を施します。





「王様」の名を冠すベルギー・アントワープの地ビール「デ・コーニンク」







~デ・コーニンク~





「焙煎香」とでもいうような独特の香ばしさと苦味が「ウリ」のこのビールでほのかに風味を加え、

ともすれば、その「脂分」により鈍重なイメージを与えてしまう豚バラコンフィに「華」が生まれます。





添え付けのリエージュ風・温製サラダも、ヴィネガーの風味が鮮烈で、箸休めに一口含めば、

口の中がリフレッシュして、更に深く豚バラコンフィを楽しめます。





我が主人のことながら、さすがは「豚職人」

豚肉の特製を知り尽くしての調理法選択はもはや「豚神の域」




…側で御使えしながらも、既に遠い「孤高」の存在になってしまったのかもしれません…






 







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ベルギーレストラン シャンドゥソレイユ

東京都千代田区内神田1-10-6

TEL 03-5281-0333

FAX 03-5381-0334

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