Marisa Monte [Verde Anil Amarelo con De Rosa E Carvao] (EMI/1997) 外国盤・ブラジル 250円
マリーザ・モンチとアート・リンゼーのコンビにC.ブラウンが加わったメンバーで、90年代はず~っとつっ走って来た。それが好きかどうかといえば、少々理知的で硬い感じのするマリーザが、どうにも計算しながら作ったアルバムばかりで、自然なバランス感覚が少し足りなくて小生には不満があるCDばかり。その路線の中でも、サンバの要素をいつもより多めに出している本作は、それなりにうまくいったアルバムだと思う。おそらくG.ジルの参加がアルバム全体を活気づけ、サンバ感のパワーアップに貢献しているのではないのか?
Monica Salmaso [Voadeira] (2000/Otomagaki) 国内盤 125円
~ブラジルの女性シンガーソングライターで初耳の名前だったが、試しに購入した。CDの構成は、自作と著名なアーティストのヒット曲が半分ずつ詰まっている。ネットでの前評判もあり、買ってみたがさほど感じるところが当方には無かった。
とりわけセンスが良いわけでも、ルックスが飛びぬけているのでもなく、まあ普通のMPB女性シンガーであって、図抜けたヌケのよい音楽性が見られるのでもないから、このアルバムリリースからもう10年以上経ってみた今、日本で認知度も高くない理由もわかります。