マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

児童世帯

2006年06月29日 | 子育て

厚生労働省の 「国民生活基礎調査」 から報告されたデータです。

総世帯数は 4,704万世帯。

この内、児童が居る世帯は 1,236万世帯です。 調査を開始した1986年には 1,736万世帯でした。

この20年間で、500万世帯減ってしまったことになります。 30% 近い減少です。

一方で、65歳以上の高齢者が居る世帯は 1,835万世帯。 1986年に比して倍増しました。

少子高齢化を言われています。 確かに、学校でも地域でも、その感覚はありますね。 でも、こうして数値で出されると、改めて深刻になってしまいます。

同時に、生活の実感も数値化されていました。 生活が苦しいと感じている世帯は、全体の56.2% です。 この数値は、2000年には 50.7% 。 1986年の調査では 40.9% だったそうです。

こちらにも、深刻さを感じます。


高P連 九州大会 ②

2006年06月27日 | PTA

先週の木曜・金曜は高校PTA連合会(高P連)の九州大会で鹿児島に行きました。 5校15名。 バスを使って移動しました。 お陰で、二日間、様々な話が出来ました。

学校によって、専門課程や生徒数、伝統は異なります。 その中で、最善を目指して活動を進めています。 それだけに、悩みやジレンマが存在するのです。 他校の例を聞くと、大いに参考になります。 あるいは、自分たちが当たり前に行っていることが、実は価値あることだったと気付かされたりします。

そうした話を続けていると、実は、大会の講演や分科会よりも 「研修」 になったと感じた点も多かったのです。

程々のノミニュケーションも取れて、本当に充実した大会参加になりました。

8月には全国大会があります。 会場は秋田です。 7校19名の見込です。

参加メンバーは、今回とは、かなり異なる学校が多いようですが、同様に意義ある大会参加にしたいと思います。


死なない団地

2006年06月26日 | マンション管理士

凄い雨です。 アーケードを通って来ました。 湿度が高く、なんだか水の中を歩いているような感覚に陥りました。

さて。 「バカの壁」 著者の養老孟司さん。 その続編とも言える 「死の壁」 に書かれた内容の一部を紹介します。

養老さんが、ある巨大団地の12階から棺を降ろすことになって。 棺をエレベーターに載せようとしたら、入りきれない。 階段で降りるにしても、12階では大変です。 結局、生きているとき同様に立って乗って頂くことにしたそうです。

つまり、棺を垂直に立てて載せて運んだわけです。 そのときに、「この建物は人が死ぬことを考慮していない」 と感じたそうです。

その後、当該団地を設計した人と話す機会を得たそうです。 この話をしてみました。 すると、「あそこ(当該団地)は、若い夫婦が郊外に一戸建てを買うまでの間住むところという想定で作ったのです。ある程度お金が貯まったら出ていくのです。」 そう言われたそうです。

ここからは養老さんの感想。

やはり、設計者は、そこで人が死ぬということを想定していなかったのです。 しかし、いくら若い夫婦が住むと言っても、何千人も住む団地で人が死なないはずはありません。

にもかかわらず、死を想定していない。 都市とは、人間が死ぬという自然の摂理を排除して作り上げたもの、人間が脳で考え形となって現れたもの…

そして、その巨大団地が 「自殺の名所」 といわれて飛び降り自殺をする人が絶えないというのは、一種の復讐のような行為と解釈することができないでしょうか? 一体、なんておかしなものを作ってくれたんだ、ということなのです…

私は、高層マンションでの子育てに疑問と不安を持っています。 この本を読んでみても、何か高層建物は危ないという感覚が強まります。


管理組合 理事さんの悩み ④

2006年06月25日 | マンション管理士

エレベーターの管理契約

安全性についての関心が高まっています。 保守管理業務する業者は二つに大別されます。 メーカー系列業者、そして独立系の業者です。

マンション新築時にはメーカー系と契約することが多いのです。

エレベーター保守費用は、マンション管理費に占める比率が高いので、管理費用の削減に着手すると、必ず見直し検討の対象となります。

保守・点検・改修と費用の内訳が複雑で、適正価格が分かりにくいのが実情です。

価格だけではなく、安全性を重視することが必須です。 価格重視で契約業者を次々に変えると責任の所在があいまいになってしまいます。 また、費用の掛かる改修を先送りにされる恐れもあります。

一方で、メーカー系から独立系に契約変更の際に、業者間の引き継ぎが為されないケースや、図面を持ち去るケースもあります。 図面など必要資料一式は管理組合が所有すべき財産です。

業者選定の根拠や情報・資料の保管をきちんとしておかないと、事故が起きた場合に、管理組合の責任を問われかねないのです。

住民の立場でサポート・助言してくれるマンション管理士などを活用することをお勧めします。


高P連 九州大会

2006年06月22日 | PTA

今から、高P連の九州大会に出発です。 鹿児島市で開催されます。

今年、新しい試みとして近隣の高校で二日間合同して行動します。 こちらからバスを使って移動です。

昨年の地区当番校だったので、私から呼び掛けました。

参加者は、5校・16名になりました。

二日間で交友が深まり、互いの高校PTA活動を知る機会になれば、と期待しております。