ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

女子団体パシュート・金

2018年02月21日 | 健康・スポーツ
パシュートとはpursuit:追い越し・追い抜き競争のことで、比較的新しいスケートの団体競技である。3番目の選手が半周を追いつき、相手の3番目の選手を追い越した時点で、勝利が決まるという、言わば追いかけっこ競争と言うことから来ている。
日本女子のパシュートは、NHKの長期取材番組があって、ソチでの悔しさを晴らす鬼気迫る練習と、非情とも言える戦略の積み上げに対し、選手たちが必死に堪え磨いていく姿に感動した。三百日という練習時間は、他国のチームを圧倒するという。

この競技の特徴は風圧による体力消耗対策で、次々と先頭が交代していくことにある。一糸乱れぬ隊列や入れ替えのチームワークなど、この競技日本人に向いた面がある。私たちはこの取材番組を観てからというもの、団体パシュートの日本チームのファンになった。そして今日という日を指折り数えて待っていた。異例なことだか、努力が報われるようお祈りもした。

日本チームは準決勝でカナダに勝ち、遂に宿敵オランダとの決勝戦。この準決勝で菊池は次戦に備え、チームの体力温存のための捨て駒となった。すごい献身である。
決勝のオランダはスケート大国で、日本などには1週間も練習すれば楽勝するなどと豪語していた。オランダ人は特に体格が大きく、アムステルダムの街を歩いていた時、無造作に道端に置いてある自転車のサドルの高さにびっくりしたものだ。彼らは夏は自転車、冬はスケートを常用する。準決勝でオランダと対戦したアメリカは、最初から勝ちをあきらめており、三位決定戦に備えて体力温存を図る消化試合にしていたほどである。
確かに決勝戦を見る限り、オランダは相当強かった。しかし努力は裏切らない。レースは抜きつ抜かれつだったが、ゴールの瞬間では日本はハッキリと勝った。明らかにオランダは、ラップタイムが維持できず、落ちて行ったのである。表彰式で三ヵ国の選手が並んだが、体格差を跳ね飛ばした日本チームに、私たちは深夜にも関わらず、すっごく喜んだ。


おめでとう日本❗🇯🇵


ケパ




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