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Denosumab(AMG162)骨転移、多発性骨髄腫(再掲)

2006-03-07 | 骨転移
NF-kappaBリガンド阻害剤デノスマブ(denosumab)の効果と安全性を証明する乳癌骨転移および多発性骨髄腫患者におけるランダム化2重盲験ダブルダミー、active-controlled、多施設試験の結果、denosumabは、副作用が少なく、84日以上骨吸収減少させた。骨代謝マーカーの減少は同等であったが、静注パミドロネートより持続性に優れた。【PMID16489077

New England Journal of Medicine2月23日号で第2相試験の詳細が発表された。「Denosumabは非常に強力である。皮下注射すると骨破壊のパラメータが急激に低下する。」とEditorialの執筆者は語る。もし承認されれば数ヶ月に一度の投与でよい。
試験では、denosumabをランダムに3ヶ月毎か6ヶ月ごと、またはオープンラベルのアレンドロネート(Fosamax)かプラセボ投与群に割り付けた。12ヵ月後、腰椎の骨ミネラル濃度はdenosumab6.7%対Fosamax4.6%、プラセボは0.8%減。(略) Denosumabは3ヶ月または6ヶ月おきの投与でも骨ミネラル濃度は増加し、骨破壊率は減少した。骨ミネラル濃度の増加はFosamaxと同等であった。(HealthDay News)


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