今日から新しい月の始まり。
4つの締め切りを抱えていた先月でしたが、昨日ぎりぎりながら
出すべき荷物とメールを出し終え、ホッとしました。
考えてみたら、昨年の秋くらいからずっと複数の締め切りを抱えて
綱渡りのような仕事をしてきたので、久方ぶりの「ホッ」です。しばしの間ですが...。
さて、興味のある植物のことをもっと知るべく、先日図書館でたくさん借りてきた本を
開き始めています。
ちょうど今頃、早春の時期に咲く花々に「スプリング エフェメラル」(春のはかない命)と言われるものがあることを知りました。
秋に葉を落とした木々が生える地面に、冬になって雪が積もり、ようやく雪が解け始める早春に咲き始める花々です。
福寿草やカタクリ、ヒメニラ、ニリンソウ...どれも繊細でかわいい花々。
それは木々に葉がない間だけ、わずかに届く太陽の光を知っているのです。
ほんの短い間地上で咲き、あとの大半は地下で命を蓄えているのだとか。
先日、公園の木々を見ていて、冬枯れのように見える木の枝の先々に小さな芽がたくさんついているのを見つけました。
これは、「冬芽」といって秋に葉が落ちたと同時に、寒い冬を越えるために木々が準備していたもの...だそう。そうして寒さが厳しいほど、春に美しい花を咲かせるという。(昨年は暖冬だったので今年は桜などの開花が遅いそうですね。)
こんな植物の生命の営みを知れば知るほど、なんて素晴らしく世界はできているのだ...と感動します。
木々や花々をを見ていると、もっと自然の摂理に身を委ねて生きてごらん、というような声なき声が聞こえてくるようです。