エリックサウス「ビリヤニ」 / Biryani, ERICK SOUTH

2020-05-31 | インド料理
ビリヤニをめぐる冒険
~エリックサウス八重洲店~

・チキンビリヤニプレートM
  (1,100円)
・日替わりプチ菜食カレー
  (242円×2)
 →大根のクートゥ
 →キャベツのトーレン


南インド料理の大御所
「エリックサウス」さんで
食べてみたいと思った

最大の理由は、

【ホームページより】
~無限とも言える
 現地のレシピの中から
 日本の風土や味覚にフィットする
 おいしさを厳選。もちろん
 保存料や着色料、化学調味料は
 使用せず、伝統的な製法で
 本物の味だけをお届けします~

さらに、気になるお値段も
ランチタイムは「ビリヤニ」を
1000円+税でリーズナブルに提供!

これは行くしかない!!

【感想】
どの料理からも
スパイスが咲き乱れます!

"味わい深さ"よりも
家庭料理というかファストフード
的な「軽さ」が特徴的。

特に、ユニークな点は、

ビリヤニの中に、
レーズンのような独特な甘みの
ドライフルーツが散りばめられ、

また、見た目&食感を楽しめる
カシューナッツが
ごろんと入っていること。

エエーっ!!そう来るか!
(インドでは一般的な
組み合わせなのかな!?)
 
・・・それぞれの料理を
単体で楽しんだ後は、

接客がとても丁寧&元気な
スタッフさんのお薦め、
「"ひつまぶし"のように、
 ぜんぶ混ぜてお楽しみください」

イエッサー!!

※ムガル帝国時代に生まれた
 「宮廷料理」とも言われ、
 結婚式やお祭りのような
 特別な日に食べることが多い、
 『ビリヤニ』の真骨頂!

もともと、ビリヤニ自体が、
大きな鍋にライスとカレーを
交互に重ねて炊いた

いわば「炊き込みご飯」であり、
充分にスパイシー!

そこへ、同じプレートに混載の

・ライタ(※ヨーグルトソース)
・エリックチキンカレー(※甘口)

さらに、追加オーダーの2品

・大根のクートゥ
(※挽き割り豆と大根をとろりと
  煮込み、ココナッツで仕上げた
  クリーミーなシチュー)
・キャベツのトーレン
(※キャベツの少量スパイス炒め)

も、ひと口ずつ加え、

ヘルシーで贅沢な
「5層のミルフィーユ」
ビリヤニ完成!

これは、ASIANテイストな
スパイスが咲き乱れる
「混ぜごはん」!!

もう一声、
「5層のミルフィーユ」ビリヤニを
スプーンでよく混ぜ合わせてみます。

ここまで来ると、
もう何がなんだか。苦笑

インドという国に対する
イメージ同様!?
"ザ・カオス"な食体験!


【最後に】
混ぜ合わせて、
「自分好みの味わいを見つける」
楽しいです。新たな発見も!

そもそも、なぜ
スパイスなどをこれだけ
ふんだんに用いるのだろう?

ふと思ったこと。

背景には、
宗教的な事情もあるのでは!?

インドで多数派を占める宗教
「ヒンドゥー教」では、
飲酒に加えて牛や豚などの肉食もNG。

より戒律の厳しい
「ジャイナ教」となると、

"生物全般"がNGのため、
豆類や葉野菜、茎野菜(根菜以外)
などが中心の、徹底した菜食主義。

そんな中で、どうすれば
(心が満たされる)豊かな食事を
楽しめるのか。

その答え(の1つ)が、

無限の可能性/組み合わせを秘める
スパイスによる
「調味/味変」なのでは??

いわば、
たゆまざる食の喜びへの探求が
インド料理の複雑な世界をつくった。

【付記】
スパイシー&ヘルシーな
インド料理は、エスニック大好きな
女性のみならず、

(食事の制限が増える)
高齢者にも、もっともっと
普及する余地があるのでは?

と思っていたら、
統計的にも
めっちゃ増えてました!

「タウンページデータベース」
業種分類「インド料理」の登録件数
推移(※2008年~2017年)
によると、

2008年の「569店舗」から
10年後の2017年には「2162店舗」へ、
なんと4倍近く増加!

ひゃー!!!

あの、驚くほど
「強気な価格設定」で
ここまで繁盛するのを見ると、

「日本人って、お金持ちだなぁ」
と実感します。
(食への関心の強さも)

※僕は、ビリヤニは高級品と思って
 割り切るけれど、

ふだん戴くインドカレーは、
職場の近く、長年通い続けるお店の
「500円テイクアウト」1本。

もちろん、
インド現地のスパイスを
手に入れるのは大変であり、

常時、数名のインド人!?
スタッフを雇用しているので
人件費もかかりそう。

でも、食材は、
一般的な中国料理と同じく、

「トレーサビリティー」が
不透明なので
原価は抑えられるハズ。

加えて、量も
「少量ずつ」が基本スタイル。

・・・決して、良い悪いではなく
僕の率直な印象として、

日本国内で食べる外食の中で、
インド料理の「利益率」が
いちばん高いと思う。

それでも、
先述の通り、破竹の勢いで拡大中!

いや、純粋に凄いビジネスです。
「高価、高いリピート率」
ブランドの確立。

※実際に、他の料理と比べて
 "ハズレ率"が圧倒的に、いや、
 最も低い気がします。

※それでいて、同じ価格で
 びっくりするほどクオリティの
 高い素晴らしいお店も!

・・・最後は、すっかり、
「ビリヤニの冒険」から
話がそれてしまいましたが、

健康志向の食いしん坊も大満足な
インド料理の深~い世界、
どんどん開拓します!


#エリックサウス
#チキンビリヤニプレート
#インド料理の秘密
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