ブリの森づくりプロジェクト  

~森の再生からブリの来るまちへ~  小田原市無尽蔵・環境(エコ)シティ  ブリの森づくりプロジェクト 

2013年「森・里・海」写真コンテスト 入賞作品 

2014-01-31 15:27:03 | 森・里・海写真コンテスト
森・里・海写真コンテスト(審査結果・入賞作品)

第一回「森・里・海」写真コンテスト入賞作品をお送りします。
作者コメントも掲載します。

小田原箱根経済新聞にも詳細記事が掲載されました。
環境保護がテーマの写真コンテスト-入賞作品決まる 2014年02月02日

http://odawara-hakone.keizai.biz/headline/1468/


第一席
・伐木のとき 鈴木毅人様


・楔を打つ人(連作) 鈴木毅人様
(撮影地 小田原市久野)
 「小田原天守の森」と呼ばれる辻村山林での神事しての伐木の瞬間」


第二席
・藁塚のある風景、富士山遠望 安藤和夫様
(撮影地 小田原市上曽我) 
「稲刈りの終わった田んぼ、お米を採ったあとの藁も有効に使うのが日本のお百姓さんだった。」


第三席
・ちびっ子 お茶つみ隊 深瀬孝一様
(撮影地南足柄市沼田)
「丘陵地の静かな茶畑でのお手伝い。山あい近くの静かな、おいしそうな緑一色の空間、目にも、心にも優しい空間です。ずっと溶け込んでいたい雰囲気です。」



優秀賞
・木地師の仕事場  間瀬伸一郎様
(撮影地 小田原市寿町)
「小田原は古くから箱根足柄地方の豊富な森林資源を背景に木工業が盛んです。早川の紀伊神社は、木地師の祖といわれる惟喬親王を祀り、小田原箱根地方の木工業者の信仰を集めています。寿町の三浦義男さんさんもそんな木地師のひとり。轆轤が電動になった以外は昔と変わらぬ姿で仕事に励んでいます。」


・木地師の鍛冶仕事(連作) 間瀬伸一郎様
(撮影地 小田原市寿町)
「鉋を自分で作ることも木地師の大事な仕事です。仕事場の片隅で鍛冶仕事をする三浦さん。」


優秀賞
・朝焼けの詩 小澤宏様
(撮影地 早川海岸)
「朝焼けの空にだるまとなった朝陽が昇りはじめ、洋上に行き交う釣り船、それを見守るように群れ飛ぶカモメ、朝のドラマを見ているようでした。いつまでも残したい風景です。」


優秀賞
・青空にはためく 中嶋寿磨子様
(撮影地 小田原漁港)
「艶やかな大漁旗。御幸の浜っ子の血が騒ぎます。」

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入賞(以下8点)


・目が合った! アオバズク 岡本勇太様
(撮影地 酒匂川近郊の神社)
「アオバズクは昆虫や小動物を食べる食物連鎖の上でも上位にる動物です。アオバズクがいる場所である酒匂川近郊は豊かな自然が残っている証拠です。」


・大漁を願う 中嶋亮一様
(撮影地 小田原漁港)
「夜明けと共に漁へと向かう漁船。定置網に相模湾の幸がたくさん掛かっていることを願う。」


・仲秋の田 中嶋亮一様
(撮影地開成町)
「今では限られた場所でしか見られなくなった田園風景。農作物はもちろんのこと水辺や水中の生き物にもキレイな水は大切ですね。」


・泥んこ戦隊泥レンジャー!喜多容子様
(撮影地 田島の田んぼ)
「俊友と愉快な仲間たち。小田原市田島の御殿場線沿いにある、休耕田を復活させた「おだあしたんぼ」で田んぼアートに初参戦。なかなか思い切り泥んこ遊びなどさせてあげられない昨今…田植えして泥んこまみれになって親子で思い切り遊んだ素敵な思い出の1shotです。」


・刈り取りを待つ棚田 堀井久栄様
(撮影地 小田原市沼代 サシバ営巣地のための棚田保全地)
「里山の棚田、大切に守られているものを絵として残したかった」


・森の神事 鈴木毅人様
(撮影地 辻村山林に奉られる山の神の社)
「岩越氏 辻村山林での神事に際して山の神に安全祈願と感謝をする場面」


・自給自足~満たされるボク 布施眞子様
(撮影地 久野欠ノ上)
「ガクくん市民の自給田んぼにて。小さな子どもも排除されることなく、役割を担う。本人の内側からわき上がる発達の欲求をまっとうする事を保証されるということが、効率主義・損得勘定主義ではないコミュニティーの中で感じられる。ガクくんが大きくなったとき、森も海も大切ってお腹の底から思える大人になるんだろうと。」


・足柄平野の景色 小林ゆみ様
(撮影地 大井町)
「私が最も未来に残したい風景です。藁塚の背景にあるのは、みかん畑と、酒匂川土手の松並木、そして富士山です。人の営みが作りあげたものと、富士山をひかえる自然の山々とが一体となって観られる この景色は他県では見られない素晴らしい財産だと思っています。元旦、初日の出を浴びるその景色を撮りました。」

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特別展示(希少植物等)



・オオバクサフジ・カントウタンポポと子供たち 大石和子様
(撮影地酒匂川サイクリングコース栢山付)
秋に咲くクサフジで、葉が名前のとおり大きい。ある県では絶滅危惧種に指定とか、小田原でも出会いは少ないようです。酒匂川サイクリングコースの一箇所を定点観察してます。2013年秋にも同じ場所に、同じ規模で咲いてました


カントウタンポポと子供たち 大石和子様
(撮影地 小田原市内)
造成地や道端に西洋たんぽぽが増えていますが、ちょっと山へ入ると、在来種の関東たんぽぽががんばってますね。


・酒匂海岸ハマエンドウ 天野忠明様
(撮影地 小田原市)「保護活動2年目でやっと、「ハマボウフ」が群生し始めたところです。」


・ハマヒルガオ 天野忠明様
(撮影地 小田原市)
「保全活動2年目でハマヒルガオが群生。来年はもう少し広範囲に群生が見れるようになる予定です。」


・鹿と酒匂川 市野一喜様
(撮影地 酒匂川)
「飯泉地区で『鹿注意』の看板は見たことがありましたが、酒匂川に本当に鹿がいたのには驚きました。」


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惜しくも選外になった方の作品を一部掲載さていただきます。


・根府川駅(森の入り口)より初日の出を望む 須藤公司様
(撮影地 小田原市根府川駅) 
「小田原の森の入口にある根府川駅より、一年が良い年になるよう誓う。」


・わたしたちの漁場 鈴木淳様
(狩川 小田原市飯田岡)
「さぎなど水鳥の集まる川には小魚も多く育つ 自然を大切にしたいですね。」


・一人相模湾を守る会 内藤富慈雄様
(撮影地 南足柄市竹松(福沢保育園横)
「我が家の掛け干し 1反ちょっとの田圃なのですが少しでも相模湾へ農薬を流してはいけないという思いから除草材を使用せず、田の草取りを完全手作業で行い少しでも海(相模湾)へのストレスを減らそうと努力しています。近年では3年前より肥料にも何が入っているか不安な為、完全無肥料で収穫した藁振りのみで水稲作りを行っています、収量は1割程度落ちますが、変なものが入っていないと思うと、とっても落ち着くお米が収穫出来ています。又、乾燥機での瞬間乾燥で無くじっくりじっくり1週間以上天日干しした後殻臼を行う為人手がここでも掛かります、土日に雨が続き殻臼が出来ず11月迄新米が食べれない時が有りますが、出来れば皆がこんな米作りに戻れば相模湾も含め自然も戻ってくるのにとささやかに思っている自分です。


・塚原の雑木林-カブトムシ 永井浩美様 
(撮影地 南足柄市塚原) 
「塚原の雑木林を守る会が発足し10年が経ちました。ヒノキの植樹地を切り開き、明神岳東麓台地に従来より生育している落葉樹を中心とした林地を目指し、毎月1回枝打ちや下草の草刈りなどの活動を実施しています。植樹当時50cmだった苗木は10mに達し、葉が生い茂る夏にはたくさんの鳥や虫などが訪れるようになりました。冬になると落葉し暖かい日光が差し込みます。今回出展した写真3枚はこの塚原の雑木林の今の姿です。」

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ご応募御礼

今回が第一回の「森里海」写真コンテスト。
募集期間が短く周知が足りなかったものの、約二か月の間に22名54点のご応募をいただきました。

環境写真コンテストの意味合いもあり、環境保護、再生への皆様の熱い思いを感じながら審査しました。
レベルの高い秀作が多く、身近な自然である田んぼ、また自然と戯れる子供たちを見守る温かい視線も多く、審査はとても難しかったです。
惜しくも選外となった作品にも、皆様の自然へのまなざしを感じ温かい気持ちになりました。
2014年度も開催予定ですので、ぜひ折々に撮りためてご応募いただければと思います。
ご応募いただきました皆様にはもれなくカレンダーをお送りします。
(賞品については前頁をご覧ください。)
ありがとうございました!

ブリの森づくりプロジェクト
メンバー一同






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