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2010年「9号台風の酒匂川」&「中曽根堤防嵩上げ工事」の続報

2013-04-23 23:30:50 | ブリ川-酒匂川の環境


2010/9/8、9号台風で酒匂川は氾濫水位に達しました。
取水堰も水門の上を水が流れていましたね。
このままいくと数時間で堤防決壊!?という危機感を感じた頃、
富士道橋の下流では本当に決壊水位に達し、避難勧告が出ました。
酒匂川流域に住んで○○年、こんなことは初めての事でした。


富士道橋下の堤防。

その時、堤防は実際、両岸ともこんな感じで壊れていたんです。
(その後修復されています。)


富士道橋橋桁。

砂の堆積もかつての1m以上は上がっている感じです。
(富士道橋付近はその後毎年浚渫されています。まだ以前のレベルには戻っていませんが・・・。)

・・・・・
現在中曽根の堤防嵩上げ工事が行われています。
まだ完成ではありませんが、だいぶ形になってきましたよ。

中曽根堤防嵩上げ工事

自転車放浪記(足柄縣ブログ)BAZUさんの記事を転載させていただきます。
http://blogs.yahoo.co.jp/bazu55555/30476732.html

3月にアップした「中曽根堤防嵩上げ工事中!」(ブリ森ブログ)
http://blog.goo.ne.jp/burinomori/e/f5ea687ca2f0a06d87b6b70586f56223
・・・・・

県によりこのような対策が取られていますが、
まだまだ安心できる状況ではありませんね。
酒匂川には飯泉取水堰があるため、その上流に砂が堆積し易くなっているのでしょう。
取水堰で取水した水は、主に川崎など都市部へ送水されています。

取水堰ができて約40年、長年の蓄積による川床の上昇は、一朝一夕で解消できるものではありません。

今酒匂川には、取水による水量低下、河口閉塞、海浜減少、藻場の喪失、水質の悪化、漁業被害など、様々な問題が出ています。

人間による自然の「利用過多」「破壊」などが、今「災害」という形で私たちに戻って来ています。

人口減や経済縮小などの将来を考えると、これからは出来てしまった施設を、より自然に近づける改良や、より自然に戻す選択を考える時に来ているのではないでしょうか。

最後にあの日の酒匂川をもう一度ご覧ください。

2010/9/8 酒匂川に「氾濫危険情報」が出た!
「箱根・足柄・酒匂川~聞き書きせむ山仕事を~ 」より
http://blogs.yahoo.co.jp/norako33530/18304547.html


(ぶり森のらこ)



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