ブリの森づくりプロジェクト  

~森の再生からブリの来るまちへ~  小田原市無尽蔵・環境(エコ)シティ  ブリの森づくりプロジェクト 

おだわら環境志民フォーラム 開催報告2011.11.19~20

2011-12-30 22:20:41 | 小田原市無尽蔵・環境シティ


11月19日~20日、小田原市無尽蔵環境シティ主催の「おだわら環境志民フォーラム」が開催されました。
ブリ森プロジェクトのプレゼンテーションも含めて、市のhpに要旨と全録版(議事録)が載ってます。
おだわら環境志民フォーラム概要報告書(講演の要旨集)pdf
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/global-image/units/88471/1-20120326192033.pdf

全録版(詳しい講義録おこし、分割pdf)
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/field/envi/environment_project/forum/2011forum.html

さらに当日オンライン配信されたustreamの動画が、「過去のライブ」として見れます。
ustreamの「おだわら環境志民フォーラム」(動画)http://www.ustream.tv/recorded/18628234
当日会場の大画面スクリーンも映ってますので概要報告書を読むより解りやすいです。
操作の仕方:リンク先は「小田原の環境変化と課題」(鈴木博晶)と「ブリの森づくりプロジェクト」(川島範子)の2講演で1本の動画です。
 リンク先のustreamでは動画表示サイズが小・中・大から選べます(動画の左上の記号)。中にするとパソコン画面右側で各講演が選択できます。 数十分程度の講演プログラム毎に配信アドレスが違いますので、下記プログラムを参考に見たい動画を選択下さい。さらに動画をご自分のパソコンへ保存できます。保存方法は例えばこちら

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「おだわら環境志民フォーラム」 2011.11.19~20
会場:小田原生涯学習センターけやき
「3.11時代の転換期に立たされた私たちが、生き方を見つめ直し、今何に気づかなければいけないかを考えます。」

11月19日
9:30  開会
10:00 趣旨説明
10:10 詩の朗読
10:15 基調対話 森里海連環「魚つき林思想に立った生き方とは」
11:30 プレゼン「ブリの海」昭和の映像
12:00 休憩 60分
13:00 ミニ講演①「食とどう向き合うか」
13:20 ミニ講演②「放射能とどう付き合うか」
13:40 ミニ講演③「今までの生き方を正す」
14:00 ミニ講演④「エネルギーを考える」
14:20 ミニ講演⑤「緑の国へ〜生まれ変わる日本日本の再生」
14:40 休憩
15:00 パネルディスカッションⅠ「私たちの生き方をみつめる」コーディネーター 野中ともよ
    パネリスト 上田勝彦 菅野 哲 大熊 孝 稲本 正 太田猛彦
16:50 一日目 閉会

11月20日
8:30 会場
9:00 開会
9:05 「小田原の環境変化と課題」鈴木博晶
9:20 「ブリの森づくりプロジェクト」川島範子
9:30 「報徳の森プロジェクト」 近藤増尾
9:40 まとめ 「これからの環境(エコ)シティの取組」 鈴木博晶
10:00 パネルディスカッション2 「小田原の豊かな海のために」コーディネータ 野中ともよ
    パネリスト 高橋征人 武井正 上田勝彦 石戸谷博覧 篠本幸彦 加藤憲一
12:00  休憩
13:00  基調講演「森林の変遷とその機能〜森・川・里・海のつながり〜」
14:00 パネルディスカッション3 「小田原の森の再生と暮らし」
    コーディネータ 太田猛彦
    パネリスト 神山洋介 辻村百樹 近藤増男 永井壯茂 田中 克 畠山重篤 杉山精一
15:50 閉会
主催:小田原市.おだわら環境志民フォーラム実行委員会
後援:林野庁、関東林管理局、環境省、神奈川県、箱根町、真鶴町、湯河原町、小田原市教育委員会、小田原市自治会連合会、小田原箱根商工会議所、小田原観光協会、神奈川新聞社
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前日の飾りつけ。


森は海の恋人の畠山さん。


水産センターの石戸谷さん。


ブリ森プレゼン。


地元辻村さんや、小田原市外二ケ町森林組合の近藤さん、東大名誉教授の太田先生など、盛りだくさんのパネルディスカッションで盛り上がりました。


ブリ森のパネル展示もありました。


大変有意義な2日間でした。


白銀山の森をつくろう!

2011-12-18 19:55:55 | 小田原山盛の会
11/26(土)、白銀山ヒノキ林に、たくさんの市民が来る日がやってきました。
ブナ林に囲まれたヒノキ林整備は、プロジェクト発足後第一回目の市民参加のイベントです。
白銀山ってどんな所だろうと、興味を持って来てくださった方が意外と多いです。


山頂は霧。
林内一周、プロのデモンストレーション、枝打ち作業、ブナの倒木見学と続きます。
林内一周では、ブナの点在する林内の様子や、間伐後の自然更新や実生苗移植の話をさせていただきました。


デモンストレーションでは材を玉切って内部の様子を見て頂きました。





午前中は枝打ち、午後は間伐作業をしました。
山頂はかなり冷え込んでおり、作業でだんだん体が温まってきました。
現場が寒いため、交流会は下山後とし、駐車場にて自己紹介をしました。
漁協の方も5名来て下さり、昔ブリ漁をしていた方のお話を聞くこともできました。

終了後はこの日のインストストラクターを務めてくださった森のなかまのメンバー、
森のめぐみ、山盛の会メンバー合同の反省会が行われました。
今後の活動に向け様々な意見がかわされ、大変有意義な一日となりました。
ご参加くださった皆さん、本当にありがとうございました!

小田原山盛の会 概要

2011-12-12 20:23:12 | 小田原山盛の会
小田原山盛の会おだわらやまもりのかい
箱根の裾野の自然に学び、生物多様な森づくりに生かします。


「木から学び、自然から学んだ山づくりで、人工林に新しい風を吹きかけたい…。」そんな思いの会長は、経験豊富な山仕事の本職です。




月に2回の作業日には、枝打ち間伐や山仕事の技術を学び、山キチ?仲間と和気あいあいの作業をします。


春夏のシーズンオフには箱根周辺の森林で、博物学者田代道彌さんによる、動物・植物・野鳥の観察会を開催。




その他に早川と箱根をつなぐ「関白道」整備の笹刈り作業。


箱根の秘境・須雲川のクリーンハイク。


秋には有志による外来種セイタカアワダチソウの駆除、間伐材による木工作業など。
地域保全に貢献し、生物多様な、美しい森の再生を目指します。
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会員・会友随時募集!作業日は小田原駅西口am8:20集合。pm3:00頃終了です。
希望者にはチェーンソー、刈り払い機などの機械の講習を行います。
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会費; 正会員3000円 会友1000円
障害保険; 年間2000円  
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小田原山盛の会 任意団体
会長; 大森良一 
事務局; 川島範子 
〒250-0853小田原市堀之内23-4 
電話fax; 0465-36-4815
携帯; 090-9349-7014
メールアドレス; norako.k@nifty.com
小田原山盛の会事務局のブログ
箱根・足柄・酒匂川~聞き書きせむ山仕事を~



ブリの森づくりプロジェクト

2011-12-10 12:30:22 | 本プロジェクトの活動趣旨・構成団体

ブリの森づくりプロジェクト  
~森の再生からブリの来るまちへ~ おおきな魚付き林をつくる 
箱根・小田原の山が、大きな魚付林として機能していたのはいつの時代でしょうか? 
昭和29年ごろ、小田原は1年に57万本のブリが水揚げされた、
日本一のブリ漁場でした。しかし平成21年はわずか290本。
これは昔は57万人だった都市が、気がついたら290人になっていたのと同じくらい
危機的な状況です。


森の広葉樹がつくる腐葉土は、命を育てる豊かな水をつくり、川を伝って海に流れ、
小魚を育てます。そしてそれを求めてたくさんのブリが集まり、
小田原のまちのにぎわいが生まれました。
命あるものすべては、網の目のようにつながって共存していました。
現在の小田原は山の稜線まで人工林になり、川はいたる所がせき止められ、
海はすっかり生き物が減ってしまいました。
森川海のつながりが途絶え、多様な生態系が失われました。

そこで私たちは「森の再生からブリの来るまちへ」をテーマとし、
まずは手入れ不足の人工林の整備から始めました。
腐葉土のない人工林は、枝打ち間伐によって地表に光を届け、
適切な採光により下層植生の回復を図ります。


そして地域の自然植生を大切にし、腐葉土を作る広葉樹、照葉樹の成長を促します。
必要な所は植樹を行います。
長く地道な活動が必要ですが、
いつかこの山並みがもう一度大きな魚付き林となるように、
地域に根ざした森づくりを一歩一歩進めたいと思います。

続きはこちらをご覧ください。ブリの森プロジェクトpdf