
岸田劉生という画家については、「麗子像」のあの妖異な画風の人
というぐらいの知識しかなかった。
でもこの「劉生日記」を古本屋で、500円で手に入れてから
気になって気になってしようがなくなってきた。
この日記は、昭和27年に出版されているのだが
記述は、大正11年、一年間の絵日記。500頁余りある。
ほとんどすべてにわたって娘・麗子のことが語られている。
寝床に入って、麗子とふざけたり
風邪をひいた麗子の身を心配したり
とても繊細で、こまやかな愛情が感じられる。
劉生、31歳のときの一年の絵日記。
彼は、この後、震災で京都へ逃れ
7年後、満州からの旅の帰路、山口で亡くなっている。
褄黄さんの文章読んでいたら
「麗子像」を「智恵子抄」
岸田劉生を中島敦と読み間違えてしまいました...
upなされた本の装丁
中島敦の本に似合いそ....
ちょっと前に出版された本で
紙などの素材に凝っているのが多いですね。
今の時代では、けっしてコンセプトに
なりえない「重厚さ」があったりして
手にした重みは、なかなかいい。
中島敦のファンって多いですね。
戦中の家族にあてた手紙(戦地から)を読んだことがあります。
★
ぼくは、家族との関係では、
智恵子抄よりも
八木重吉の子、桃子を書いた詩
八木の死後の妻のこと
そのへんに強く興味があります。
少し前、京都近代美術館の河井寛次郎展へ行ったのですが、常設展に小さな「麗子」が出ています。麗子の絵はホントに濃いなあ、と感じ入るところがあったのでちょっとここに書いてみました。あの濃密な魅力はやはり、愛なのですね。
>ヨシダさん
ありがとうございます。まだ、特定できませんが。
「麗子」、絵日記を読んで、俄然興味がわいてきました。
ぜひ、見に行きたいと思っています。
ところで、NATURAって、
いい雰囲気で写りますね。
ヨシダさん、ぼけた僕が悪いのですが
正体あかしてください。
すぐ「お顔」にたどりつけますから。
メールは、ぼくの
「文屋」のメインサイトからたどれます。
さて、NATURAはかなり面白いカメラなのですが、結構よく写るだけに、もうちょっと自由度があったらいいのにと思ってしまいます。あの個性的な写りは手に入れたいけれど、価格と機能(ちょっとデザインも)を考えると自分で買うのは二の足を踏むという感じですね。トイカメラとして割り切れないところがある。商品企画というのは難しいですね。
NATURA、結局は、
ISO1600の高感度フィルムを使って
ストロボを凍結させねるわけですね。
それならば
たとえば、ストロボのない
ローライ35にこのフィルムいれたらいいわけだ。
それとも、三脚でも一脚でも固定して撮ればいい
のかな。
梅田で、ローライ35が、28000円で
うっていましたから、これもいいですね。
写真やっておられるのですか。
今後とも、よろしくおつきあいください。
ぼくは、クラシックカメラのファンですが
カメラ、結構余ってますよ。
レンズ部分を引き出して前面のダイヤルで設定するなんて
儀式めいていて素敵です。ちょっと難しそうですが。
これが3万しないなら、ナチュラより安い。
私は、フィルムカメラはずっと使っていなかったのですが
最近CONTAX T2をぼちぼち使っています。
でも、撮るぞ!と勢いつけないとなかなか撮れないものなんですよね。
フジフイルムのサイトによると「NATURA1600フイルムは、-2EV
までの完璧なアンダーラチチュードを持つISO400フイルム」
ということで、ISO1600のフィルムで+2EVくらい露光過多で撮ると
暗い部分もきれいに、明るい部分も白飛びせずプリントできる
というものです。確かに人物スナップとかはこれでいい感じなのですが
渋い写真を撮ろうとすると、ちょっと明るすぎて味わいにかけます。
最近のネガフィルムってホントに進化してますね。