N&W H2a オープンホッパーカー

2006-11-23 16:48:57 | 米国型貨車
いつもお世話になっている イナ@ペンさまのブログ 11/20のエントリ 今日のハドソンヤード界隈(11/20/06) でノフォーク サザン(NS)の石炭車が話題になっています。シルバーのTop-Gonは格好よいし、茶色のCR車も渋くて好きです。
でも一番気になるのはノフォーク&ウエスタン(NW)のレポーティングを付けたN&W生え抜きみたいなH-11とかなのです。

N&Wの "Hなんとか" といえば1950年代趣味の私が真っ先に思い出すのはH-2Aです。
1948年から13500輌が製造された70トン3ベイホッパ車で、模型ではMDC ラウンドハウスからこの塗りが発売されていました。しかし、実物が8パネルであるのに対し、この模型は9パネルのトリプルベイなので所詮は妄想塗り。
いわゆる "Kids don't try this at home ! " というヤツですね。
それでもピークドエンド エクステンションを取り付けると俄然N&Wらしさが出ます。
ただ、製品そのままの台車では形がちょっと異なるのと、腰が高いのでイメージがちょっと違います。そこでデザインの似ているアサーンの台車に変えると、腰も下がりなかなか良い感じになりました。元々この製品はKadee #5を付けると位置が高すぎるので、私は#23 オーバーセット シャンクを使用していました。この台車振り替えの結果、ドラフトギアの位置が下がり#5がそのまま使えるようになって一石二鳥でした。

この模型はMDCラウンドハウスがアサーンに合併吸収される直前に、Web直販でバーゲンプライスだった "ナンバー違い12輌セット" を入手したものです。 
そもそもN&Wに入れ込んでいたわけではありませんでw、最初からPRRがリースしたこの車輌↓を作るつもりでした。


PRRは1950年代半ばにそれまでのH-21系クワッドホッパーが疲弊したために、置き換えのH-35トリプルホッパーを作り始めました。それでもホッパー車は不足気味で、1956年にN&Wが3500輌製造したH-2Aのうち2000輌をリースしたのです。(当時PRRはN&Wの株式の48%を保有して経営をコントロールしていました)

プロトタイプの塗装はN&Wの不要な箇所のみ黒ペンキで塗りつぶし、PENNSYLVANIAのレタリングとロードナンバー、プレーンキーストンのヘラルドを書き込んでいました。
模型はそれを表現するために、黒塗装したデカールシートを貼りつけた上からチャンプのシャドウキーストーンデカールを加工して貼付けてあります。

これも↑↑のN&W同様、所詮はパネル数の違うモデルの妄想塗りに過ぎません。
ブロードウェイからきちんとした製品が出た今となっては噴飯ものだと思います。
まさしく "Kids don't try this at home ! " の見本でしょう。
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