自閉症の人でも「聴覚優位」の方にも視覚支援が有効であることを書いて書いています。
「聴覚」による情報には欠点があります。それは短期記憶、作業記憶を補う情報としては弱いのです。どんなに「聴覚」でのインプットが得意な方も、多くの人間がメモをとります。
それは「視覚」の情報は消えないという長所をいかしているからです。
「聴覚優位」の自閉症の方も視覚的な情報を整理して伝える構造化を活用することは、記憶を維持することができます。
どんなに聴覚情報を記憶できたとしても、細部を強くみる特性による刺激の影響をうけますので、やはり記憶し、注目するには視覚的な情報を活用することが重要なんです。
繰り返します。
「聴覚優位」を理由に構造化の指導をこばむのは、心理的な感情が見え隠れします。あえて、言語性・動作性の差異の表現をさけて、「聴覚優位」という表現を使っているのが、対「視覚優位」を協調させます。しかし、聴覚優位にしても、言語性が高いにしても、視覚的な構造化を使わない理由にはなりません。
視覚障害をもち、視覚的な情報が読み取れないかたも、具体物、点字などで、やはり構造化を活用します。
下手な小細工で構造化された指導を否定する専門家※もいますので、その時は
「全人類に構造化は有効です」を思い出してください。
※そんな専門家は、そもそもプロではないのでは?
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#自閉症 #発達障害 #相談支援
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