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公企労レポート、再び始めたいと思います。
今回は、森原総評議長の談話です。
【同じ公労協の中で、動労と国労とが路線の違いが根底にあって、総評大会が引き金になったということになっていますが、今回、動労の公労協からの脱退をどのように受け止めておられますか】
社会党案を基本、総評を舞台に対応
動労の言い分は、総評は国労に片寄っている、雇用を守るために骨身を削っていないではないか、そういう国労に加担をして、動労を袖にしたと言っておりますが、私はそれ自体は全く間違っていると、私も総評の闘争委員会の副議長をやっている訳ですが、どちらかと言えば国労をずいぶん厳しくたしなめて、動労の意見を吸い上げながら一つのものへ纏める努力をしてきたつもりです。従って大変不満に思っています。
ただ、だからと言って動労はけしからんと言って見ても意味のないことで、問題は国鉄闘争を成功させることが、これからの総評運動、労働運動にとって一番重要だろうと、これが成功するとすれば動労も反省しなくてはならないだろうが、今の段階でとやかく言うべきではなく、まずもって国鉄闘争の成功のために全力をあげようという立場をとっております。
【公労協へも脱退通告していますが、もう説得の余地はないのですか】
引き続き、説得の立場はとって降りますが、事実上今の段階ではどうにもなりません。総評のぶだいに移っています。
【動労の言い分だと、社会党案にしても、総評の決定にしても日頃従ってきたのは動労で、その決定を破ってきたのは国労ではないかと・・・】
国労自身も組織が混迷してきたことも事実ですしなんとしても雇用と組織を守るという労働基本運動本来の姿に立った方針をきちっと立てろということを言ってきた訳です。
なんとしても内部ですっきりしないとだめだということを言ってきた訳ですが、結果がああいうことになったわけですから、今度は総評段階でさらに説得をしていきますけれどもまずもって国鉄闘争は、社会党案を基本にしながら総評を舞台に闘っていくしかないと思います。貶しても意味のないことですから。
【だんだん公労協も寂しくなりますね。公労協としか何か手を打つといったことは・・・】
代表幹事の中で努力は引き続きやっていますが、見通しは極めて暗いです。
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