2013-23
「2012年本屋大賞第一位」だそうだ。
ベストセラーとは知っていたし、辞書作りにまつわる話と聞いていたから、硬い話だと思っていた。。。
ものごとに集中してしまうと周りが見えない馬締(まじめ)は、その凝り性の性格から新しい辞書作成の部門に抜擢されてしまう。長い年月をかけ、一つ一つ用語を吟味しながら辞書作成が進む訳だが、その途中に挿入される様々な出来事に触れられる。下宿先のおばあさんの孫娘で料理人を目指す香具矢に対するぎこちない恋、軽いノリを見せながら実は辞書作りに熱情を注いでいく同僚の恋愛事情、華やかな人気雑誌の編集部から移動させられた若い女性の戸惑い。。
不器用にしか生きられない若者に対し、その一途となる背中を押してくれる一冊。
だが、辞書という、広く深い言葉の海に漕ぎ出していく舟であり、個人的には、もっと荒れた海や、はらはらさせる癖のある漕ぎ手がいても良かったのではないかと思ってしまった。
ライトノベルズに当たるのか? 古典書を思わせる表紙を取ってみると、まさしく軽いノリの絵が描かれていた。。。
「2012年本屋大賞第一位」だそうだ。
ベストセラーとは知っていたし、辞書作りにまつわる話と聞いていたから、硬い話だと思っていた。。。
ものごとに集中してしまうと周りが見えない馬締(まじめ)は、その凝り性の性格から新しい辞書作成の部門に抜擢されてしまう。長い年月をかけ、一つ一つ用語を吟味しながら辞書作成が進む訳だが、その途中に挿入される様々な出来事に触れられる。下宿先のおばあさんの孫娘で料理人を目指す香具矢に対するぎこちない恋、軽いノリを見せながら実は辞書作りに熱情を注いでいく同僚の恋愛事情、華やかな人気雑誌の編集部から移動させられた若い女性の戸惑い。。
不器用にしか生きられない若者に対し、その一途となる背中を押してくれる一冊。
だが、辞書という、広く深い言葉の海に漕ぎ出していく舟であり、個人的には、もっと荒れた海や、はらはらさせる癖のある漕ぎ手がいても良かったのではないかと思ってしまった。
ライトノベルズに当たるのか? 古典書を思わせる表紙を取ってみると、まさしく軽いノリの絵が描かれていた。。。