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本好き,音楽好き,映画好き,でも時間なし.ブログを通じて世界が広がればいいな..

「近畿地方のある場所について」 背筋

2025-02-27 22:10:30 | 今日の一冊
 読者からの投稿、といった形式も取り入れ、「近畿地方のある場所」という詮索したくなるタイトルをつけたホラー小説。元々はネットの投稿サイトに挙げたものを小説化したらしい。  「ある場所」に関して、少しずつだが、かつて話題となったホラーの良いとこ取り、いや、怖いところどりをしているように感じる。学校の怖い話、こっくりさん、口裂け女、ビッグフット、台湾の赤い封筒「冥婚」、残穢、そしてリングなど。 個人的 . . . 本文を読む

「コーチ」堂場瞬一

2024-05-12 22:40:25 | 今日の一冊
タイトルそのままの小説。さりげないアドバイスを得て事件を解決していく若手刑事達が、今度は現場を離れざるを得なかったコーチを、恩返しのつもりで表舞台に引っ張り出そうとする。アドバイスの仕方は、警察に限らず、どの社会でも参考になる物語。 . . . 本文を読む

『呪われた町』 スティーヴン・キング

2021-01-11 07:27:34 | 今日の一冊
新年読み始めの一冊。 新年早々で、このタイトルか、と言われそうですが、特に意味はありません。 単にホラー好きなだけです。 『キャリー』でデビューを飾ったスティーヴン・キングですが、これが第2作目になります。 ちなみに初期の傑作3S作品とは、『ザ・スタンド(The Stand)』『シャイニング(The Shining)』、そして本作『呪いの町(Salem's Lot))』とされています。吸血鬼物の金 . . . 本文を読む

「教科書で出会った名詩100 」

2015-05-23 01:00:58 | 今日の一冊
2015-5  さて、100編もあるけど、いくつ知ってるかな~、と思って買ったのだが、ほんのわずかだった。それも、さわりだけ。そういえば、国語の授業で詩の鑑賞って言うのは苦手だった気がする。行間に込めた作者の気持ちを読み取れる自信はないし、それを人前で発表するなんて嫌だったのだろうと思う。それに、休み時間となると、校庭や廊下を走り回っていた男子に、詩の鑑賞なんて無理だと思うのは、私だけか。   . . . 本文を読む

「想像ラジオ」 いとうせいこう 著

2014-03-30 23:57:14 | 今日の一冊
2014-12 少しだけ想像してみよう、いや、耳を澄ませてみよう… この世を去ったものが発したかった言葉。 その瞬間は様々だし、伝えたかった言葉も無限だろう。 痛みや苦しみ、そして後悔の念ばかりでもない。残したものの身を案じ、それまでの感謝の想いだってあるはずだ。 今日も明日も、自分の言葉を伝えたいDJが生まれ、またそれを聞くことのできるリスナーが生まれる。 生者には聞こえないラジオ。 でも . . . 本文を読む

「文豪てのひら怪談」 東 雅夫 編

2013-08-28 21:38:53 | 今日の一冊
2013-39 またこんなの読んで。。。 と、言われそうだが、この暑さを紛らわすには仕方ない というか、ホラー好きなのだからしょうがない。 2003年夏に誕生した「てのひら怪談」。 これは、オンライン書店ビーケーワンが公募した時のルールに基づいている。 つまり、800字という「てのひらサイズ」で書かれた怪談であるのだが、なぜ、この字数かというと、当初ブログで公開する際、画面で見やすいという理由 . . . 本文を読む

「日本人の知らない日本語」 蛇蔵&海野凪子

2013-08-23 00:44:42 | 今日の一冊
2013-38 面白いのはわかっていたけど、わざわざ買ってまで。。 と思っていた。 だが、ブクレコ仲間のレビューを読んでいると、つい欲しくなってしまうのだ。。 日本でなら、外国語が話せなくても日本語教師が務まるらしい。 じゃあ、私だって。。。 でも、 ・「袖ビーム」ってなんですか? ・カレーをいれる金属の入れ物は何といいますか?    と聞かれたら? ・任侠映画マニアの上品なフラ . . . 本文を読む

「偉人たちのカルテ 病気が変えた日本の歴史」  篠田達明 著

2013-06-02 21:39:37 | 今日の一冊
2013-25 聖徳太子の痘瘡(もぐさ)から始まり、桂小五郎の痔・歯痛・ 膵がん?の35人余りまで、いやぁ、でるわでるわ。 藤原道長の糖尿病や平清盛のマラリア?猩紅熱、と有名な ものまであるが、すみません、そんな武将、名前しか知り ません、っていう人も登場してくる。 時代順にはなっているが、かなり歴史に精通していないと 楽しめない。その一方、どうしてその診断がされたのか、 の根拠の記載 . . . 本文を読む

「村上朝日堂はいほー!」  村上春樹 著

2013-06-01 21:31:50 | 今日の一冊
2013-24 村上春樹がブームだけど、読んだことがないしな~、と思っていたところ、 ブクレコ仲間の樽井さんから、手始めにエッセイを勧められた。 この変わったタイトルを手にしたのは、たまたま近くの本屋にあったから。 1983年から5年間にわたり書かれたものであった。 ジャズや海外の小説といった、いかにも人気作家らしいものから、普通の 人なら見のがしてしまいそうなちょっとした社会の出来事 . . . 本文を読む