井財野は今

昔、ベルギーにウジェーヌ・イザイというヴァイオリニスト作曲家がいました。(英語読みでユージン・イザイ)それが語源です。

エスカレーター警察はいないの?

2021-02-09 21:50:15 | 日記・エッセイ・コラム
世の中全て「ちょうど良い」を判断したり、実行したりするのは、とても難しい。

日本人みんなが気をつけたおかげで、感染症が見事に抑えられたことは、とても嬉しい。
毎年ひいていた風邪を、今年は全くひいていない。ましてやインフルエンザなぞ、どこにも見かけない。これはありがたいことだ。

しかし、飲食店が20時で閉まったり、この寒空の中、窓を開けて走る電車などは「ちょうど良い」から逸脱している、と見る。

先日は、電車の窓を開けてまわるおじさんに遭遇した。よほど頑強な体の持ち主なのかもしれないが、少なくとも私は体温が下がり、抵抗力が弱まり、病気になりやすい状態になる(から、やめていただきたい)。

一方「マスク警察」に遭遇したことはないが、寒空の中を歩きまわるには、マスクが暖かいので、とても具合が良い。冷たい空気が、直接のどに入るのを防ぐという意味で、マスクは効果があると思う。ウィルスを防ぐ意味はなさそうだが、それでも意味を見いだせる。

一方、炎天下の夏は、熱中症の危険度が上がるので、基本的にやめたが良いと思う。なのに、昨年の夏は皆さんマスクしていたなぁ。「ちょうど良い」ではない例である。

とにかく、ここまでマスク着用が徹底し「マスク警察」まで出現するとは、感心するやら……やら。

国民に「お願い」するだけで、ここまで徹底した習慣になったのは、生まれてこの方初めてだ。

他方、同じ国民に「お願い」しても、全く見向きもされないことがある。

エスカレーターである。

「二列で」「エスカレーターでは手すりに捕まって」
と、日本エレベーター協会が何年も前から呼び掛けているのに、誰も従わない。

二列の方が輸送量が増え、待ち時間も減るから、混んでいる時は二列の方がずっと良いのに。

「習慣だから」という人がいる。
そうかもしれないが、これは比較的最近の習慣だ。

私が初めてヨーロッパに行った1985年、ドイツの地下鉄のエスカレーターに「Rechts stehen」(立つのは右)と書いてあって、感心したのだ。
話には聞いていたが、その習慣を目の当たりにしたのは初めてだった。

つまり、この時点で日本に「片側空ける習慣」は無かったのである。

だから、長く見積もって30年の習慣だ。

されど30年、ということか?

エレベーター協会の言う事に従うと、「場の空気を乱すヤツめ」という目で見られる変な状況になっている。
エスカレーター警察、誰かやらないかなぁ。