薔薇貫入釉 本間友幸の陶記

陶芸家 本間友幸が生み出す陶器=薔薇貫入釉の世界
  

窯のお手入れ

2017-12-16 07:28:06 | 陶歴
窯はレンガでできていますが、その回りは金属板で囲まれています。
長年使っていると金属板が錆びて腐食していきます。
原因は粘土を焼いているから。
粘土からの水分が水蒸気になり窯の隙間(火吹き穴など)から放出されるからです。
100℃を越えても結晶水が放出されるので、かなりの高温まで密閉はしません。
何度で密閉するかによっても釉薬や上絵の発色が変わるんですが、そこまで気を使う方は余りいませんね。
昨日は錆びたところを耐熱ペンキでお手入れ。
耐熱ペンキは車のマフラーに使われるペンキです。
暖かい時期に手入れをすべきですが、なかなかできません… 。
窯の余熱で乾かしながらの塗装でした。
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