薔薇貫入釉 本間友幸の陶記

陶芸家 本間友幸が生み出す陶器=薔薇貫入釉の世界
  

普通?の灯りとり

2006-06-27 00:15:05 | 灯りとり
釉象嵌をしていない灯りとり。

それは器から漏れる光が壁に映り、その模様や器を楽しむ。

多くの陶芸家が一度は作った事のある作品でしょう。

写真の作品は、通常の灯りとりをアイアンベースに吊してみたものです。


釉象嵌

2006-06-25 10:34:30 | 薔薇貫入釉
まず陶芸においての象嵌とは、
半乾きの器に文様を彫り、その部分に違う色の粘土を埋め込む技法。
一体感のある文様になります。

薔薇貫入釉釉象嵌は、文様部分に粘土ではなく薔薇貫入釉薬を埋め込
んであります。

貫入が光で透けてみえます。
蛍の光のような優しい光を放ちます。

灯りとり

2006-06-24 00:09:38 | 灯りとり
陶器の灯りとり。
通常は器に穴等を開け、器の中に電球などを入れ壁や床に映る光を楽しむ。
よって穴の開け方が重要。光が主役で器は脇役。

薔薇貫入釉作家としては、貫入釉薬が主役で、なおかつ光を使う事により貫入の違う見せ方をし、貫入釉薬でしかできない「灯りとり」を作れないかと考えました。

その思考から生まれた作品が「薔薇貫入釉釉象嵌灯りとり」です。


個展

2006-06-23 11:56:49 | 個展
本日23日(金)より、海辺のギャラリー左馬(青森県八戸市大字金浜字下山37-37)さんにて、作陶展を開催しています。

今回の個展で30回目の個展になります。
わずか数年の作家活動、そして私30歳の節目の歳に個展30回とは、自分でも驚くばかりです。

左馬さんでは薔薇貫入釉を中心に、青瓷・粉引・黒釉カイラギ・穴窯焼き締め等、新作150余点展示即売しております。

詳細はギャラリー左馬(℡ 0178-38-2021)さんまで。

碧い薔薇

2006-06-22 00:46:06 | 薔薇貫入釉
2003年9月作陶十周年記念展を、地元長野市の八十二銀行本店「ギャラリー82」さんにて開催しました。

記念展にて発表した新色 薔薇貫入釉=碧(青)薔薇貫入釉。
写真は記念展で最も好評だった作品の一つです。

薔薇貫入釉 四方皿「光彩の薔薇」
翌年2月 テーブルコーディネート展にて入選した作品です。





二つの薔薇

2006-06-20 23:41:11 | 薔薇貫入釉
ブログ開設しました!

「薔薇貫入釉」を主に作陶しています。
作品の紹介や展示会のご案内を中心に掲載していく予定でおります。


「薔薇貫入釉」とは・・・・
土と釉薬の収縮率によってできる釉薬の細かいひび(貫入)を薔薇の模様に発展させました。

写真の作品は「光彩の薔薇」シリーズの一つで、オレンジ薔薇貫入釉と白薔薇貫入釉のグラデーションが見所の作品です。
大鉢の中に二つの薔薇を咲かせました。